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はじめに (中川 徹、2014年 8月 7日): このページは、技術分野を主としてロシアで開発されたTRIZ(トリーズ)とそれから発展してきた「創造的な問題解決の方法」について、基本から学ぼうとする人たちへの、入門のための記事を整理して示したものです。 本サイト(『TRIZホームページ』)の名前も、このページの上段中央にも、「TRIZ」という語を使っていますが、いわゆる「古典的TRIZ」や「現代のTRIZ」よりもさらに発展した、もっと広い範囲の方法を取り扱おうとしております。私はいま、「創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論」(略称:CrePS (クレプス))という言葉を使い始めていますが、まだまだ知られていませんので、「TRIZ」をそのような広義の意味に使うことがあります。 また、対象の人々を「技術者、研究者の皆さん」と書いていますが、分野に関しても、「技術」を中心にしてずっと広い領域(学問分野でいえば、理・工・薬・農・医など、産業分野・職業分野でもまたいろいろ)に関係していると理解ください。企業の技術者・研究者だけでなく、大学や研究機関や病院などで研究・開発に携わっている皆さん、あるいはビジネスマンや主婦の立場でもいろいろな改良を考えている方などまで含めて、お読みいただけるページです。 入門者向けに分かりやすくきちんと書かれているもので、比較的新しいものを選びました。方法についても、適用事例についても、もっともっと多くの記事がありますが、本ページ掲載の記事の要点を理解されましたら、ご自分で適用、実践を始められることをお勧めします。そして、続いて、「適用・推進の実践者の皆さんに」のページにお進みください。また、「学生と社会人の皆さんに」という入口ページにも沢山の参考記事があることと思います。 質問、意見、関連情報、適用事例、実践報告、研究ノート、紹介記事、解説、論文などを、ぜひご寄稿ください。 |
注: 各記事の性格を5色で区別しています。
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旧 or 詳細)。
なお、印は、この入口ページとして書き下ろした記事、あるいは、特に推奨される記事です。
記事の末尾にあるのがリンクのマークです。日本語HTMLページ、
日本語PDFページ、
英文ページ。
末尾の( )内の年月日は、そのページの作成掲載日、および更新掲載日です。印は、1年以内の新しい記事です。
技術者・研究者の皆さんへの入門のページ
この入口ページの趣旨と内容 = 入口ページの目次 (記事の構成)
この入口ページの趣旨・内容として上記トップに掲げましたものは、すでに本ホームページ中に沢山の記事があります。そこで、それらの中から精選してここに配置しました。それらの項目を、目次として以下に示します。(2015. 3.27 この目次作成)
本ページの先頭 | 目的 | TRIZとは | TRIZ情報源 | 歴史と現状 | 基本的な考え方 | 知識ベースと諸方法 | 発展 | 適用事例 | 習得・実践 | 討論 | その他 | 英文ページ |
(1) 「創造的な問題解決」の目的と意義
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創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (CrePS)−そのビジョン (中川 徹)
(2013.10. 3; 10.25)
人類の文化はすべて、長い年月(数百万年とか数十年とか)をかけて、無数の人たちが行った「創造的な問題解決・課題達成」の成果として得られたものである。だから、われわれの身の回りのものすべて、社会のすべては、そのような成果の無数の積み重ねを含んだ事例である。しかし、そのような成果を達成した方法は必ずしも十分に意識されず、記録されていない。そのような方法を学び、明確に作り上げ、適用して行けるようにすることが、大事なことである。それが、われわれと将来の世界や生活を良くしていく力になる。(TRIZに限定せず)「創造的な問題解決・課題達成」のための方法一般を確立し、それを広く普及させて、国中の(また世界中の)問題の解決、課題の達成のために適用していくことが望まれる。それをわれわれの目標にしよう。身近なことを取り上げつつ、社会の中で仕事をしつつ、ずっと大きな目標を意識していこう。その方法論の基盤はいまCrePSの「6箱方式」というパラダイムで明らかになってきたのだ。これが、2013年10月末の日本創造学会、および ETRIA TFC2013で発表した表記の論文のビジョンです。
(2) TRIZとは
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解説: 技術革新のための問題解決技法TRIZ/USIT 〜その思想・方法・知識ベース・ソフトツール 〜 (中川 徹)
(2004. 3. 3)
知識創造支援システムシンポジウムでの発表。TRIZおよびそれを簡単にしたUSITについて、その 全体像を初めての人にも分かるように解説したもの。私が1997年に初めてTIRZに接して、その約7年後に話したときの、最新のTRIZ紹介、私自身が 消化したTRIZ紹介です。(これより前にもいくつものTRIZ紹介を書いていますが、現在の観点から見て、まずこの紹介を読んでいただくとよいかと思い ます。)(1時間の講演ですが、文章と図だけを載せていて、スライドを掲載していないことに気がつきました。後日スライドも掲載するようにしましょ う。 〈2014. 9. 3))
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技術革新のための問題解決技法TRIZ/USIT 〜その思想・方法・知識ベース・ソフトツール 〜 (中川 徹)
(2005.11.30)
上記の発表を、正式論文として日本創造学会論文誌 2004年号に掲載したもの。
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解説連載: 技術革新のための創造的問題解決技法!! TRIZ (中川 徹)
(開始: 2006. 1.13; 最新: 2006.11. 1)
産官学連携のための月刊誌『InterLab』誌に、2006年〜2007年にわたって全22回の連載をした。 TRIZをその基本から説き起こして、全体像が分かるように、各回の構成を考えながら説明していったもの。
第1回: TRIZとは何か FAQ
(2006. 1.13)
第2回: TRIZの成立と普及 (1) 旧ソ連での成立と発展
(2006. 2. 1)
第3回: TRIZの成立と普及 (2) 米国と欧州での展開
(2006. 3. 6)
第4回: TRIZの成立と普及 (3) 日本と韓国での受容と普及
(2006. 4. 4)
第5回: TRIZ/USITのやさしい適用事例 (1) 裁縫で短くなった糸を止める方法
(2006. 5. 9)
第6回: TRIZ/USITのやさしい適用事例 (2) 書店で万引きを防ぐ方法
(2006. 6. 6)
第7回: 知識ベースを活用するTRIZ (1) TRIZの知識ベースとソフトツールの概要
(2006. 7. 4)
第8回: 知識ベースを活用するTRIZ (2) 科学技術原理 (Effecs)のデータベースとその使い方
(2006. 9. 6)
第9回: 知識ベースを活用するTRIZ (3) 技術システムの進化のトレンドの知識ベース
(2006. 9. 6)
第10回: 知識ベースを活用するTRIZ (4) 機能目標から実現手段を探すデータベース
(2006.10. 4)
第11回: 知識ベースを活用するTRIZ (5) 「40の発明の原理」の学び方と使い方
(2006.11. 1)
第12回: 知識ベースを活用するTRIZ (6) 問題に応じた発明原理を知る「矛盾マトリックス」
(2006.11.29)
第13回 TRIZ/USITのやさしい適用事例(3)ホッチキスの針をむしゃげなくする方法
(2007. 1. 7)
第14回 TRIZ/USITの導入・適用・推進のしかた (1) マネジャのための勘どころ
(2007. 2.15)
第15回 TRIZの基本概念(1) TRIZのエッセンス: 50語による表現
(2007. 3. 1)
第16回 TRIZの基本概念(2) システムとは: 問題の体系と技術システムの概念
(2007. 4. 5)
第17回 TRIZの基本概念(3) 「場」:力、相互作用、場、エネルギを包括した概念
(2007. 5. 6)
第18回 TRIZの基本概念(4) 理想性とその向上
(2007. 6.24)
第19回 TRIZの基本概念(5) 「リソース (資源)」とその活用
(2007. 7.22)
第20回 TRIZの基本概念(6) 矛盾とその解決
(2007. 8.17)
第21回 TRIZの基本概念(7) 問題解決の基本方式
(2007. 9.13)
第22回 (最終回) TRIZ/USITの導入・適用・推進のしかた(2) 最新の適用事例に学ぶ
(2007.11.18)
この第22回の執筆の前に、『InterLab』誌が休刊になることを急に知らされ、最終回としてのまとまりをつける必要が生じた。そこで、上記のようなテーマを選んだ。案を温めていた「TRIZの諸技法とその使い方」については、連載執筆することができなかった。
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解説: TRIZのエッセンス (50語による表現) (中川 徹)
(2001. 5.22)
TRIZは多数の技法や知識ベースを持つ大きな体系をなしている。しかしそのエッセンスというは、簡単で、容易に理解できるはずのものだと考えた。そこでそのエッセンスを1枚のスライドで表してみたら、英文で50語になった。そのスライドを説明したのが、この解説である。2001年秋のヨーロッパでの学会に提出した論文の一つの章を抽出したもの。ぜひ読んでみてください。
解説: 創造的問題解決の技法TRIZ/USIT 紹介 (中川 徹)
(2005. 6.22)
日本VE協会の『バリューエンジニアリング』誌 2005年5月号のために書いた紹介です。企業関係の、VEをよく知っている人たちを対象とした紹介記事ですので、簡潔ですがTRIZ(およびUSIT)の技術思想、知識ベース、技法、実践と普及状況などを整理して説明しています。商品開発や企業における問題解決の諸方法を知っていて、TRIZははじめてという人たちには読みやすいものと思います。
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TRIZ/USIT解説: TRIZで問題解決・課題達成!! -TRIZの全体像と活用法 (林利弘、澤口学、中川徹、有田節男、津波古和司、井上敬治、長谷川公彦、上村輝之)
(2013. 2.20; 3.22; 5. 8; 5.19)
日本規格協会の機関誌『標準化と品質管理』の2013年2月号は、特別企画として表記のテーマでTRIZの記事8編(50ページ余)が掲載され、日本TRIZ協会が総力で執筆した。その第一の記事が下記のもの。8編全体のリストは「実践者ためのエントリページ」に示した。
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TRIZの位置づけ: 開発・設計プロセスにおける問題解決・課題達成の技術 (林 利弘)
(2013. 2.20)
上記企画の先頭の記事。(製造業を中心とした)企業活動の主プロセスを「開発・設計プロセス」と考え、その中で必要となるさまざまな問題解決や課題達成のために、(個別の特定分野の技術とは区別して)技術分野を越えて汎用で必要・有用な技術について考察し、その中にTRIZを位置付けている。TRIZの位置づけに関する大事な解説。
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TRIZとは:その考え方と主な技法・ツール (澤口 学)
(2013. 3.22)
日本規格協会の機関誌『標準化と品質管理』の2013年2月号のTRIZ特別企画の第2記事。TRIZの基本部分(古典的TRIZ とその更新)について解説している。特に、(1) 技術的矛盾の解決アプローチ(技術矛盾マトリックスと40の発明原理)、 (2) 物理的矛盾の解決アプローチ(物理的矛盾と分離の法則)、(3) 技術システム進化のパターン、 (4) 技術進化のポテンシャルレーダーチャート、 (5) マルチスクリーン法について述べる。各方法で知識ベースのごく簡単な説明(簡単な事例の列挙)をしているのが、初めての人には分かりやすいであろう。
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ものづくり課題解決体系におけるTRIZの役割 (熊坂 治、菊池史子、福島章雄)。(紹介: 中川 徹)
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(2010. 7.11)
日本TRIZシンポジウム2009において、パイオニア社から発表されたもの。ものづくりの全過程における課題(困難を乗り越えて達成すべきこと)を洗い出し(それを縦軸に配置し)、一方世の中で知られていて使えるさまざまな技法をとりあげて(それらを横軸に配置し)、どの課題にどの技法が使えるかを評価して、大規模な2次元の表を作った。TRIZの諸技法(およびUSIT)についても検討を加え、TRIZの役割を明確にしている。社内のイントラネットで公開し、活用している。 [注: これはその後、(株)産業技術研究所(熊坂治)の「モノづくり革新ナビ」のサイトで公開されている。]
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TRIZ 論文: 発明原理すごろく 〜TRIZ発明シンボル40 on 9画面〜(高木芳徳)
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(2015. 1. 8)
手描き絵文字風にシンボル化したTRIZの40の発明原理を、一層教えやすく、覚えやすくするために、グループ化することを考え、基本的に初めから4個ずつ、最後を調整して9グループにした。グループ名をつけ、9画面に配置し、すごろくのようにたどる経路を作った。「無害化」グループ(原理21〜24)を例にして、その研修のしかた、活用のしかたを示している。-- 非常に分かりやすく有用で、活用のしかたも生き生き説明されています。
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ソフト「札寄せ用具」と ウェブサイト「第一考舎」の紹介 (片平彰裕)
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(2015. 1. 18)
このソフトは片平さんの自作で、Excelシート上で、情報・アイデアを記述した「札」を自由自在に動かし、連結の線を描き、囲んでグループ化できるものです。この図をPowerPointやWordで扱うこともでき、また、ワンクリックで図表示と通常のExcel文書との間の変換ができます。個人でのアイデア出しや考察に使え、会議でも使えます。非常に簡便で有能なソフトです。
さらに、片平さん自作のウェブサイト「第一考舎」では、考えを作り出す(「考作」)過程全体を考察し、そこで使われる/使うとよい諸方法を分かりやすく丁寧に説明しています。特徴的なのが、「札」をいろいろに動かして、視覚化して考える「札寄せ法」です。
(3) TRIZの情報源
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このサイト『TRIZホームページ』の活用法(中川 徹)
(2015. 3.27 追加)
本サイト『TRIZホームページ』が最も豊富で最新のTRIZの情報源です。ぜひご活用ください。詳しい活用法を、「適用・推進の実践者の皆さんに」の入口ページ、特にその最初の項「(1)新着情報と本サイトの活用法(総合索引・検索など)」と「(2) TRIZ参考文献・リンク集・ソフトツール」に書いています。
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編集者より: 本サイト内の記事・ページの検索について (中川 徹)
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(2015. 3.27)
本ホームページ内で記事を探すには、次のような方法を使い分けてください。
(a) トップページ (最近6か月以内の新着情報)、
(b) 4つの入口ページ (子どものための、学生・社会人のための、技術者のための、実践者のための、精選記事集(テーマ分類、紹介文つき))、
(c) 総合索引のページ(カテゴリ別にした全ページの一覧)、
(d) 新着情報の総覧(すべてのページを掲載順に網羅。書誌情報と紹介文つき)、
(e) なんらかの関連ページからのリンク、
(f) サイト内検索のページ(任意のキーワード(複数可)で検索、日本語ページの検索と、英語ページの検索がある)。各ページの最下部の「(サイト内)リンク表」中の、(薄茶色のセル)「サイト内検索」からアクセスできる。
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解説: TRIZの状況と情報源 (中川 徹)
(2011. 8.22)
世界と日本におけるTRIZの発展・普及の状況を広く解説し、TRIZの情報源や適用・推進事例などを示した、TRIZの紹介の解説。TRIZの基本的な解説・紹介の後に読むことを想定した解説である。(もともとは、Mishraの本〈2014年、クレプス研究所刊)の監訳者あとがきとして書いたもの。)
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TRIZ参考文献・関連文献
および TRIZ参考図書一覧表 (中川 徹)
(2008. 7.10)
TRIZとそれから発展した方法についての、日本語の教科書・読本・論文集などのリスト。簡単な紹介つき。6年前の版であり、更新しなければならないが、手が回っていない。
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出版案内: 新『TRIZ 実践と効用』シリーズ(クレプス研究所) (中川 徹)
(2014. 2.16; 4.17; 6.30; 7.28; 2015. 4.25)
以前に創造開発イニシアチブ社(SKI)から出版していた『TRIZ 実践と効用』シリーズを、中川がクレプス研究所として出版を再開した(2014年2月)。ダウンロードサイトDLmarketから、ダウンロード版または製本版(プリントオンデマンドで、直送される)で購入できる。2004年8月までで全5巻。その後も続巻を検討中。全体と各巻のチラシ、購入法の説明、など記載。 以下にリストを示す。
Amazon.co.jpのマーケットプレイスでも、製本版(のみ)購入可能にしました。定価のほかに、Amazon規定の送料259円が掛かります。(2015. 4.25)
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『TRIZ 実践と効用 (1A) 体系的技術革新(改訂版) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 採用』 (D. Mann 著、中川 徹監訳、知識創造研究グループ訳、クレプス研究所刊) (中川 徹)
(2014. 2.16;3.10)
製本版+ダウンロード版。B5版、502頁。西側で消化したTRIZとその発展を示す、世界的なTRIZ標準教科書である。和訳の初版は2004年SKI刊。今回の改訂版で矛盾マトリックスには最新版Matrix 2010を採用した。出版案内のページ(初版と改訂版)には、本書の内容の紹介とともに、著者との質疑応答など、詳しい関連情報を掲載いている。
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『TRIZ 実践と効用 (2A) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 (技術一般用)』 (D. Mann 著、中川 徹訳、クレプス研究所刊) (中川 徹)
(2014. 4.17)
製本版+ダウンロード版。B5版、154頁。1985年以降の米国特許全件、およびその他の最新技術情報を分析して、矛盾マトリックスのデータを一新したもの。原著初版(Matrix 2003)をSKIより2005年に和訳刊行し、原著改訂版(Matrix 2010)を今回和訳出版した。アルトシュラーのマトリックス(1973年)は39×39、Mann の新版は(2003年版) 48×48、(2010年版)は50×50。使いやすさ、提示する推奨発明原理の適切さがずっと改良されている。ぜひ最新版を使用されるとよい。
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『TRIZ 実践と効用 (3) 階層化TRIZアルゴリズム - 初心者から上級者までの図で学ぶ教材−』 (L. Ball著、高原利生・中川 徹訳、クレプス研究所刊) (中川 徹)
(2014. 6.30)
製本版+ダウンロード版。B5版、208頁、本文カラー。著者がTRIZの諸方法を完全に再編成して、製品開発の全プロセス(市場を発見することから、機能を捉え、理想を考えて、アイデアを創り、市場に提供するまで) としてまとめなおしたもの。機能のとらえ方、物理的矛盾の解決の仕方など、非常に優れた説明である。イラストをふんだんに使っていて、分かりやすい。上級者までの詳細な記述を含む。
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『TRIZ 実践と効用 (3S) 階層化TRIZアルゴリズム(入門編) - 初心者のための図で学ぶ教材−』 (L. Ball著、高原利生・中川 徹訳、クレプス研究所刊) (中川 徹)
(2014. 7.28)
製本版のみ。B5版、56頁、本文カラー。上記第3巻のうち、初心者向けの部分(各章の導入部と「簡易版」(著者指定))だけをまとめたもの。
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『TRIZ 実践と効用 (4) ITとソフトウェアにおける問題解決アイデア集 - TRIZの発明原理で分類整理』 (Umakant Mishra 著、中川 徹監訳、クレプス研究所) (中川 徹)
(2014. 8.29)
製本版+ダウンロード版。B5版、 430頁。特許その他の技術情報を基に、ITとソフトウエアにおける様々な技術のアイデアを集め、そのエッセンスをTRIZの40の発明原理に分類整理して説明したもの。ITとソフトの分野でのあらゆるアイデアをTRIZの考え方で理解できるのだから、この分野の問題解決においてTRIZが強力なヒントを与えることが分かる。
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日本国内 TRIZ関連サイト カタログ(和文) (中川 徹)
(2018. 3.17)
できるだけ広く探索し、紹介しています。現在合計92サイトを掲載、そのうち約2/3が (2008年版以後の)新しいサイトです。
各サイトの性格に応じて、分類して並べました。 特に、(a) TRIZ関連情報発信サイト (25サイト)が重要です。
各サイトの構成と内容を読んだうえで、各サイトの特徴、注目される点などを、分かりやすく紹介しています。入門のためのサイトや記事、より深く学ぶためのサイトや記事、をいろいろ紹介しています。ご活用ください。
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TRIZリンク集 (国内精選 30サイト) (中川 徹)
(更新: 2008. 4.13) 旧版です。
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TRIZ関連ニュース・活動 の 親ページ (中川 徹)
(最終更新: 2014. 7.28)
TRIZ関連の日本および世界におけるニュースと活動の親ページである。更新はあまり頻繁でないが、最新情報になるように努力している。
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日本におけるニュースと活動 (2013年1月〜) (中川 徹)
国内のTRIZ関連のニュースと活動。日本TRIZ協会関連とそれ以外とに区分して表示している。2012年以前のものは、別の分類形式で記述してある。
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Personal Report: ETRIA TFC2013 参加報告 (中川 徹)
(2013.11.17; 12. 9)
中川は、「Personal Report」として、TRIZの国際会議の参加報告をずっと書いてきている。ETRIA TFC には初回(2001年)から毎回参加し、報告してきた。多数の(全)発表から、良いと思うものを選択して、その内容をできるだけきちんと紹介しようとしている。当初は日本語で発表していたが、海外読者の要請を受けて、英語で詳細に報告し、概要を日本語で掲載している。優れた論文を選択して、後日その和訳を本サイトに掲載してきている。大事な情報源である。
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Personal Report: 第10回日本TRIZシンポジウム (2014年9月) 参加報告 (中川 徹)
(2014.11.27; 2015. 3.27)
日本のTRIZの活動や成果を、世界に英語で発信することは、大事なことである。この趣旨から、日本TRIZシンポジウムの発表論文を(できるだけ)全件日本語と英語で紹介するようにしている。日本TRIZシンポジウムはその多くの発表を和英スライド同時投影にして来ているので、このような紹介が楽になっている。紹介にはもちろん評価をも含むから、「Personal Report」として、自分の文責で書いている。各論文へのリンクあり(2015. 3.27)。
以前のTRIZシンポジウム参加報告: 第9回 2013年
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Personal Report: TRIZCON2007参加報告 (中川 徹)
(2007. 7. 3)
米国のTRIZCONには、第1回(1999年)から(ほぼ)毎年参加・発表したが、この2007年が最終の参加である。ETRIA TFC などと同様の趣旨で、Personal Reportを書いてきた。この数年開催が中止・不規則になってしまっているのが残念である。
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出版紹介: 『トリーズの発明原理40』(高木芳徳著)の出版にあたって(高木芳徳; 中川 徹)
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(2015. 1. 8)
(株)ディスカヴァリー・トゥエンティワンから、2014年8月末に刊行されました。本体部分の構成、発明原理のまとめ方、一つ一つの原理の説明、例の取り上げ方など 全体としても、細部についても 非常によく配慮されていて、素晴らしい本です (Amazon.co.jpで工学/発明・特許分野のベストセラーになっています)。この本の表紙とサンプルページを掲載しました。ただし、 この本の先頭部分(本の帯、「はじめに」など)のジャーナリスティックなキャッチフレーズには、TRIZの歴史に関わる複数の間違い、誤解の記述があり、本紹介記事の中川のメールで指摘・訂正しています。
(4) TRIZの歴史と現状
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日本におけるTRIZ/USITの適用の実践 (中川 徹)
(英文: 2004. 5.13)
(全文和訳: 2004. 8.26)
2004年に米国での国際会議TRIZCON2004で発表した論文であり、日本でのTRIZの受容と消化と適用・普及の状況と戦略を、歴史的経過を踏まえて述べている。1990年代末に日本にTRIZが導入されたとき、TRIZの知識ベースツール(ソフトツール)が主体で、TRIZがよく理解されないままに一般的に「革新的導入戦略」がとられ、ブームと懐疑の状況にあった。その中で筆者は1999年に「漸進的導入戦略」を提唱し、TRIZの地道な学習と理解、やさしい一貫プロセス(特にUSIT)を用いた草の根の活動を提唱した。それがある程度浸透して、2004年の段階で「着実な導入戦略」に進むことを(日本の戦略として)提唱している。
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解説: TRIZ:世界の潮流と日本の状況 (中川 徹)
(2013. 3.22)
日本規格協会の機関誌『標準化と品質管理』の2013年2月号のTRIZ特別企画の3番目の記事。(TRIZの基本の知識があるとして)1990年代にTRIZが西側に伝えられて以後のTRIZの状況(理論・内容面、応用面、推進状況、普及状況など)を世界と日本について広く解説している。現在のTRIZの状況を俯瞰するための解説である。
(5) TRIZの基本な考え方
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講義ノート: 創造的な問題解決の方法論 (中川 徹) (全14回)
(2012. 1.22)
大阪学院大学情報学部で、2年生の後期に行ってきた90分授業全14回の講義ノート(配布資料)です。2年次後期配当の正規科目 (選択) 「科学情報方法論」という名称の授業で、2001年度に開始し(注:初回の講義資料は別に掲載しました)、2011年度まで続けましたが、ここに掲載したのは2010年度のものです。「創造的な問題解決の方法論」という大きなテーマで話し、その中でTRIZやUSITの方法や事例の中身を話し、最後にUSITとTRIZについてまとめて話しています。全体像をきちんと話した講義ノートです。全体の目次(詳細)あり。各講義はPDFファイル。
(2) 科学・技術の研究と学習の方法:「観察から」、「原理から」、「問題から」のアプローチ
(5) 「システム」とは:構成要素とその関係, 階層性, 技術システム
(6) 問題の分析(1) 問題 (困ること) の「原因」をつきとめる
(7) --- [番外編] レポート (論文) の作り方・書き方
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(8) 問題の分析(2) 技術システムの機能と属性の分析 (前回の補足
)
(9) 問題の分析(3) 空間と時間の特性; 理想解からイメージする (前回の補足
)
(11) 解決策の生成法 (2) 「壁」を破る方法 (ブレイクスルー)
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解説連載: USIT入門: 創造的な問題解決のやさしい方法 (中川 徹) (全5回、完結)
(2007. 7.22 〜12. 9)
『機械設計』誌、2007年8月〜12月号)に連載したもの。初めから5回で終わる予定で構成している。USITは、TRIZの刺激を受けて米国で開発された。その後日本で受容・改良・発展してきている。創造的な問題解決のための、やさしい一貫プロセスである。
第2回 USITのやさしい適用事例
(2007. 8.17)
第3回 USITによる問題の定義と分析の方法
(2007.10.15)
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構造化された問題解決方法論(ASIT、TRIZ、USIT その他) を基礎づける 一つの簡単な理論 (E. Sickafus; 訳 川面恵司、中川 徹) 和訳論文
、英文論文
(2007. 6.24)
USITの開発者である Ed Sickafus (シカフス)博士の、日本TRIZシンポジウムでの基調講演の論文。ASITはTRIZをずっとっ簡略化したもので、USITの先駆をなす。TRIZや USITなどの問題解決の方法論は、人に伝えるためにきちんと構造化して説明しているが、それらを習熟した人が実際に使うときには、もっともっと自由に、 意識と無意識とを行き来して問題解決が行われるのだ、という。物理学者として、問題解決の方法を研究開発した博士の深い洞察を学べる貴重な講演。和訳のス ライド、論文、中川の紹介を掲載している。
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TRIZ/USIT/CrePS 解説: 創造的な問題解決の一般的方法: 「6箱方式」(中川 徹)
(2015. 1. 8)
横浜のYSFH高校で希望者約12人の生徒(主に1年生)に60分で話したものです。「裁縫で針より短くなった糸を止める問題」の事例を使って小演習をし、創造的な問題解決の方法の全体像をできるだけ分かりやすく話しました。スライド20枚のやさしい入門資料として、お薦めします。
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チュートリアル: USIT(統合的構造化発明思考法): 6箱方式の簡潔なプロセス (中川 徹)
(2016. 3. 3)
英語での3時間の講演です。「USITマニュアル」
と「USIT適用事例集(5件)」
とを使って、USITを初めての人たちに、丁寧に説明したものです。英文スライド126枚。
(6) TRIZの知識ベースと諸方法
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TRIZの解決策生成諸技法を整理してUSITの5解法に単純化する (中川 徹・古謝秀明・三原祐治) (ETRIA TFC 2002)
(2002. 9.18)
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(2002.11.19)
ヨーロッパでの国際会議ETRIA TFC 2002で発表して論文。TRIZは多種の解決策生成技法を持ち、大規模な知識ベースを使う(40の発明原理、76の発明標準解、技術システムの進化のトレンド、分離原理など)。それらすべてを一旦ばらして、再整理し、すっきりと統合する作業をした。そしてここに新しく作り上げたのが、USIT オペレータの体系であり、5種の主オペレータと計32種のサブオペレータを持つ。この結果、問題解決のやさしい一貫プロセスUSITは、その解決策生成の段階に、TRIZの全解法に対応する簡潔な方法を持つことになった。日本でUSITを発展させた重要な論文である。下記のドキュメントはその付録。
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USITの解決策生成技法 (中川 徹, 古謝秀明, 三原祐治)
(掲載: 2002. 9.18)
得られたUSITのオペレータの体系を階層的に記述したもの。主オペレータは、オブジェクト複数化法、属性次元法、機能配置法、解決策組合せ法、解決策一般化法、である。 詳しさが異なる複数のドキュメントを掲載している。
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簡略版 (初心者学習用)
各サブオペレータを1枚(+アルファ)のスライドで表現した。
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本版 (USIT 本格学習用)
各サブオペレータは1枚〜複数枚。きちんと説明している。
なお、拡張版(USITの各サブオペレータへのTRIZの諸解法の寄与を詳説)、およびUSITとTRIZ間の諸索引は「実践者のエントリページ」を参照。
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TRIZの矛盾マトリックスの現代化 (D. Mann & S. DeWulf; 訳中川 徹)
(2003. 4.16)
2003年のTRIZCONで発表された衝撃の論文。アルトシュラーは、(技術的矛盾を解決するための)「矛盾マトリックス」を構想し、膨大な労力をかけて39×39のものを、1971年ころまでに作り上げた。しかし、アルトシュラー自身がその適用効果に満足できず、1975年以後ARIZの中に含めなかった。それにもかかわらず、TRIZが西側に伝えられたとき、(そして今なお)矛盾マトリックスが重用され、更新されずに使われている。Mannたちは、CREAX社で、1985年以後の米国特許全件を分析しなおして、TRIZの知識ベースを刷新し、新しい矛盾マトリックスMatrix2003を作った。パラメータを48個に拡張して使いやすくし、推奨する発明原理もずっと適切になった。==> 『TRIZ 実践と効用』(2A) (クレプス研究所刊)を参照。
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コスト関連問題をTRIZでいかに扱うべきか? (E. Domb; 訳 中川 徹)
(2006. 7.18)
ETRIA TFC 2005での発表。プロジェクト管理の考え方とTRIZの方法 (9画面法による問題の再定義、機能分析と矛盾の特定、、矛盾マトリックスと40の発明原理、究極の理想解、進化のトレンドなど)を組み合わせて使うことを薦めている。解説論文。
(7) TRIZの方法とその発展
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創造的問題解決の新しいパラダイム: USITの「6箱方式」 (中川 徹)
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(2006.11. 1、11.29)
創造的な問題解決のやさしい一貫プロセスUSITについて、今までのフローチャート表現から、「データフロー図」(各段階で使う/獲得する情報を明示する)にして、「6箱方式」という概念を得た。これは、従来の(科学技術一般とTRIZの)「抽象化の4箱方式」での問題点(部分的・一面的な抽象化と、ヒントとしての一般化した解決策、類比思考への依存など)を克服するものだと考えた。新方式の特徴は、第3箱に現在のシステムと理想のシステムの理解を得ることを強調し、第4箱はヒントではなく、新システムのためのアイデアである。この「6箱方式」を「創造的な問題解決の新しいパラダイム」であると提唱した。日本TRIZシンポジウムで概念と事例を説明し、ETRIA TFC 2006で概念とともに従来方式との比較を説明した。(現在私が提唱している「創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論(CrePS)」の土台となった重要な論文である。)
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日本におけるUSITの発展−創造的問題解決の新しいパラダイム (中川 徹)
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(2008. 9.18)
この約10年の私の研究を総括して、日本TRTRIZシンポジウムで発表した。やさしいTRIZとしてUSITを導入し、TRIZの全解法を再整理・統合してUSITオペレータの体系を作り、いろいろな適用事例をつくりつつ、「6箱方式」という概念を得た。それらは、全体として、「創造的問題解決の新しいパラダイム」を提示しており、やさしい一貫プロセスのUSITでそれを実行できる用になって来ているのである。
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創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論を確立しよう (中川 徹)
(2013. 6.22)
第3回知識共創フォーラムでの発表。TRIZ (発明問題解決の理論)から出発して、USIT (統合的構造化思考法)に進み、さらにもっと一般的に、創造的な問題解決・課題達成のための方法を作り適用することを提唱している。考え、問題解決をするための方法として、広い考え方を提唱している。
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創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (CrePS)−そのビジョン (中川 徹)
(2013.10. 3; 10.25)
本ページの最初の項目を参照ください。
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TRIZ解説: 「階層化TRIZアルゴリズム」とその発展 (Larry Ball、訳 中川)
(2014. 6.30)
米国Honeywell社で独自の観点から TRIZを再編し普及させているLarry Ball の考えを簡潔に表現したもの。商品開発や問題解決のプロセスには考える順序がある、それは何をベースにして何を考えるのかの論理的な当然の順序であり、それは考察・決定の「階層」をなすのだという。一貫した商品開発プロセスを分かりやすく説明している。『TRIZ 実践と効用』第3巻の日本語版序言であり、この教科書の紹介として大事。
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今、改めて『使えないTRIZはない』 〜ソリューションの中核手法として〜(笠井 肇)
(2013.12. 9)
日本TRIZシンポジウム2013で、(株)アイデアから発表されたもの。著者自身がコンサルタントとして担当したTRIZ関連プロジェクトがこの10年間で119件になると言い、それらを分析して提案している。プロジェクトの目的(課題のタイプ)をつぎの6種に分け、それぞれに適用するとよいプロセス(適切な方法や知識ベースの選択)を記述している。すなわち、(件数が多かった順に)問題解決、性能向上、新方式の発掘、コストダウン、小型・軽量化、商品企画である。問題・課題の定義と分析からアイデアだしまでの段階がこれらのタイプによって異なるという。実践に基づき、いくつもの優れた成果を挙げた実績を持つ提案であり、貴重。
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創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論(CrePS): いろいろな適用事例と技法を「6箱方式」で整理する (中川 徹)
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(2014.11. 7)
2014年秋の3つの学会 (日本TRIZシンポジウム、日本創造学会研究大会、ETRIA TFC (スイス、ローザンヌ))で発表したものです。 「TRIZ/USITをベースにして、6箱方式の枠組みを使うと、多様な諸技法を再編して、この一般的な方法論CrePSを実現できる」というのが、主たるメッセージです。実践中の活動は、つぎの5つです。(1) CrePS の適用事例集を作る (既発表の諸事例を利用できる)。 (2) TRIZ その他のさまざまな技法を理解して、CrePS の枠組みで記述する。(3) 「現実の世界」の種々の活動に CrePS を位置付ける。 (4) CrePS の種々の適用目的を分類し、 各目的に沿った簡潔な CrePS プロセスを提案する。 (5) CrePS のビジョンの普及を図る。
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イノベーションの構造−パラダイム破壊型イノベーションとは何か− (青色発光ダイオードの事例を分析する)(山口栄一)
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(2014.12.10)
今夜(2014年12月10日)、3人の日本人研究者(赤崎勇教授、天野浩教授、中村修二教授)に2014年度ノーベル物理学賞が授与されました。授賞理由は「明るく省エネルギーな白色光を可能にした効率的な青色発光ダイオードの発明」です。-- ここに掲載する山口先生の論文は、2004年に発表されたもので、先生の著書『イノベーション 破壊と共鳴』 (NTT出版刊、2006年)の土台になったものです。ここでは、青色発光ダイオード(LED)のイノベーションのプロセスを調査し、それが、クリステンセンの言う破壊型イノベーション(すなわち、他のニーズ/目的に合わせて性能を意図的に落とす)ではなく、パラダイム破壊型イノベーション(すなわち、基本的な/物理的なパラダイムを破壊/変革するもの)だと論じています。そのようなパラダイムのシフトをどのようにして実現できるのか、またそのような変革を前にして優れた大企業がしばしば失敗するのはどうしてかを議論しています。イノベーションを実現するために非常に示唆に富む論文です。
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SNマトリックスとTRIZの連携による 顧客ニーズの取り込み 〜7つのソリューションを繋げる機能ベースの展開〜(緒方隆司、藤川一広、土屋浩幸)
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(2015. 1. 18)
自社の技術シーズ(S)をベースに、顧客のニーズ(N)に繋げ、特に顧客にとっての新しい魅力的品質を提示し、潜在ニーズを引き出すような方法を提案しています。 自社技術をどんな目的に使いたいのか、そしてそれを実現するための手段を展開して、「機能」の表現で一貫して記述します。その機能ごとに、機能達成の目標と現状、他社技術のレベルと内容、顧客要求、優先度などを一覧表示します(SNマトリックスと呼ぶ)。この機能による表現とSNマトリックスは、7つのカテゴリの問題解決プロセス(「ソリューション」)に共通して利用できる、といいます。
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創造的な問題解決の方法論:TRIZ とその発展 〜技術革新のための科学的方法〜 (中川 徹)
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(2015. 4.12)
鳥取大学大学院(医学専攻科)での90分の講義スライドです。「発明の方法」、「研究の進め方」、あるいは「問題を創造的に解決するための考える方法」について、きちんと書いています。特別な予備知識は要りません。(1)まず、現在の科学技術が前提にしている考え方(「抽象化の4箱方式」)に限界があること、従来の「創造性の諸技法」が部分部分だけを見て全体を見失っていることを論じています。そして、(2)新しいアプローチとして、旧ソ連で開発されたTRIZ(トリーズ)、(3)それに影響を受けて米国で開発され日本で発展させたUSIT(ユーシット)を説明しています。(4)それらを土台にして、「6箱方式」という考え方が生まれ、それが「創造的な問題解決の一般的な方法論」(略称CrePS(クレプス))を構成したことを述べています。-- 私自身の18年間の理解の進展を、これらの4段階できちんと表現したものです。スライド57枚。
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世界構造の中の方法と粒度についてのノート (高原利生)
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(2015. 4.12)
著者高原さんが追求してきているテーマは、「世界を統一的に捉え、人間の生き方の土台を理解する。そのための論理的な方法を作り上げる」ことです。その論理の土台として、直接・間接に知覚できる「存在」(=「もの」と「観念])とその関係(=「相互関係」=「相互作用」=「運動」)を考え、技術・制度・個人を含む「世界」を記述するやり方を構築していっています。これらを考察・記述するに際して、根源的網羅的思考の方法(通常の「体系的思考」をさらに明確にしたもの)と矛盾の表現(通常の「問題」をさらに明確にしたもの)が必要であるとし、これらを含めて「弁証法」の論理を従来よりももっと拡張して捉えています。 これらの論理から、各人の「認識と行動」の土台になる、「判断のしかた」(考える範囲と解を出す方法)を考え、さらにその土台にある各人の「態度」についても、考察・記述しています。その考察の広さと深さは本当に驚くばかりです。 FIT2013で発表された8頁の論文です。
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USIT プロセスの全体資料 (索引) (「6箱方式」による創造的な問題解決の一貫プロセス) (中川 徹)
(2015. 5.25)、
(2015. 6.26)
USITは、米国でEd SIckafusが開発し(1995年)、その後日本でTRIZと再統合しつつ発展させてきた「創造的な問題解決のための簡潔な一貫プロセス」です。現在では、 「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (略称:CrePS)」を実践する、「6箱方式」による簡潔で一般的なプロセスと位置付けられています。
本ページは、USITプロセスの全体的な資料をまとめた索引で、USIT マニュアル、USITオペレータ体系、USIT適用事例集、USIT主要参考文献から構成しています。
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USITマニュアル (「6箱方式」による創造的な問題解決の一貫プロセス)(中川 徹)
(2015. 5.25)、
(2015. 6.26)
スライド 31枚で、「6箱方式」を基本パラダイムとするUSITのやり方・考え方を説明しています。適用事例(額縁掛けの問題)と説明を組にして、プロセスを追って分かりやすく説明しました。 別ページで掲載しています多数の「USIT適用事例」は、この「USITマニュアル」に対応させて記述しています。
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夢想ヒューリスティックスを用いた潜在意識問題解決 (Ed Sickafus、訳:高原利生・古謝秀明・中川 徹)
(2015.7.29)
(2015. 8.25)
Ed Sickafus 博士はUSIT法の開発者ですが、この10年ほど、創造的なアイデアを得るための私たちの頭脳の働きを理解し活用することに焦点を置いてきています。昨年発表の本論文では、意識的な考察と、潜在意識による脳内処理との関係を考察しています。「あ、そうだ!」というアイデアは、すべて潜在意識からもたらされる。発明をするのは意識ではなく、潜在意識の方だ、といいます。そこで、意識から、潜在意識に適切に情報を渡すことが大事であるとし、わざと曖昧にした(概念を広くした)意識的考察により、潜在意識による発想を豊かにしようと提案します。著者はそれを「Hazy Heuristics」と呼びました。Hazyとは、曖昧な、ぼんやりしたという意味です。和訳では、「曖昧」には否定的なニュアンスがあるので避け、「直感」ではあまりにも短時間での処理のイメージがあるので避けて、「夢想」という語を選びました。
われわれが問題解決の方法を学び・使えるようにするために、意識的に「構造化、論理化」した方法を作ってきた。それは人間同士のコミュニケーション、文化の形成と教育のためだ。各個人がそのような方法を一旦十分に習得すれば、自分の中では、もっと潜在意識を活用したこのようなショートカットを使ってよい(使うのがよい)、と薦めています。(古来から言われている、「形に入って、形から離れよ」という達人の境地です。)
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創造的な問題解決の一般的な方法論: TRIZ/USIT/CrePS 中川の諸発表(2015年5月〜2016年3月)の解題 (中川 徹)
(2016. 3. 3)
8か月間の諸発表の関連を示したものです。
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6箱方式: 創造的な問題解決のための新しいパラダイム (中川 徹)
(2016. 3. 3)
ICSI 2015での60分の基調講演です。USITを簡単に説明しながら、もっと根本にある「6箱方式」をベースにした、「創造的な問題解決のための一般的な方法論(CrePS)」の考え方を中心に話しています。TRIZを知った1997年以来の私の考察の発展をきちんと位置付けた講演です。スライド47枚。
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USIT適用事例集 と 「6箱方式」 −創造的な問題解決の諸事例を新しいパラダイムで理解する−(中川 徹)
(2016. 5. 8)
TRIZシンポ2015での一般発表です。私の研究の流れ(TRIZ → USIT → CrePS) の意図を話し、現在の理解として、TRIZその他の沢山の創造性技法を統合する「6箱方式」の概念、その全体像「CrePS」、それを簡潔に説明するプロセスとしてのUSITについて話しています。この位置づけで、「USITマニュアル」を作り、それに対応した「USIT適用事例集」を作ったことを説明しました。また、事例として、学部2年生のゼミでの「さまざまな筆記具(技術の発展のしかたを学ぶ)」という、TRIZ用語を使わずに、TRIZのエッセンスを学ぶ例を取り上げました。
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USIT: 6箱方式をパラダイムとする 創造的な問題解決のための簡潔なプロセス −USITマニュアルとUSIT適用事例−(中川 徹)
(2016. 5. 8)
日本創造学会2015での一般発表です。「創造的な問題解決の方法論」の発展を私の観点から整理し、「創造的な問題解決のための一般的方法論(CrePS)」を実践する簡潔な一貫プロセスとして、USITを位置づけています。その上で、この年に私が新しく整備した「USITマニュアル」と「USIT適用事例集」をベースにして、USITプロセスの適用法を詳しく話しています。スライドと予稿集の論文があります。
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USIT: 6箱方式をパラダイムとする 創造的な問題解決のための簡潔なプロセス −USITマニュアルとUSIT適用事例− (中川 徹)
(2016. 6.11)
上記の日本創造学会での予稿集の論文を、査読を通じて仕上げ、日本創造学会論文誌第19巻に掲載したものです。この半年余りの、USITとCrePSに関する私の論文のなかで、和文論文としては最も整ったものです。
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出版案内: 創造的な問題解決のための一般的な方法論CrePS: TRIZを越えて: なに?なぜ?いかに?(中川 徹)
(2016. 6.20)
米国でのTRIZ国際会議TRIZCON2016での発表と論文を英文・和文の両方で掲載しています。私がずっと提唱してきています「CrePS (創造的な問題解決の一般的方法論)」について、大局的な観点から、3つの基本的な質問に答えているものです。
(1) 何を?: CrePSは、創造的な問題解決/課題達成に関わる従来の諸方法を統合する一般的な方法論で、技術/非技術の広範な分野に適用するものです。「6箱方式」を新しい基本枠組みにします。
(2) なぜ?: 従来の多数の関連諸方法 (TRIZを含む) は、基本枠組みを持たず、ばらばらで、相互に競合し、社会のニーズに応えられませんでした。そこで、社会のニーズに応えて、さまざまな分野とテーマでの問題解決のための方法をつくり、そのような能力を育て、多くの実地の問題解決を行えるようにします。
(3) どのようにして?: 「6箱方式」とそれを実践する簡潔な一貫プロセス(USIT) をすでに確立しており、その原理と有効性は実証済みです。そこで、既存の諸方法の研究者や実践者と協力して、諸方法の「6箱方式」への位置づけを考え、一つ一つ統合することを試みます。6箱方式では、「現実の世界」と「思考の世界」を区別して考え、「現実の世界」で問題を定義し、「思考の世界」でその問題の解決策を考え出し、「現実の世界」に戻ってその解決策を実現する、というやり方をします。USITは「思考の世界」での活動、すなわち、問題を分析して解決策を考え出す過程をすでにずいぶん一般的に確立しています。そこで今後は、「現実の世界」での問題定義と解決策実現の過程について、従来の諸方法をその適用分野とテーマについて分類・類型化し、全体の枠組みに位置づけていくことが必要です。
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札寄せ用具と図的思考: 札寄せ用具の開発の意図、操作法、使い方、使用実践例、図的思考の有効性(片平 彰裕(第一考舎)、中川 徹 (大阪学院大学))
(2016. 7.31)
片平彰裕が開発した「札寄せ用具」と、それを用いた「札寄せ法」と呼ぶ図的思考法(図的表現を活用して思考を支援する方法)について、片平・中川の両名でまとめたものです。「札寄せ用具」の最新版は片平の第一考舎サイトから無償でダウンロード
できます。
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第1部: 札寄せ用具の開発の意図、操作法、使い方(片平 彰裕)
(2016. 7.31)
「札寄せ用具」は、マイクロソフト社製表計算ソフトウェア Excelのワークシートに図形を描画することを主要機能とした画像作成ソフトウェアであり、描画による思考支援を使用目的としている。多様な描画機能ではなく、簡便で軽快な操作を優先している
操作方法を、簡単な使用例のイラストを使って明快に説明している。「札」(語句や文を書き込んだ四角形)、「枠」(複数の札などを囲むための、表題つきの丸四角形の囲い)、「線/矢線」の作り方と操作のしかた。「セル」(Excelのワークシートの升目で、本来の記述単位)と「札」「枠」との相互変換。その他、Excelの他の図形処理機能の活用法など。またこれらを使う基本的な方法を簡単に図で説明している。
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第2部: 「札寄せ用具」の使用実践例: 片平が行っている札寄せ法 (片平 彰裕)
(2016. 7.31)
「札寄せ用具」が支援するのは、「札」に記入した情報とその間の関係を図的な配置で表して、その配置をさまざまに変化させることで、気づきを得、考えを進める/まとめる方法である。そのような方法は(総称して「札寄せ法」と呼んでいるが)、既にさまざまなやり方で行われており、特別な技法というよりも、基本的なやり方を習得すれば、各人が目的や状況に合わせて自然に工夫し、自分の方法として発展させることができる思考方法である。
片平の一つの使用法は、個人用として、考えの整理や気づきの促進のために使う。その手順を説明し、特に札をいろいろに並べ替えて考える際の複数の観点を説明している。事例として、(社会心理学の)受講時の学習内容の整理メモの図、さらに、「札寄せ法とは何か」について自分の考えを整理するための図を示した。
もう一つの使用法は、会議の場で、発言を記録しつつ表示し、各発言同士の関連が分かるようにして、会議での意思疎通と共通理解の形成を容易にすることである。実施例を4件示しており、それぞれの使用目的を、考えのすり合わせ、原因の抽出、理解の促進、説明文のアイデア出し、として特徴づけている。
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第3部: 「札寄せ用具」の使用実践例: 中川が行っている「見える化」のための札寄せ法(中川 徹)
(2016. 9.29)
問題がある程度はっきりし、(自分または他の人(たち)が書いた)文章/文書があるときに、その論旨を札寄せ法によって一層明確にし、きちんと「見える化」した図を作り、沢山の人たちと理解を共有できるようにする実践法を述べています。最初にその考え方を説明し、ついで、半頁(論文概要など)〜20頁(一つの記事・論文、本の一章など)の文章を「見える化」する具体的なプロセスを書きました。
具体的な実践例は、本ホームページに掲載済みのものから選び、Sickafusの論文要旨、藤田孝典著『下流老人』の5つの章(はじめに、下流化の事例、近未来の下流化のリスク、人々の意識の問題、著者の提言)、吉川洋講演録(財政再建と日本経済)を取り上げました。それぞれの「見える化」の作業のしかた、表現上の工夫、仕上げた図(詳細図)と求められて簡略化した図、などを説明しています。これらが、社会問題のような輻輳したテーマで、特に有効であることを例証しています。
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解説: ビジネスとマネジメントのためのTRIZによるブレークスルー思考 (Valeri Souchkov (オランダ); 和訳:中川 徹)
(2016.11.23)
ビジネスとマネジメントの分野での問題解決や将来予測に、TRIZの考え方が有効に使えることを、分かりやすく説明しています。ビジネスマン、一般社会人(そして技術分野の人)への優れた入門記事(20頁)です。
TRIZはもともと技術の分野で、多数の発明が実はより少数の考え方(「発明原理」)で説明でき、技術システムの発展がいくつかの「進化のトレンド」として理解できることを示し、また矛盾を解決する「ブレークスルー思考」の方法を創ってきました。ビジネスやマネジメントの分野で扱う社会システムでも、これらの(発明)原理や進化のトレンドは、少しの違い・調整で同様に使えることが分かってきました。さらに、問題解決のためのブレークスルー思考の方法は分野が違っても基本的に同様に使えるのです。本稿では特に、輻輳したビジネスの問題において問題状況を「根本矛盾分析(RCA+)」で図的に表現し、各矛盾を「プラスの効果 対 マイナスの効果」の対として捉えて、(発明)原理や進化のトレンドを参照して解決する方法が説明されています。また、進化のトレンドを手掛かりにして、将来を予測しつつ、その中に新しいアイデアを創り込んでいく「ロードマッピング」の方法を説明しています。著者たちがRCA+を実用し成功したプロジェクトは1000件以上になったと言います。
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研究ノート: 創造的問題解決の新しいパラダイム「6箱方式」: 既発表論文を6箱方式で表現する (1) 中川 徹による論文18編 (2000−2016) (中川 徹)
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(2016.12.27)
「6箱方式」は創造的問題解決の新しいパラダイムであり、私はそれをTRIZとUSIT研究の中で2004年に見出し、2012年以来もっと一般化した文脈の中で活発に推進してきています。6箱方式を例証する目的で、最近まで私は、何らかの問題を6箱方式に従って解決する「新しい事例」を作ることを試みてきましたが、それはゆっくりとしか進みませんでした。しかしいま、私が気づいたのは、「真剣な知的活動成果のほとんどすべてを、6箱方式で表現できる」ということです。そこで私は、私の既発表論文(英文&和文)から、2000〜2016年の毎年1編(秋の国際/国内学会)を選んで、それぞれスライド1枚の「6箱方式」で記述しました。それらを論文概要と並べて掲載しました。6箱方式は(特許記述の標準書式と同様に)知的活動成果を記述するテンプレートの役割を果しています。「6箱方式」の考え方、「6箱方式」での概要記述のしかた、さらに、私の研究の経緯などを、ご理解いただけるでしょう。
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解説: 「自由」vs「愛」: 人類文化を貫く未解決の「主要矛盾」(中川 徹)
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(2017. 1.13)
自己紹介から始めて、私の最近20年ばかりの研究の経過を説明し、昨年来明確になった標記の大問題を分かりやすく説明しました。理学部の化学を出て、後に情報分野に移った私が、「創造的問題解決の方法」(すなわち、研究開発の方法)を理解し、発展させてきた内容をまず紹介しています。そこで明確にした「6箱方式」という方法を、新しく社会分野の問題に適用しようとして、日本社会の貧困の問題を取り上げました。貧困の問題に対する人々の議論対立の根底には、「自由」の主張と「愛」の主張の対立があることに気がつきました。そして、「自由」vs「愛」は、実はもっともっと大きな、人類文化を貫く未解決の根本矛盾なのだ、と認識したのです。そして私はここに、「自由」vs「愛」という矛盾について、その骨格の理解を仮説として示しました。
この、「自由」vs「愛」という矛盾(対立)がある、という考え自体は、難しいことではありません。身近のことでも、社会のこと、国際政治のことでも、皆さんはすぐに例を挙げることができるでしょう。ただ、私たちはいままで(世界中で)「「自由」と「愛」は両方大事です。だから、両立させなさい。両立するはずのことです。」 とだけ教えられてきました。「両者に本質的な対立が内在する。それが人類文化に内在する根本の矛盾なのだ」とは誰も明確に言わなかったのです。この矛盾をきちんと理解することが、矛盾を解決して両立を図る基本のやりかたなのだ、というのが本稿の根底にある理解であり、技術分野でTRIZが実証してきたことです。
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ソフトウエア: 「ふだメモ」を作りました: Excel が要らない簡易「札寄せ法」ソフトウエア (片平 彰裕(第一考舎))
(2018. 8.14)
付箋紙のような「札」と、複数の札を囲む「枠」、札や枠を結ぶ「線」を、パソコンの画面に簡単に書き込み、それらを操作するためのソフトです。 紹介文 は分かりやすく、ソフトも単純明快です。ご活用ください。
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TRIZ 論文: TRIZはR&D実践におけるパラダイム変化にいかに貢献できるか? (Denis Cavallucci (仏); 和訳:高原利生、古謝秀明、中川 徹)
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(2018.12.13)
日本TRIZシンポジウム2012の基調講演の論文とスライドの一式です。フランスのINSA Strasbourg は、TRIZを主テーマとして正規の修士&博士コースを持つ、世界で数少ない大学です。(古典的)TRIZから出発して、(Nikolai Khomenkoを招いて)OTSMを取り入れ、それから独自に(産業界での大規模実問題を扱えるように)発明的設計方法論(IDM)を構築していっています。TRIZに5つの「限界」がある、と言います。すなわち、(a) 輻輳した現実問題で、問題状況をきちんと調査する方法を与えていない。(b) 輻輳した問題では、多数の矛盾(問題点)があるが、TRIZは直観的に一つを選んでいるようであり、多数を扱う方法や、重要な矛盾に絞り込む方法を示していない。(c) 各矛盾を適切に明らかにする厳密な方法を与えていない。(d) 解決コンセプトを評価し、実施に向けて選択する方法を示していない。(e) TRIZの諸方法や知識体系に一貫性をもたらせる語彙やオントロジー(情報を組織化する構造的フレームワーク)が欠如している。そして、これらの欠陥を克服するのがIDMだと言います。その方法論を体現する独自のソフトウエアSTEPSを構築しています。学ぶことの多い、優れた論文です。
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論文まとめ(社会問題): 人類文化の主要矛盾とその解決の方向: 「自由」vs「愛」 と 「倫理」 (中川 徹)
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(2018.12.13)
標記の大きなテーマ(大それた題目)での、現在の私の理解を、A4 1頁にまとめたものです。 PDF
。より詳しくは、以下の記事・論文を参照ください: [1] 東京大学YMCA会報(2016)
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、[2] 『TRIZホームページ』初出論文 (2018)
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、[3] ICCI2018国際会議発表論文(2018)
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TRIZ 論文: コンピュータによる創造性(Computational Creativity): 未来の文明への道程 (Valeri Tsourikov; 和訳:中川 徹)
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(2019. 1.10)
著者は1990年代に、Invention Machine社を興して、TRIZの知識ベースと技法を組み込んだソフトウエアTechOptimizer
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を創り上げ、米・欧・日本においてTRIZの爆発的の普及に貢献した人です。人工知能(AI)が著者の本領であり、自然言語の意味解析を開発して、膨大な特許情報・科学技術情報をソフト中に蓄積し活用することを実用化しました。またその頃著者は、「発明を支援するソフト」という概念を創り、プロトタイプに実装してみせました
が、時代が早すぎたようで、2001年にIM社を退社し、その後ずっと表舞台から姿を消しました。 2014年のMATRIZの国際会議での基調講演が、本ページのスライドです。「人工知能が確実に人間の脳を超えていく、それは必然であり、もうすぐはるかに超えるだろう。(よく言われている)実務的・定式化可能な仕事だけでなく、(多くの人がまだずっと残るだろうと言っている)発明のような創造的な仕事でも、人間を越える人工知能の方法が出来てきている。この20年間の研究開発で、私はそのプロトタイプを既に作った」と著者は言います。AIの時代を先取りしてきた著者の衝撃的な講演です。
(8) 適用事例
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USIT適用事例(2) 多孔性樹脂を成形する場合の発泡倍率の増大(中川 徹)
(1999. 7. 2)
著者がUSIT法の開発者Sickafus博士の3日間USIT法トレーニングセミナーにおいて作った、もっとも初期のUSIT適用事例。多孔質のプラスチックシートを押し出し成形するために、溶融高分子に高圧でガスを加え、タンクの細いスリットから押し出し、延伸する。このときの発泡倍率が、入れたガス量からの理論倍率より大幅に低く、これを改善したい。この事例では、Particles法(アルトシュラーの賢い小人たちの方法(SLP)から改良したもの)を使って、魔法のParticlesたちの振舞いを考えて、アイデア出しをしている。初期の事例であるが、Particles法の使い方がよくわかる事例として、後々まで参照された。
==> USIT 適用事例集 事例5. (中川 徹)(2015. 5.25)
(2015. 6.26)
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USIT 事例&解説: 額縁掛けの問題への解説 (中川 徹, Sickafus)
(2001. 7.31; 8.23)
「額縁掛けの問題」は、Sickafus博士がそのUSIT教科書の一つの章(付録)で詳しく記述したものである。「二つのフックと一本の紐を使って、額縁を壁の釘に掛ける野が通常のやり方であるが、掛けてから後に傾くことがよくある。額縁が傾かない/傾きにくいように方法を改良せよ。」中川はこの例題を40枚のスライドで表現し、自分なりの観点を加えて、自分のUSITセミナーで説明した。この説明文をSickafus 博士に送ったところ、同博士からコメントが得られ、さらに中川の応答を加え、一連の議論として、『TRIZホームページ』に掲載した。この教科書問題は、USITにとっては、教育的にも技法研究のためにも重要なものになった。
==> USIT 適用事例集 事例4. (中川 徹)(2015. 5.25)
(2015. 6.26)
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物理的矛盾の解決: 超節水型トイレ(H.S. Lee, K-W. Lee; 訳: 福澤英司, 中川 徹)
(2004. 1. 8)
水洗トイレで便を流すのに多量の水を使っている。それは便器の後ろのパイプがS字状に上がっているからである。これは臭気を防ぐために必要なのだか、便を流すときには邪魔である(本当は無い方がよい)。「存在する必要があり、一方無い方がよい」というのを、TRIZでいう「物理的矛盾」の典型例として捉え、TRIZの「分離原理」の考え方を使って鮮やかに解決した。非常にわかりやすいよい事例である。
==> USIT 適用事例集 事例3. (中川 徹)(2015. 5.25)
(2015. 6.26)
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第5回: TRIZ/USITのやさしい適用事例 (1) 裁縫で短くなった糸を止める方法
(2006. 5. 9)
『InterLab』誌上のTRIZ連載の第5回。大阪学院大学情報学部の下田翼君の卒業研究を、中川が記述しなおしたもの。この事例を随分詳しく説明している。ここの説明は比較的初期のものであり、下田君(と中川)の試行錯誤の過程をも記述している。(この事例はその後たびたび説明しており、徐々にエッセンスが明確化・強調されてきているが、個々の記述は初期のもので、考える過程の事例としては分かりやすいと思う。
==> USIT 適用事例集 事例1. (中川 徹)(2015. 5.25)
(2015. 6.26)
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第13回 TRIZ/USITのやさしい適用事例(3)ホッチキスの針をむしゃげなくする方法
(2007. 1. 7)
『InterLab』誌上のTRIZ連載の第13回。大阪学院大学情報学部の神谷和明君の卒業研究に基づいている。最初は、ホッチキスの横方向のガタが問題を起こしている原因であろうと想定していた。しかし、ある時に、多数の紙を止めようとしていたら、ホッチキスの針が詰まって動かなくなった。こじ開けてみると針がM字型になっていた。どうしてだろう?と考えて、根本の原因はガタとは別のところにあると気が付いた。また、解決策を考えるときに、「アルトシュラーの賢い小人たちの方法(SLP)」を使った。
==> USIT 適用事例集 事例2. (中川 徹)(2015. 5.25)
(2015. 6.26)
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オートロックドア方式のマンションで不審者の侵入を防ぐ方法 −身近な社会&技術問題へのTRIZ/USITの適用事例 (中川 徹、藤田 新)
(2007. 9.13)
大阪学院大学情報学部の藤田新君の卒業研究を中川が発展させて記述したもの。マンションの入り口がオートロックのドアになっているけれども、不審者が住人の後について容易に入ることができる(住人がそれを咎めることが難しい)。この問題は、単純な技術の問題でなく、住人の心理の問題、社会ルールの問題のようにも見える。この問題の原因-結果の関係を図示することにより、根本原因は「二つの異なるグループ(個人でもよい)がほぼ同時に入って来た場合の、ドアの前での認証のルールが確立できていないことにある」と理解した。この理解に基づき、(簡潔な、だれでも守れる)ルールを作り、それを保証する技術を提案した。日本TRIZシンポジウムで発表した。人の心理と社会ルールの問題を扱った(簡単だが)貴重な事例。
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USIT適用事例: 二人の子供を安全に乗せられる自転車 (須藤 哲也、坂田 寛、長谷川 圭一、日野 桂、加藤 明、中川 徹)
(2009. 1.29; 5. 7)
技術者を対象にした、USITの2日間トレーニングセミナーでの成果を発展させたもの。現在の主流は、前座席の子どもをハンドルのフォーク軸の上においている。ハンドルを操作すると子供も回転するから、ハンドルが重たい。子ども座席は自転車の本体に取り付けられているのが良い。それはどのようにすればできるのか?親の前の本体に子ども座席を固定し、それでいて親が容易にハンドル操作ができる配置とは?これを解決した方法を示した。、
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適用事例ノート: 図を描くことの意義 (1) 「二人の子どもを安全に乗せられる自転車」の事例から(中川 徹)
(2009. 2.22)
図を描くこと、特に、適切な視点から、適切な表現法を使って図(図式)を描くことの大事さを、具体的な改良例・推敲例を使って示している。
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折り畳み傘へのUSITの適用([MPUF USIT/TRIZ研究会] 中村公一、山田悦男、瀧本稔、枷場博文、中山憲卓、牧野泰丈、三原祐治)。(紹介: 中川 徹)
(2009. 5. 7)
多企業の技術者たちが自由意思で集まっている研究会のワーキンググループでの成果である。折り畳み傘を、手を濡らさずに簡単に畳める方式を作れないだろうか?USITでのいろいろな考察法を使って考えている。その図表現が魅力の発表である。
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コード・ケーブルを絡まなくする方法:諸事例の体系的分類による考察 (中川 徹、伊藤智之、塚本真庸)
(2009.11.23)
大阪学院大学情報学部の伊藤智之君と塚本真庸君の卒業研究を中川が発展させたもの。コードやケーブルが複雑に絡まっているのはよく見かける。この解決策を作ろうとしたが、容易でない。そこで、世の中で使われているさまざまな方法やツールを集めて、それらを体系的に整理して理解することを目指した。その整理において、(多数の危機とコード・ケーブルからなる)システムを、単純なものから複雑のものへと構成していく観点を用いた。このそれぞれのレベルで、いろいろな方法があり、いろいろな問題・矛盾があることを理解した。日本TRIZシンポジウムで発表した。
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さまざまな筆記具: 身のまわりのものから技術の発展のしかたを学ぶ (中谷くるみ、中川徹)
(2010.11.12)
大阪学院大学情報学部の2年生前期のゼミナールでのグループ研究の成果です。特別な技術の知識を使わないで、身の回りのものから考えていくやり方をしています。さまざまな筆記具というテーマで、いろいろなものを集めてきて、それらのしくみ(機能と原理)を考え、改良・発展のねらいを考えています。また、用途と方法との関係などを整理しています。大学2年生の中谷さんが、日本TRIZシンポジウムで発表し、私がイタリアでのTRIZ国際会議で発表し、大変好評でした。「TRIZの重要な考え方である、技術の発展というのを、こんなに分かりやすく学べるのだ」と、大学の先生たちや企業の技術者たちが感心してくれました。
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世界初自動両面印刷機開発でのTRIZとUSIT活用 (菅野 比呂志) (紹介: 中川 徹)
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(2009.12.30)
東北リコー(株)での両面印刷機「Satelio DUO 8」の開発におけるTRIZ/USITの活用を、開発者自身が日本TRIZシンポジウム2008で発表したものである。安価な孔版(ガリ版)印刷機では、印刷したインクが紙に吸い取られて乾くようにし、特別な定着工程を持たない、このため、両面印刷を高速で行うと紙面が汚れてうまくいかなかった。高速の自動両面印刷機の夢を持っていた著者は、TRIZの「最少問題」という概念を知ったときに、非常に明確な指針を得た。すなわち、A3版の印刷機を最小限の変更で使い、A4サイズの原稿のおもて面と裏面を半サイクルずらせてA3原稿のように扱う。おもて面を印刷して、紙を「燕返し」のように裏向けて、続けて裏面を印刷する。このとき、「ローラが印字面に触るが、紙面が汚れない」工夫が必要である。これをUSITのParticles法を使って、「ガラスビーズローラ」(マクロには平坦だが、ミクロには凹凸があり、点在する大きい(微小)ビーズで紙を支え、その汚れは小さいので気がつかない)の案を得た。高性能の両面印刷機ができた。また、この後3年間で22件のUSIT適用事例を作ったという。
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開発事例: TRIZ&TM&シミュレーションによるコマの開発 〜全日本製造業コマ大戦への挑戦〜 (片桐朝彦)
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(2015. 3. 7)
コマ大戦というのは、2012年に始められたもので、「直径20mm以下の手回しコマで、重さ、長さ、形、材質など制限なし。1対1の勝負で、より長く土俵上で回っている方が勝ち、2連勝で試合終了」というルールです。著者らは、回すとパカッと3つに開いて回転する「ネコパンチ」と名付けたコマを開発し、第2回全国大会で準優勝したといいます。開発にはまずTRIZを使って、問題を明確化し、問題の矛盾を列挙して、それらを解決するアイデアを出しています。ついで、タグチメソッドで最適なパラメータを求め、さらにシミュレーションで検証しました。楽しく、また素晴らしい開発事例です。
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USIT適用事例集 (中川 徹)
(2015. 5.25)、
(2015. 6.26)
いろいろな適用事例を集めて、「USIT適用事例集」を作りました。一つ一つの事例を「USITマニュアル」
に対応したプロセスで改めて記述し、全体として多様な応用を持った一貫プロセスとしてUSITを理解できるようにしました。事例ごとに独立のHTMLページを作り、スライド4枚(タイトルと出典、概要と意義、目次、「6箱方式」によるまとめ)およびスライド全体のPDFファイルを掲載しました。
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科学のためのTRIZ: 科学機器の進化および科学への応用における発明の方法論 (Andrei A. Seryi (英国))
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(2017.10.17)
オックスフォード大学の John Adams 加速器研究センター所長の Seryi 教授の基調講演のスライドです。高エネルギー物理学のための最先端の科学装置の詳細な図を多く載せており、その背景にある物理学を理解するのは容易でありませんが、著者は議論すべき本質的な点をはっきりとまた(科学一般に関心を持つ人たちに分かるように)平易に示しています。 例えば、将来を予測するには注意が必要、方法論が必要!、さまざまな研究の方向を評価するには、根本的な科学知識の探求目的だけでなく、その有用性についても、コストについても考慮するべきだ、などです。
TRIZの使い方についての著者の洞察もまた大変深いものです。40の発明原理についての説明で、発明原理35「パラメータの変更」について、体積Vや表面積Sなどの単純なパラメータを使う代わりに、その比V/Sを使うとずっと多くの示唆を与えてくれることを示しています。高エネルギー粒子の検出器である、霧箱(Cloud chamber) と泡箱(Bubble chamber)は、TRIZの概念の 「システムと反システム」の例であると説明しています(この概念を使ったら、霧箱の発明から泡箱の発明に40年は必要なかっただろうというのです)。 「スーパーシステムへの移行」というのもまた、大事なTRIZの概念です。新しい方法やツールは、多数の構成要素を組み込んで一つのシステムとして実現されます。そしてそれが有用になるのは、社会的、ビジネス的、技術的などの目的のより大きなシステム(上位システム、すなわちスーパーシステム)の一部として働くときだけです。
「TRIZは科学にとって有用になり得る。インスピレーションを与えるものとして、非常に効果的な諸技法のツールボックスとして、異なる学問分野を結びつける方法として、そして世界を見る新しい見方として。」 −−これがSeryi 教授の結論です。
(9) TRIZを習得・実践・推進するために
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パナソニック コミュニケーションズにおける TRIZ手法導入情況と商品開発への活用事例: 梱包サイズを半減化した新型電子黒板の開発 (山口和也, 永瀬徳美)
(2003.11.27)
2003年9月の、MRIシステムズ主催第4回日本IMユーザグループミーティングでの発表事例。例示している事例は、電子黒板の構造と梱包サイズに関するもので、従来の商品は1.5m×1m×0.33mで営業用のバンに積めなかった。この梱包体積を半分にし、バンに積めるようにした。この商品開発にTRIZを全面的に使い、製品の機能分析、梱包作業のプロセス分析、技術的矛盾の解決、ARIZの適用などを有効に使っている。この記事には、発表後の活発な質疑の記録があり、PCC社における非常に積極的なTRIZ推進の状況と熱意が分かる。開発プロセス革新グループ長の山口氏が主導し、全社技術者約2500人のうちの500人にTRIZ教育を行い、TRIZが使える人は150人、山口氏の直接の配下の15人には毎日TRIZ指導・実践をやらせている。2001年からTRIZの導入を始め、2002年度には50テーマで実践した。このように全社的にトップダウンでTRIZ推進をしているのは、日本で初めてのケースであるという。
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TRIZ 実践とは 〜パナソニックコミュニケーションズの活動から (永瀬徳美)
(2005. 2. 7)
2004年9月のMRIシステムズ主催知識創造シンポジウムでの発表である。スライド9枚の中に、TRIZの実践活動の智慧と情熱が伝わってくる。「TRIZを用いてNo.1の商品を戦略的に開発する。複数人のTRIZ選任者でTRIZ論議をしつつ実践する。全社発表会でTRIZの成果を見せる(成果にこだわる)。あらゆる課題に取り組み、自分の実践事例を手に入れる。TRIZの能力を磨き、他手法と連携・統合する。TRIZ普及に対する熱意、リーダシップが求められる。
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"TRIZ"の製造系への応用〜プリンター完成工程における慢性不良撲滅の取組み (古賀陽介)
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(2007.12.23)
日本TRIZシンポジウム2007での、パナソニックコミュニケーションズ社からの発表。従来から商品企画や開発設計上の問題解決・課題達成に取り組んでいたTRIZ推進チームが、製造段階の工場における問題解決を依頼され、現場の40人の従業員とともに取り組んだ事例。問題は、カラーレーザプリンタの組み立てにおいて、プリンタの欠陥率が高く、プリントした紙にスポットや筋が現れるものが多かった。TRIZチームは、工場の部門の全員を集め、トラブルの状況を説明した後に、「なぜ欠陥が起こるのか?」について、全員に考えを書かせた。30分で638件のアイデアが出た。TRIZチームがそれを整理し、塵埃が主要な問題であること、またその要因を 4M(作業 (人)(Man)、設備(Machine)、方法 (Method)、材料 (Material)) + 1 (環境(塵埃))で整理した。従業員たちのすべてのアイデアを、これらの要因と関連づけて整理し、多数の対策案を得た。それらを、多数の実施可能な対策として組み上げ、実際に(一斉に)実施した。(清掃時間の複数化、靴の管理、作業帽のしつけ、など様々)。欠陥は大幅に減少したが、まだゼロにはならなかった。TRIZを用いて、さらに解決策を作った(例えば、紫外線を当てて埃を見えやすくする(蛍光を出す)など)。549件の対策を実施し、半年で(埃に関する)トラブルはゼロになった。これは、TQC型の運動とTRIZを結合させた、優れた事例である。
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実践報告: USIT 2日間実践トレーニングセミナーのやり方(やさしいTRIZの普及のために) (中川 徹)
(2005. 7.20)
中川が行ってきた公募制/企業内のUSITトレーニングセミナーのやり方について、具体的に・詳細に記述している。公募制の場合の権利・義務の関係、問題を設定するときの注意、グループの編成、2日間のプログラム(当初は3日間であったが2日に短縮した)、問題解決の進め方、演習の実際のやり方、企業内の普及のさせ方、など。
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USIT適用事例: 忘れもの予防・防止システム: USIT 2日間トレーニングセミナーの成果報告 (中川 徹)
(2006. 2. 1)
公募制でのUSIT2日間トレーニングセミナーの実際の事例を詳細に記録して公開したもの。セミナーでつくった模造紙上のポストイットカード記録をデジカメで撮り、それに並行して詳細な説明を書いている。セミナー参加者に記録として送付する報告書のテンプレートを使っている。『TRIZホームページ』に掲載の後、正式の英語論文にして、米国のTRIZCON2006で発表した。テーマそのものは、時間過程を含む問題であることが特徴。
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日立グローバルストレージテクノロジーズにおける開発エンジニアのためのTRIZ推進活動とその実務適用例 (有坂寿洋、津波古和司、鈴木博之)
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(2008. 3. 9)
日本TRIZシンポジウム2007での発表。日立グループでの全社的なTRIZ導入の一環として、この会社(日立GST)では2005年から本格的な導入を始めた。専門とするハードディスクドライブ(HDD)の開発のために、TRIZの矛盾マトリックスの各パラメタとHDDでの諸元(諸性質)との対応づけをした。適用事例を2件説明している。一つは、ディスク上に生じた微小な傷(突起物)を修復する方法で、ディスクを低速回転にして読み取り用スライダーを突起物に「ぶつけて削る」方法。もう一つは、読み取りヘッドの微小振動によるノイズを減らす問題で、新しい発想でアクチュエータに4節リンク構造を導入し、リンク部が動いてもヘッド位置の変位がゼロになる設計とした。ともに固定観念を破る発想を得ている。
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TRIZのユーザを増やすにはどうすればいいか?に挑む 〜宮城TRIZ研究会の独自開発ツール「智慧(ちえ)カード」〜 (石井力重、伊藤利憲)
(2008. 2. 8)
TRIZの40の発明原理を、簡潔に平易にキーワードと図で表現したカードを作り、「智慧カード」と呼んでいる。、アイデア発想の場において、これをゲーム感覚でグループで使い、グループとアイデアだしを活性化させるやり方をいろいろと開発して、発表している。
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結果(=利益)を出すためのTRIZ導入と実務適用事例 〜QFD→TRIZ→TMによる商品開発プロセスの革新〜 (片桐朝彦、土澤聡明、山内武志)。(紹介: 中川 徹)
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(2009. 4.21)
日本TRIZシンポジウム2008での、(株)コガネイからの発表である。同社は従業員800人の空気圧機器総合メーカー。TRIZに出会った同社は、2005年10月から、QFD、TRIZ、タグチメソッドを一連のものとして導入し、複数のプロジェクトを並行させて、手法の教育とプロジェクトでの実地適用を同期して進めることにした。その3種法の教育と実地適用とを、一人の外部コンサルタントに委ね、一種の運命共同体を作った。これらの教育を受けるチャンスは従業員にできるだけ門戸を広げ、実地適用の段階で積極的な人・プロジェクトが残っていく。第2ステップにあたるTRIZの適用においては、QFDから設計課題にTRIZを適用する7日間コースを6テーマ(計41人)、短期問題解決の3日間コースを4テーマ(計13人)実施し、合同の成果発表会を行った。(==> 続報あり)
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結果(=利益)を出すためのTRIZ導入と実務適用事例(2) 〜QFD→TRIZ→TMの適用で、結果は出たのか?〜 (片桐朝彦、土澤聡明、保坂周一) (紹介: 中川 徹)
(2010. 5. 9)
日本TRIZシンポジウム2009での発表で、前年の続報である。QFD-TRIZ-タグチメソッドの一貫適用プロジェクトのうち最も成功した事例1件を報告している。課題は、同社の主要製品の一つである「高速で開閉させる空気バルブ」において、(世界レベルで)「絶対的な強みを持つもの」を開発することであった。「何を実現すれば絶対的強みであるといえるのか」を、QFDを用いて議論し、明確にした。「大流量で、高速のオン/オフ応答をし、なおかつ消費電力が少なく、耐用年数の長いもの」。それを実現するソレノイド構造とバルブ構造に新しいシステム設計をすることが、TRIZでの課題である。ソレノイドでは、フレームをコの字型からU字型にし、可動子をI型から(短ストローク、無摺動の)平板型にするなどの、大はばな改造を行っている。その後、タグチメソッドと電磁気解析を含むシミュレーションとによって、設計のロバスト化を行った。その結果、応答時間が従来の1/2以下、流量3倍以上、消費電力1/2以下を実現し、画期的な製品として、従来よりもはるかに高度な用途が広く出現した。素晴らしい実地適用事例である。
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マネジャの為のTRIZ〜科学的手法を活用したアプローチとマネジメント〜 (山口和也) (英訳: 小西慶久; 紹介: 中川 徹)
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(2010.12.30)
日本TRIZシンポジウム2010でのテーマ講演である。パナソニックコミュニケーション社で、科学的手法によるプロセス革新を主導した山口氏(定年退職後、MOST合同会社を興す)の力強い講演。その標語は、「科学的手法(QFD,TRIZ,品質工学他) とは儲ける道具であり! 経営そのものであり! マネジメントそのものである!」。著者は、実務者、マネジャ及び会社上層幹部迄を含んだ人々が、企業の組織的活動に欠くべからずものとしてTRIZを認知し、TRIZを使っていく環境を企業の中に作る必要があると説く。そして、これらの手法の思想や要点を順次述べて、手法間の連携を説明している (残念ながらこの短い文では紹介しきれない)。マネジャのためのTRIZ、ぶじねすのためのTRIZとして、力強く、深い洞察を持つ公園である。
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創造的な問題解決の方法論TRIZ/USIT: 研究・教育・普及活動のまとめ (中川 徹)
(2012. 3.13)
(2012. 3.23)
私が大阪学院大学の情報学部を定年退職するときに、14年間の活動(大学での研究と教育、および大 学外での研究と普及の活動)をまとめて、『大阪学院大学 人文自然論叢』に掲載した報告・論文。「創造的な問題解決の方法論」というのが一貫したテーマであり、研究と教育と社会普及の活動を一体として行うことが できたのは、実に幸せなことであり、大学はじめ沢山の人たちに感謝しています。
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講演: 創造的な能力は どのようにして育て発展させるとよいのか?(中川 徹)
(2012.12.12)
マレーシア TRIZ 学会の基調講演に招かれ、さらにその後の パネル討論で表記のような課題が出された。それに答えるために作った4枚のスライドとその簡単な解説。「創造的な能力」というときに、ときとして「人と違 う発想」「奇抜な発想」をすることが(創造性の専門家たちの間で)強調され過ぎることがあると、 私は思う。もっとしっかりした、広範囲で深い考察、忍耐強く考え改良していく面を、わたしは強調した。
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TRIZ 論文: 発明原理40のシンボル化(高木芳徳)
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(2015. 1. 8)
TRIZの40の発明原理を覚えやすくするために、(メモの際の利便性も考えて)手描きシンボル化した。これにより、40の発明原理を手軽に援用でき、矛盾マトリクスを連続的に利用したり、日常的にリバースTRIZを行いやすくなった、と著者は言っています。分かりやすく、有効な方法です。
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TRIZ 論文: ユビキタスのためのTRIZ マーケティング - いつでも、どこでも、誰でも、TRIZ を利用できるように -(粕谷茂)
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(2015. 2.10)
TRIZユーザの顕在的/潜在的なニーズに応えるための、さまざまな試行・技法・ツールなど10事例を発表しています。40の発明原理のスマホ版(1画面/原理)、IT/ソフト分野のための40の発明原理(スマホ版)、他の諸技法をTRIZの技法と関連づけ/意味づけて捉える(オズボーンのチェックリスト、NM法、ホンダのワイガヤ、目的展開、QCストーリなど)などです。TRIZは高価なものではない、いつでも、どこでも、だれでも使えるようにと、発表者が努力しています。スライド(画像)とその説明が並行した分かりやすい記事になっています。
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実践の場でどのように初心者をTRIZへ導くか(久永 滋)
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(2015. 3.27)
デンソーでは、10年前からTRIZを導入し、「実践主義」でいままでに250件のテーマに適用してきました。ほとんどが初心者のチームをTRIZ推進者がリードするに当たって、初心者のニーズと指向にマッチしたアプローチとツールを採用しないと、うまくいかないことが多いことを経験しました。そこで、従来事例250件を整理して、初心者の3つのニーズ(多くのアイデアがほしい、決定打を出したい、根本から見直したい) と、2つの指向(制約の外へ、制約の中で)を分類しました。各カテゴリで、しばしば使う TRIZの方法でうまくいったものと、うまくいかなかったものを、初心者の指向から考察・整理し、これらの3×2の場合での推奨する方法をまとめていいます。-- 深い考察を持った発表です。著者は最後に、「TRIZ実践の成功は、技術的成果だけでなく技術者の満足度も深く関係する。それには、コンサルティングよりコーチングが効果的」と言っています。
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TRIZ適用拡大のための一法 〜TRIZが使いにくい商品への適用のために〜(井坂義治)
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(2015. 3.27)
基本的な要求が変わらないので、同じ商品がずっと何十年も提供されている分野があります。農林業などの作業機械のための、「汎用エンジン」がその好例です。では、そこにはTRIZを適用する余地がないのでしょうか? 著者は、ターゲットユーザ (この例では、作業機メーカのエンジン選定責任者)を納得させられる「売り文句」を見出すことを薦めます。そのために、いろいろな発想法を使って、「売り文句」になる機能・特徴を考え、その後で、それを実現する方法をTRIZを使って創り出すのです。これをTRIZの問題解決の「テーマ決定」段階と位置付けています。 -- 分かりやすい、優れた発表です。
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高齢者の新しいライフスタイルの提案のために(長谷川公彦、他)
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(2015. 3.27)
知財創造研究分科会が、数年の活動を一段落させて、今後の活動について「いつも気になっていること」というテーマで自由討論した結果生まれた、新しい活動テーマです。テーマの上位目的(ビジョン)として、「高齢者とその関係者が幸せな生活を送る」と設定し、目標(ゴール)として、「高齢者が自分の問題と他人の問題を解決する」としました。さらに具体的には、「定年を迎えた研究者・技術者が生きがいを持った生活を送りたい」という問題意識に対して、「自分のビジョンを実現する目的のために、自分の問題と他人の問題を解決する」という解決策を作り出していこうとしています。そのような「高齢者の新しいライフスタイル」を提案し、そのためのいろいろな考え方を整理し、実現のための環境を整える活動を提案していこうと考えています。TRIZによって「価値創造」を考察して行こうとしているのです。-- 日本社会にとって、また高齢になりつつある多くの技術者にとって、大事なテーマであり、アプローチです。今後の活動に注目ください。
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TRIZフォーラム: 読者の声: 「札寄せ」しながら考える(1) 〜新幹線焼身自殺 [放火] 事件を例に (片平彰裕、中川 徹; 長谷川陽一、日野克重、高山直彦)
(2015. 7. 7; 7. 8; 7.19)
片平彰裕さんの図で考えるツール「札寄せ用具」
は便利なものです。いろいろな図を作って、例示するとよいと思ってきました。このたび、片平さんが「札寄せ用具」の改良版(2.0.6版)を公表され、「認知心理学の授業ノートの図」を例示されました。さらに、6月30日に起こった「新幹線焼身自殺 放火事件」について、片平さんが中川の簡単なメモを図示し、また、各種の報道を取り入れて作った図ができました。ショッキングな事件であり、現在の日本社会の問題が根底にあり、多面的に考えるべきことと思っております。-- 寄稿を募り、高山直彦さんから同事件の考察図式例をいただきましたので、追加掲載しています。
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「札寄せ」しながら考える (2) 〜 (短い)文章全体を「札寄せ」で図示(見える化)する (中川 徹、片平彰裕)
(2015. 7. 29)
「札寄せ」
しながら考え、考えを図示する(見える化する)ことを、実際に試みました。今回、「比較的短い文について、自動的に札寄せの札にし、それを札寄せ法で分かりやすく表現する」方法を作り、その事例を作ってみせることを始めました。中川の提案に応じて、(その提案メールを題材にして) 片平が文章から札への変換および札寄せによる図示をしました。それらの記録をHTMLで説明し、Excelファイル
を掲載していますので、逐次トレースできます。最初の手紙文と 後の図式を比較すると、作成者の返答・応答を書き加え整理するにつれて、論点が明確になっていくことがよくわかります。
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「札寄せ」しながら考える(3) - Sickafusの「潜在意識問題解決」の論文を理解する(片平彰裕、中川 徹)
(2015. 8.25; 9.17)
(2015. 9.17)
最近のSickafus博士の論文(和訳版)の全体を、片平さんが「札寄せ」で図示したもの、および、同論文の「概要」だけを中川が「札寄せ」で図示したものを掲載しています。特に、概要のようなコンパクトな文章の場合には、文単位よりも少し細かい論理単位でラベル化して、論理関係を図示することが適切でした。図解の途中経過をありのままに記録しています。Sickafus博士の論文の概要が、図によってずっと明確になりました。図解作業の例として、お読みください。
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「レポートの作り方・書き方」研修セミナーを指導して (中川 徹)
(2016.11.28)
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和歌山県看護協会の認定看護管理者制度ファーストレベルコース(全体で150時間)の一部として行った研修です。50人の看護職の人たちに2日間(計12時間)の研修を指導しました。講義テキストは、「レポートの作り方・書き方 −内容の準備、構成、そして文章の心得−」
(2010.10.10)と、「創造的な問題解決の考え方」のスライド
です。グループ演習では、まず、学生レポート
を使って、文章表現を推敲する演習をしました。次に、受講者が提出した事前レポート「所属する組織の現状と課題」を使い、5編ずつ、3回にわたって(計15編)演習しました。レポートを読み取り、グループで議論しながら、文章表現の検討、段落など構成のしかたの検討、問題の捉え方と解決への方向付けの検討、そして最後には、レポートの著者になり代わって問題提起とその解決のための(模擬)所内プレゼンテーションをしました。年1回で7年の蓄積があり、講義と演習が好評をいただきました。
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TRIZ推進事例: TRIZを中小企業に広げるための長期戦略:ベルガモでの経験を分析する(Davide Russo, Daniele Regazzoni, Caterina Rizzi;中川 徹訳)
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(2017. 2.14)
イタリア北部のベルガモ大学のTRIZ研究グループが、修士課程を中心にTRIZ教育を行うとともに、ベルガモの商工会議所と連携して、地域にイノベーション支援の活動を行い、TRIZをも普及させていきました。長期的な戦略と積み上げによって、中小企業を中心とした地域に、知的財産とイノベーションの活動を普及・発展させていった、貴重な報告です。大企業主導のモデルとは異なる、新しい「ベルガモ モデル」です。
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学会報告 (31): ETRIA TFC 2016 報告: 全論文の紹介 (全50編) (中川 徹)
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(2017. 3.30)
2016年10月末のポーランドでの国際会議の全発表論文50編を個別に詳しく紹介するものです。要点和文、詳細英文。テーマで7分類して、逐次掲載しました。各論文を(A4で)1〜4頁程度の詳しさで分かりやすく紹介しています。
A. TRIZの方法論 (6編) (中川 徹)
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(2017. 3.30)
B. TRIZと他の諸方法との統合 (11編)(中川 徹)
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(2017. 3.30)
C. 技術分野の適用事例(9編)(中川 徹)
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(2017. 4.24)
D. 企業におけるTRIZの推進 (5編)(中川 徹)
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(2017. 6. 4)
E. 大学・学界・教育におけるTRIZの利用 (5編)(中川 徹)
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(2017. 6. 4)
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論文: 中国におけるTRIZ の開発と産業界への普及活動 (Runhua Tan (中国)、中川 徹訳)
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(2017.11. 5)
中国でのTRIZの研究と普及が、急速に、格段に発展していることは驚くばかりです。河北工業大学(天津市)の「技術革新方法とツールのための国家工学研究センター」は、Tan教授が指導し、約80人のFaculty メンバー、約20人の博士課程学生、そして約80人の修士課程学生が在籍して(訂正:2017.11. 7)、活動している、といいます。中国には、この他にも沢山のTRIZ研究拠点があるようです。
「TRIZを中核にして、イノベーションのための諸技法を統合した体系」を作り、C-TRIZ(中国版TRIZ) と呼んでいます。概要が紹介されています。
MEOTM(多数技術者向けのトレーニングモデル)と呼ぶ、企業への普及活動が最も注目されます。近年の中国の旺盛な企業活動・経済発展をバックにして、(国と地方の)政府、諸企業、そして技術者たち自身に、イノベーションのための方法を習得する強い動機があることが、本論文から明確に伝わってきます。数日の研修ではなく、半年〜1年継続の教育と演習(主に週末を利用)です。一つまたは複数の企業を選定し、参加技術者を選定して、訓練をします。参加者は各自、自分の仕事に関連した「発明的問題」を持ち込み、期間中にそれを解決して、最終の発表と口頭試問をパスして初めて、資格認証を得ます。この訓練プロセスにセンターだけでなく、企業のマネジャたちが加わっていることも大きな特徴です。「2013〜2016年に40のトレーニングクラスを実施し、721企業の技術者たち合計3173人を訓練し、そのうちの1471人が資格認定を受けた」と報告しています。そのやり方は、(なかなか真似ができませんが)参考にするべきことが多くあります。
(10) 質問と討論
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TRIZフォーラム: 「読者の声」 (和・英)一覧ページ (2013年〜) (編集: 中川 徹)
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(最新更新: 21014.11.27)
読者の皆様から、折に触れて感想・ご意見をいただいており、大変励みになり、感謝しております。それらの中からオープンな通信・議論にふさわしいものを選んで、掲載しています。この索引ページには、年ごとの一覧表の形式にして、個別のページへのリンクを張っています。各通信記事は、和文だけ、あるいは英文だけの掲載になっていることが多いので、両方をご覧下さい。
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フォーラム: 福島原発事故: 東電原発事故の本質 ― JR福知山線事故との精神的類似性― (山口栄一)
(2013. 9.20)
(2013.10. 3)
福島の原発事故に関して、いくつかの「事故調」の報告が出されたが、民間から出された(あまり広く知られていない)報告の一つの報告者(同志社大学教授)による要点の紹介。原発事故が非常に大きな
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フォーラム: 地震予知研究の紹介: 電磁気学的な現象を手掛かりとする地震の短期(直前)予知の研究についての紹介: 吉岡匠教授(北海道科学大学)の研究を中心にして (責任編集: 中川 徹)
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(2015. 3. 7)
本ホームページに、「地震予知研究」について今後継続的に紹介するフォーラムを始めます。その趣旨は:
(a) 地震の短期(直前)予知は、甚大な被害(特に人的被害)を軽減するために、渇望されていることです。
(b) 従来の地震学(と政府)は短期予知を不可能と考え、研究を回避していますが、それは、力学的な側面(変位、力、振動など)を主要な鍵と考えているからです。それなら、別の種類の信号を鍵にすればよい、電磁気学的な信号が一般的に優れている、とTRIZは教えます。
(c) 地震の電磁気学的な面は、研究されてきていますがまだまだ未知で、「眉唾もの」と批判されることがあります。しかし、新しい現象の発見、新しい現象を検出・観測する方法の発明、新しい現象のメカニズムの解明、新しい現象から有意味な情報を抽出し活用する方法の発明、などはすべて、相互に刺激しあって開発でき進歩するものです。各側面の研究開発を行うべきだと考えます。
(d) 昨年「日本地震予知学会」が設立され、短期予知研究、特に電磁気学的な面からの研究を推進しようとしています。
(e) 特に私は、吉岡匠教授の「発電機のオンライン監視システムが地震の前兆現象をキャッチしている」という研究を知り、まだあまり知られていませんが、有望・重要と判断しました。これを広く紹介して、その検証と開発の推進に寄与したいと考えました。
(f) フォーラムのこの親ページには、参照するとよい文献の紹介、掲載記事の索引、質問と討論の索引などを掲載していきます。
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フォーラム: 学術界における「創造的な研究の方法」とは? 「創造的な問題解決の一般的方法論(CrePS)」は寄与しうるのか?(問題提起: 某先生、応答:中川 徹)
(2016. 7.31)
最先端の創造的な学術研究において、その一般的なかつ汎用的な研究方法、「創造的な研究を行う方法」があるのか?が問題です。学術界で沢山の研究が行われ、創造性技法やTRIZなどとは関係なく、多くの成果を挙げている。しかしそこでは、「創造的な研究を行う方法」といったものの共通理解は知られていない、といい、CrePSが果たして意味があるのか?と問われています。
--- 学術界にTRIZなどがほとんど浸透していないことは残念なことです。ただ、学術界が「創造的な研究を行う方法」の一般的な理解を作れていないというのは、不思議なことです。学術界で何が必要かと考えると、6つの視野があります。(a) 世界の諸研究分野、研究テーマの大きな将来の方向を考える 。 (b) 一つの研究分野で、どのような研究テーマを選択するべきかを考える。 (c) ある研究テーマで、何を本当に解明するべきか、解決するべきかを考える。 (d) ある研究テーマで、解明・解決を困難にしているのが何かを考え、それを打開することを考える。 (e) ある研究テーマの個別の課題において、研究や実験の方法、実験装置の設計などのやり方を考える。 (f) さらに細部の問題・課題において、それを個別に解決する。 CrePSの6箱方式は、この(d)(e)(f)に適した表現になっており、(a)(b)(c)でも少し表現を変えて対応できると、私は考えます。今後議論するべき、大事な大きなテーマです。
(11) その他
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英語で発信するために (中川 徹)
(1999. 9.27)
この2頁ばかりのエッセイは、1997年に富士通研究所にいて国際交流関係の仕事をしていたときに、社内のあるホームページのために書いたものである。その後、この『TRIZホームページ』に再掲載した。英語で発信するための心構えや自己訓練について書いている。英語で世界に発信することは、私のいろいろな活動(例えば、この『TRIZホームページ』の英語版ページの継続的な発信)の一つの柱にしているものである。参考にしていただければ、幸いです。
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レポートの作り方・書き方−内容の準備、構成、そして文章の心得− (中川 徹)
(2010.10.10)
大阪学院大学情報学部での講義の中の1コマで、「レポートの作り方・書き方」を話していた。和歌山県看護協会の研修担当者がその記事を読んだのがきっかけで、同協会で2日間(12時間)の研修(演習)を行った。その時に拡張した教材一式を、『大阪学院大学通信』に掲載し、本ホームページに再掲載した。3部構成の教材である。
(12) このサイトの活用法
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このサイト『TRIZホームページ』の活用法(中川 徹)
(2015. 3.27 追加)
TRIZ を学ぶための情報源としては、本『TRIZホームページ』が最も豊富でかつ精選されたものになっております。ぜひご活用ください。活用法の詳しいことを「適用・推進の実践者の皆さんに」の入口ページ、特にその最初の項「(1)新着情報と本サイトの活用法(総合索引・検索など)」と「(2) TRIZ参考文献・リンク集・ソフトツール」に書いていますので、参考にしてください。
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編集者より: 本サイト内の記事・ページの検索について (中川 徹)
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(2015. 3.27)
本ホームページ内で記事を探すには、次のような方法を使い分けてください。
(a) トップページ (最近6か月以内の新着情報)、
(b) 4つの入口ページ (子どものための、学生・社会人のための、技術者のための、実践者のための、精選記事集(テーマ分類、紹介文つき))、
(c) 総合索引のページ(カテゴリ別にした全ページの一覧)、
(d) 新着情報の総覧(すべてのページを掲載順に網羅。書誌情報と紹介文つき)、
(e) なんらかの関連ページからのリンク、
(f) サイト内検索のページ(任意のキーワード(複数可)で検索、日本語ページの検索と、英語ページの検索がある)。各ページの最下部の「(サイト内)リンク表」中の、(薄茶色のセル)「サイト内検索」からアクセスできる。
最終更新日 : 2020. 7.15 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp
問い合わせ・ご意見・投稿などはE-mailにて下記にお寄せ下さい:
中川 徹 (Toru Nakagawa) (大阪学院大学 名誉教授)。 E-mail: nakagawa@ogu.ac.jp