地震予知研究-LinkedIn-2025-6-ETRIA2024-発表

TRIZの考え方に基づく 地震予知研究:
(6) ETRIA TRAI 2024国際会議(2024年11月6日〜8日、ルーマニア)で発表した 論文、スライド、およびビデオ

中川 徹 (大阪学院大学)、LinkedIn 英文掲載 2025.1.17; 『TRIZホームページ』 英文ページ 2025. 2.19

和文掲載: 『TRIZホームページ』 (2025. 4. 1) 

掲載: 2025. 4. 1

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  編集ノート (中川 徹、2025年 4月 1日) 

これは私がLinkedInに連載している解説の第6部です。遅くなりましたが、和訳してここに掲載します。

このLinkedInの記事は、2024年11月開催のETRIA国際会議における私の発表( )を紹介するのが目的です。ただ、ETRIAでの発表の前半部分は、LinkedInの連載記事(1)〜(5)でほぼ説明してきています。後半部分では、地震予知研究を5段階で進めて行くとよいことを提案し、筒井の方法の拡張・強化を例に説明しました。LInkedInの読者の皆さんにとっては、今までの連載のまとめと次のステップへの準備の意味を持っています。

なお、ETRIAでの発表内容は、英文ページに、乱文・スライド・ビデオの一式を11月に掲載しました。和文ページでの掲載が遅れていましたが、取りあえずスライドの和訳をこのたび掲載しました(2025. 3.30).

 

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  TRIZの考え方に基づく 地震予知研究:
    (6) ETRIA TRAI 2024国際会議
(2024年11月6日〜8日、ルーマニア)で発表した 論文、スライド、およびビデオ

中川 徹 LinkedIn  英文掲載 2025. 1.17
             『TRIZホームページ』 和訳掲載 2025. 4. 1

今日(1月17日)は1995年の阪神・淡路大震災の満30年の追悼の日です。  建物の倒壊や大火災で6800人以上が亡くなりました。   大阪から神戸に向かう高速道路も倒壊しました(左下の写真)。  これが起きた地域は、私が学校時代に住んでいた故郷でした。

今回のLinkedInの記事では、ETRIA TRAI 2024国際会議(2024年11月6〜8日、ルーマニアのクルージュ・ナポカで開催)での、私の発表を紹介します。  私は8月12日に最終論文を提出しましたが、体調不良のためルーマニアに行くことができませんでした。  大会主催者のご配慮により、セッションではビデオ発表を行いました。

その内容は、私のホームページ『TRIZホームページ』に、論文 (18頁)、 発表スライド (10枚)、 発表ビデオ (.mp4, 16分) の一式として [英文で] 掲載しました(11月26日)。  ここをクリック   すると、ビデオを始められます。

私の今まで一連のLinkedIn記事は、私のETRIA論文の最初の部分とほぼ対応しています。

(1) 私は、なぜ、どのようにして、この難題に取り組む決心をしたか
(2) 短期地震予知のための前兆現象の要件
(3) 地震前兆現象として有望なものを選択する
(4) 筒井の方法: 地中の直流電場の観測
(5) 神山の方法: GNSS衛星データを用いた地殻の歪みの観測

これらの認識をベースに、私は地震予知研究に5つの段階を提案します。  それらは以下の通りです:

段階(0)  前兆現象のさまざまな候補を探す。観測の方法や装置を試行・試作する。

段階(1)  候補の前兆現象を1カ所で観測する。観測方法・観測機器を開発する、(なんらかのタイプの) 地震との相関を調べる。

段階(2)  複数の研究グループ/観測サイトによる研究プロジェクトを形成し、複数のサイトで並行して現象を観察し、(ある種の) 地震との相関を確認する。

段階(3)  全国的な観測サイトと研究グループのネットワークを形成し、多数の地震の事例を観測・分析し、地震の予知を試みる。地震を予知する(いつ、どこで、どれくらいの規模で)方法を確立する。

段階(4)  地震予知のための種々の補完的手法を統合し、地震を分析・予知する技術システムを構築し、被害(を起こす可能性のある)地震を予知することの有用性を実証する。

段階(5)  学界・社会・政府の理解を得て、地震予知の警報システムを公的に運用し、それをさらに実践・改良して、その全体システムを世界に展開する。

地震予知研究は、永らく段階(0)で暗中模索していましたが、最近日本で少なくとも2つの方法(神山の方法と筒井の方法)が、段階(1)を達成し、いまや段階(2)に入ろうとしています。

そこで、日本地震予知学会(EPSJ)の中で、共同研究プロジェクトを立ち上げ、複数のグループが並行して共通の前兆現象を観測するることを、提案します。

各段階で5年が必要だと仮定しますと、地震予知の警報システムの公的/社会的な運用を、スムーズにいけば20年後に実現できるというビジョンを持っています。 

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追記: 12月21-22日の日本地震予知学会の学術講演会で、私はこのトピックについてより明確な形で、発表しました。その発表資料一式を、日本語で『TRIZホームページ』に掲載しました  (2024.12.28)。  数週間のうちに英語でも掲載する予定です。 ==> (2025. 2.19; 3.29)

 

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最終更新日 : 2025. 4. 1    連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp