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編集ノート (中川 徹、2025年 5月13日)
『著作選集』のこのページには、2017年12月以来活動してきました「世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)」の第5年度(2022年)の学会報告2件をまとめています。基本的には同じ内容ですが、国内と海外でいろいろ調整して話しています。元のページでの掲載内容は下表のようです。
この『著作選集』のページでは、簡略化して、
スライドの構成は以下のようです。 より詳しくは、論文概要
を参照ください
[1] はじめに: WTSPプロジェクトのビジョンと目標、主要経過
ビジョン、Webサイトを単位、カタログ集の要件、サイト評価基準、主要経過[2] WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集の構造と使い方
サイト紹介の4段階、 標準書式、詳細紹介、カタログページの構造、各国のカタログ、
世界カタログ集の構造、カタログ集の全体、[3] 世界WTSPカタログ集の開発成果 (2022. 7.)
日本WTSPカタログ、世界52か国のTRIZサイト、世界TRIZサイトカタログ、
TRIZ周辺サイトカタログの作成、 TRIZ周辺サイトカタログ、WTSP世界カタログ集の現状[4] まとめ
WTSPカタログ集から分かったこと、カタログ集の達成度、
WTSPプロジェクトの問題点と今後、
「TRIZを代表する世界的サイト」を新設する提案-------
このWTSPプロジェクトは、翌2023年に第6年次報告(国内・海外での学会発表)をした後、残念なことに、実質的に「開店休業」状態になりました。その状況は、本ページ末尾の編集ノート後記
を参照ください。
『著作選集』では、引き続いて、m4「WTSP 世界TRIZ関連サイトカタログ集: その全記録と使い方」を掲載し、さらに将来への提案、m5「TRIZ(と関連分野)を代表するWebサイト(『Systematic Innovation Review』)を設立しよう」を掲載いたします。
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TRIZシンポ2022 発表予稿集
WTSP世界TRIZサイト/TRIZ周辺サイトカタログ集(5)
有用で魅力的な資料 ー 活用を進めて、拡張・充実へ中川 徹(大阪学院大学)、Darrell Mann (英)、Michael Orloff (独)、
Simon Dewulf (豪),Simon Litvin (米)、Valeri Souchkov (蘭)日本TRIZシンポジウム2022
概要
世界TRIZ関連サイトプロジェクト(WTSP)は、2017年12月にボランティア活動として発足して以来、地道な作業で、TRIZおよびその周辺分野 (すなわち、創造的な問題解決の方法論一般)のウェブサイトのカタログ集を構築してきた。日本の部を2018年3月に和文で (2019年7月に英文で)発表し、世界全体のものを2019年10月にベータ版として英文で発表した。その後、世界の多数の賛同者に活動参加を呼びかけつつ、改良・充実を図っている。
本年1月に、従来の「構築」主体の活動から、「活用」奨励を並行する活動に発展させ、「WTSPカタログ集の(ユーザ向け)紹介」を作成した。特に日本では、TRIZはもちろん、その周辺のサイトのカタログが随分整っているから、ぜひカタログを見て、重要と思うサイトを訪問して、学習・習得し、また直接の交流・協力をしていただきたい。その中で自他の考え・実践を向上させ、またカタログ集の紹介記述を拡張・改良していただきたい。ユーザによる活用と(改良の)注文こそが、サービス(カタログ集)を良くする原動力である。
世界のWTSPカタログ集について、昨夏以来、次の2つの改良をしている。
(1) 世界の52か国について各国別のTRIZ(関連)サイトのWeb検索をし、総計1200余のサイトを検出した。うち、40か国の725サイトを訪問し、簡単に評価・紹介したが、12か国480サイトについては、できていない。できていない中に、英・仏・独・伊・韓・台・豪の主要7か国があり、多くの優良サイトを含み、各国でのきちんとしたカタログ作成活動が強く望まれるものである。
(2) 世界のTRIZ周辺サイトについて、ベータ版で調査した全検出サイト(約1000件)を再度訪問調査し、紹介記述の充実と評価の一部見直しをした。世界WTSPカタログ集の現状 をまとめると下表のようである [(1)は未反映]。
TRIZ周辺サイ トのカタログが整備されたのに比べて、TRIZサイトのカタロ グの不十分さが明白である。 各国に本プロジェクトの賛同者が多くいるが、作成活動を率先実行する人がほとんどいな い。WTSPプロジェクトでは、 仕事を分割して、各人が同時並行的に実施し、チームとして協調できるやり方を示している。それでもまだ、各国で活動が始まっていない。TRIZ のサイト責任者の人たち(すなわち、TRIZのリーダ・専門家の人たち)が、自分のサイトを標準書式(A4 1頁)で記述し、さらに任意書式で詳しい紹介を書いてくれるとよい。リストを作る人(調査者)が書けるのは簡単な紹介(3〜15行程度)だけであり、カタログにとって「必要最低限」のレベルである。サイト責任者が書く標準書式(必須)はカタログの「有用性」を、詳細紹介(随意)は「魅力」を高めてくれる。
みんなが一緒に連携して働き、有用で魅力的なTRIZ関連サイトカタログ集を創りましょう。それが、自分、自分の組織、社会、世界に役立ちます。
TRIZシンポ2022 発表スライド
[1] はじめに: WTSPプロジェクトのビジョンと目標、主要経過
[2] WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集の構造と使い方
[3] 世界WTSPカタログ集の開発成果(2022. 7)
[4] まとめ
発表ビデオ (MP4, スライド24枚、19分)
編集ノート後記 (中川 徹、2025年5月13日)
この2022年の学会発表の後、WTSPプロジェクトでは、次のような活動をしました。
WTSPサイトのForumページ、世界(と日本)の多数のTRIZリーダへのメルマガ発信、LinkedIn への投稿などをくりかえして、各国のTRIZリーダーの人たちの協力を(再三)求めた。
特に、WTSPカタログ集の「価値」を、(サイトオーナーにとって、TRIZ初心者にとって、実践者/学習者にとって、専門家/指導者にとって)というそれぞれの立場から明確にし、その「価値」を創るのは、サイトオーナーをはじめとするTRIZのリーダーであることを述べた。
2023年9月には、日本と海外とで学会発表をした。 「WTSPレポート (6) 世界のTRIZとTRIZ周辺サイトのカタログ集 (γ版の作成準備)」。TRIZシンポジウム(2023. 8.31- 9.1、オンライン) およびETRIA TFC2023 (2023. 9.12-14、ドイツ&オンライン)。---しかし、各国のからの積極的な反応は極めて乏しかった。
2024年11月の『TRIZホームページ』26周年記念の編集者メッセージで、私は次のように書きました。
本ホームページを、「創造的な問題解決の方法論の理解と普及のための情報公開の場」として創設して、11月1日で満26年になりました。国内外の多数の著者、共著者、訳者、読者の皆さまのご支援に感謝いたします。
「世界のTRIZ関連サイトのカタログ集を創る」というWTSPプロジェクトは、この12月で満7年になりますが、昨年の秋以降の活動は台湾および韓国のカタログ原稿を掲載しただけで、今年の6月以降休止状態にあります。
WTSPプロジェクトの活動方針と活動の全経過はWTSPプロジェクトの索引ページを参照ください。また作成したドキュメント一式は、世界WTSPカタログ集トップページ
(そのうちの、世界TRIZサイトカタログ集(A)
と世界TRIZ周辺サイトカタログ集(C)
、および日本TRIZ関連サイトカタログ集
)から参照・活用ください。
このプロジェクトの(最終)報告は、2023年のTRIZシンポジウム発表![]()
およびETRIA TFC発表論文
です。未完になっているのは、TRIZ主要国(フランス、ドイツ、イタリア、オランダなど)のTRIZサイトのカタログです。これらが揃ってWTSPカタログ集が完成する日があることを願っています。
私は地震の短期/直前予知の研究が日本(および世界)にとって重要だと考え、2015年初に日本地震予知学会に入会しました。2022年末に、「地震予知の大きな手がかりが得られた」と知り、予知学会内で研究支援の推進活動を始めました。
本ホームページに「地震予知研究と防災(減災)」の索引ページを作っております(2023年6月)。実際に、地震予知学会発表(2023年12月)
、LinkedInでの解説連載(2024年4月〜)
、TRIZシンポジウム発表 (2023年8月)
、ETRIA TFC発表((2024年11月)
(工事中)をしてきました。
神山の方法と筒井の方法がそれぞれに素晴らしい成果を挙げていますので、予知学会内で複数研究グループによる研究プロジェクトを興し、各方法の有効性を確認することが、第2段階として重要だと考えております。
私は、TRIZの技法やWTSPプロジェクトにこだわらずに、地震予知の研究と実用化による日本(および世界)の地震減災のために、今後の(そう長くは期待できないだろう)年月を(この『TRIZホームページ』を活用しつつ)尽力していきたいと願っております。皆様のご理解とご支援をお願いいたします。
『著作選集』では、引き続いて、次の2編をWTSPプロジェクトの成果として、掲載しています。
E5: 「WTSP 世界TRIZ関連サイトカタログ集: その全記録と使い方」
E6: 「TRIZ(と関連分野)を代表するWebサイト(『Systematic Innovation Review』)を設立しよう」
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最終更新日 : 2025. 7.25 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp