WTSPプロジェクト: コミュニケーションフォーラム |
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WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集の現状報告と、 |
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掲載: 2023. 1.19 |
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編集ノート (中川 徹、2023年 1月19日)
本ページは、WTSP(世界TRIZ関連サイトプロジェクト)で開発中の 世界WTSPカタログ集の状況を日本の皆さんに報告し、その中の「日本の部」の拡張と改良へのご協力をお願いするものです。
1月13日に国内の約200人の方に出しましたメール(本ページでは分かりやすくするために図を3枚挿入しました)と、翌1月14日に、(そのうちで)日本でTRIZの推進・実践を主導しておられる方33人に出しましたメールとから構成しています。前者はWTSPカタログ集の趣旨や現状を具体的に説明したもの、後者はカタログ集の「日本の部」(2019年中川作成)を拡張・改良するために、具体的な共同作業をしていただきたい旨を、お願いしています。この30年間、世界各国の経済・生産性・一人当たり所得が確実に上昇しているのに、日本だけがこれらの点で停滞していることが示されています。それに加えてコロナ禍が3年続き、ロシアのウクライナ侵攻に伴い世界が激動しています。TRIZ関係者の皆さんもいろいろとご多忙でご苦労されていることと思います。その中で、1日あるいは数日をかけて、ご自分が関わっておられるTRIZ関連サイトを分かりやすく紹介することは、きっとご自分にもみんなにもプラスになるでしょう。それらの多数のWebサイトの紹介を集めて、カタログ集を作れば、初心者にも、実践者にも、専門家にも、大いに役に立ちます。「有用で、魅力的な」カタログ集をつくりましょう。世界の人々にも率先して示せるものを作りましょう。そうすればまた、世界から多くのものを学べるようになるのです。
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A. WTSP(世界TRIZ関連サイトプロジェクト) と WTSPカタログ集について: 現状報告と共同開発の要請
創造的問題解決の方法論 「TRIZ」 に関心をお持ちの皆さま
2023年 1月13日 中川 徹 (大阪学院大学 名誉教授)
激動の中で新年を迎えました。
本年が少しでも平和の方向に、国民の生活の安定/福祉の方向に 舵を切り直すようにならないかと、願っています。
皆様のご健康、ご活躍、ご成功をお祈りいたします。『TRIZホームページ』を12月16日と12月31日に(12月29日付) 更新しました。
[1] 世界WTSPカタログ集のドイツの部を作成・公開しました (中川 徹)
[2] WTSP サイト詳細紹介: DE-03 ◎ Modern TRIZ Academy サイト (Michael Orloff, 独)なお、今年は「世界TRIZ関連サイトカタログ集」のガンマ版の完成に全力を上げたいと思っています。
「世界TRIZ関連サイトカタログ集(γ版)をETRIA国際会議で発表、
その「日本の部」をTRIZシンポジウムで発表することを 目標に活動を進めます。TRIZの推進・実践に携わっておられる日本の皆様のご協力をお願いする次第です。
[1] WTSP: 世界WTSPカタログ集のドイツの部を作成・公開しました (中川 徹) (2022.12.16)
ドイツのTRIZおよびTRIZ周辺サイトのカタログ集を作成し、原稿の形で収録するとともに、世界WTSPカタログ集のドイツの部として、 組み込み公開しました。
インターネット検索の第4ラウンドのドイツサイトデータを用いて、それらのサイトを逐一訪問調査して紹介を書き、また第2ラウンドと第3ラウンドのデータからドイツサイトを抜き出して補填しました。
その結果えられたサイトは、TRIZサイト: ◎3, ○5, □7, △3件、 TRIZ周辺サイト:◎2, ○7, □18, △6件です。
調べてみて、素晴らしい、ユニークなサイトがいろいろあることを、改めて知りました。本件は、各国のTRIZ関係者の協力によって各国のWTSPカタログ集が作成されることを願って、第2の先行事例として作成したものです。
なお、さらに、フランス、イタリア、台湾、韓国などのカタログ集を作る必要がありますが、各国自身での活動が切に求められます。
日本のWTSPカタログ集のサイト紹介の充実も求められています。[2] WTSP サイト詳細紹介: DE-03 ◎ Modern TRIZ Academy サイト (Michael Orloff, 独) (2022.12.29)
DE-03 ◎ Modern TRIZ Academyのサイトについて、サイト責任者 Prof. Michael Orloffが書き下ろした詳しい紹介を掲載しました。
世界WTSPカタログ集のドイツの部に、(b) WTSP標準形式 (A4で1ページ) の紹介と、 (c) 自由書式による詳しい紹介 (A4 28ページ、PDF) とを掲載しました。
また、『TRIZホームページ』の論文としても、独立したページを作り、 このサイトの全容を紹介しています。
このサイトの役割は (a1) (TRIZに特化した)情報発信、(e1) 方法開発者、(e4) コンサルタント、 (e5) トレーニング組織、です。Michael Orloffは、ベラルーシの出身、 1963年に16歳でTRIZに出会い、Invention Machineプロジェクトに参加し、 ドイツでコンサルティング会社を設立し、簡略化・近代化した独自のTRIZを確立し、韓国・中国・エジプトなどでコンサルタント/トレーナーとして仕事をし、 トレーニングコース (最近は特にeラーニングと自己トレーニングに重点) の運用、などの経歴を述べています。
「エッセイ」の本文では、彼が提唱するModern TRIZのコンセプトを、事例を交えてわかりやすく構造化して解説しています。
彼のトレーニングコースの教科書/ハンドブックのフルセットが 印象的で、 基本テキスト (Flash TRIZ、50頁) を 12ヶ国語で出版しています。このサイト紹介をぜひ御覧ください。 (どなたか(Flash TRIZなどの)和訳に協力いただけないでしょうか?)
なお、WTSPカタログ集の「日本の部」は、2018年に中川が作成・公表 (3月和文、4月英文)、2019年7月に世界に向けて調整しました。
TRIZサイト: ◎ 1, ○ 6 □ 5 (以上世界)、 △ 45 国内
TRIZ周辺サイト: ◎ 0, ○ 1 □ 13 (以上世界)、 △ 20 国内これらの内、サイト責任者によるきちんとした紹介ができているのは、
JP-01 TRIZホームページ (中川 徹)(和文・英文)
JP-10 MOST (合) (山口 和也)(和文)
の2件だけです。アクティブなサイトの(サイト責任者による)紹介を掲載すること、 現行版が4-5年経過しており、日本できちんとした(ボランテイア または組織的な)WTSPチームを作り、全件を更新すること、が 必要と思っています。
「WTSPカタログ集」を有用に、魅力的にすることは、(世界でも、日本でも) TRIZおよびその周辺の諸方法の発展と普及のために、また、 創造的問題解決・イノベーションを活発にして、 文化・社会・経済・生活を向上させるために 大事なこと、一人ひとりができることです。
(また、各サイトを運用している人にとっては、自分のサイトを国内および世界に、有用で魅力的に紹介することは、そのサイトの本来の目的に合致し、ビジネスを発展させることでしょう。)皆さまどうぞお元気でご活躍ください。
B. ご協力のお願い: 世界TRIZ関連サイトカタログ集の「日本の部」の改良・拡張について(中川徹)
日本でTRIZの推進・実践を主導しておられる皆様
2023年 1月14日 中川 徹 (大阪学院大学 名誉教授)
(WTSP(世界TRIZ関連サイトプロジェクト)リーダ)先便 (本日、『TRIZホームページ』更新(2022.12.31)) にて、TRIZに関心を持っておられる日本国内の人々(皆様を含め 約200人)に、「世界TRIZ関連サイトカタログ集」の最新の状況をお伝えしました。
その中で、この「カタログ集」を有用・魅力的にすることの意義を述べ、「日本の部」の更新・改良にご協力いただきたいことのお願いをしました。本メッセージでは、TRIZの推進・実践を主導しておられます皆様に絞って、さらに具体的な協力のお願いをする次第です。
(1) 「WTSPプロジェクト」および「WTSPカタログ集」について、目的・方針・構造・作り方・事例・現状・問題点・今後の方向、などについては、TRIZシンポジウム2022の発表スライドを参照下さい。(添付)
(2) 「WTSPプロジェクト」の実際の活動のやり方と実績については、『TRIZホームページ』の英文ページを参照下さい。
特に、カタログ集の作成法は、Guidelinesを参照下さい。
(3) 「WTSPカタログ集」の実際の内容は下記のページを参照下さい。
全体トップページ:
(A) 世界TRIZサイトカタログ集のトップページ:
(A2P) TRIZサイトカタログ集-基本編(◎○)-印刷用:
(C2P) TRIZ周辺サイトカタログ集-基本編(◎○)-印刷用:
(JP) 世界TRIZ関連サイトカタログ集の 日本の部 (英文) 同 和文ページ以上をベースにして、以下具体的なお願いです。
(4) WTSPの(日本における)活動を実際に担当・主導くださる方々を求めます。
個別にボランティアとして加入・活動くださるのも歓迎です。
日本には、日本TRIZ協会というTRIZ推進を使命とする組織がありますから(それがない主要国も多数あります)、協会が組織的な活動として加入・活動くださるのは、大歓迎です。複数人で日本WTSPチームを作り、チームのリーダ(複数可)を決めて下さい。
チームの方は全員、WTSP メンバー加入申請書を提出下さい。
チームのリーダは、「WTSP Country Editor」と呼び、その国のチームをまとめ、WTSPカタログ集の作成・編集を主導する(責任を持つ)役割をします。(なお、中川はもちろん相談に乗りますが、Project Leader として、世界全体を主導する役割の負担が大きいので、 日本WTSPチームのメンバーからは外れ、顧問的な役割をしたいと思っています。)
(5) まず要請したいことは、(「日本の部」はすでに2019年の版ができていますから)、この中で世界カタログ集に掲載するサイト(◎○□)について、サイト責任者によるサイト紹介を作成してもらうことです。
◎○□サイトでは、WTSP標準書式(A4 1頁) を提出・掲載、
◎○サイトについては、さらに詳しい自由書式の紹介 (A4 2〜20頁程度)を提出・掲載下さい。◎○サイトの責任者/関係者がWTSPチームに加わっていることはやはり望ましいのでないかと思います。
なお、これらの紹介を和文および英文で作って下さい。 世界カタログ集に掲載するには、やはり英文が必要です。
機械翻訳のソフト(DeepLなど)、スペルと文法チェックのソフト(Grammaryなど)が(無料で)有用ですが、
最終的にはよく知った人がきちんとチェック下さい。
日本TRIZ協会には、このような人材の方が多くおられますから、ぜひご協力をお願いします。きちんとしたサイト紹介 (標準書式(b)+詳細紹介(c)) がプロジェクトリーダに(個別にでも)提出されれば、
できるだけ速やかに「世界カタログ集」に反映させ、
同時に、『TRIZホームページ』(英文ページ)に独立記事 として掲載します。
--- これが世界の関係者にしている約束です。(6) 次に要請したいことは、現在の「日本の部」の掲載サイトを個別に(ネットで)訪問し、あるいはそのサイト責任者と連絡をとって、現状や内容を知って、必要な改訂・更新を行うことです。
さらに、多数のTRIZ関係者の知識を集め、あるいはインターネット検索をして、まだ掲載されていないサイトを取り上げて、掲載することです。
なお、元からのサイトについても、新しいサイトについても、そのサイトを評価する(◎○□△ー)ことが必要です。
評価基準は、TRIZ Sympo 2022 のスライド #6を参照ください。TRIZ専門家にとっても、他の専門家のサイトを評価するのは 気が重いことです。
しかし、評価なしの玉石混交の資料は 「カタログ集」としては落第です。ユーザは精選した資料を望んでいるのです。
もし、ある評価について、より高い評価を求めるならば、そのサイト責任者はきちんとしたサイト紹介をWTSPチーム に提出すると良いでしょう。(7) TRIZ周辺サイトについては、緊急の(4月末までの)活動目標には含めず、その後の(例えば今年度末までの)活動として取り組んで下さい。
(8) 上記(4)(5)(6)の活動成果を、「世界TRIZサイトカタログ集」の「日本の部」の原稿の形にまとめ、中川(プロジェクトリーダ)まで提出下さい。
中川は、各国のチームからの原稿をまとめて、「世界TRIZ関連サイトカタログ集」のγ版を作成する作業をします。
(9) 以上のプロセスですが、スケジュールがタイトです。
(4) WTSPチームの編成: 1月末(or 2月半ば)
(5) サイト責任者によるサイト紹介記述(和・英):3月末
(6) サイトの追加、更新: 3月末
(8) 「日本の部」(英文)の提出: 4月半ば
→ 世界WTSPプロジェクトの論文をETRIA国際会議提出(中川他) 4月末
→ 「日本の部」のTRIZシンポ発表申込み(チーム+中川)
→ 世界WTSPカタログ集の編成(中川)
→ ETRIA 国際会議発表 (中川他) [注: ETRIA 国際会議は、9月12〜14日 (ドイツ、Coburg)の開催と発表されました。](10) WTSPの活動は、各国での活動がなかなか進まなかったことが、いままで大きな問題でした。
6年目の今年は、各国に上記(9)と同様の目標を示して、共同して取り掛かろうとしています。このなかで、日本が日本WTSPチームを作り、速やかに活動を始めてくださるなら、大きなはずみを得ることになります。
「有用で魅力的な原稿が集まり始めると、WTSPカタログ集が有用で魅力的だという認識が世界で形成され始め、
そして実際に有用で魅力的なWTSPカタログ集が創られていく」
--- これはどんな商品・サービス・ビジネスにも共通です。日本のTRIZコミュニテイが、この魁(さきがけ)になってくださることを、切に希望いたします。
それは、日本のTRIZ推進にきっと大きく寄与するでしょう。どうぞよろしくお願いいたします。
皆さまのご健康とご活躍をお祈りいたします。
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最終更新日 : 2023. 1.19 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp