WTSP世界カタログ集 (6) 日本TRIZシンポジウム発表　（2023. 8.31)

WTSPプロジェクト：　日本TRIZシンポジウム2023　発表（2023年8月31日）
WTSPレポート（6）世界のTRIZおよびTRIZ周辺ウェブサイトのカタログ集：日本WTSPカタログ集を強化して「有用で魅力的」にしよう
日本TRIZ協会　日本TRIZシンポジウム2023　　　（2023. 8.31 - 9. 1)
中川徹 (WTSP　プロジェクトリーダー、大阪学院大学) Darrell Mann (Systematic Innovation Network, 英), Michael Orloff (Academy of Instrumental Modern TRIZ, 独), Simon Dewulf (AULIVE & Innovation Logic , 豪), Simon Litvin (GEN TRIZ, LLC., 米), Valeri Souchkov (ICG Training & Consulting, 蘭)
2023年 8月 31日東京　オンライン（Zoom)
掲載： 2023. 9.１8

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編集ノート　(中川徹、2023年 9月15日)

2017年12月以来活動してきました「世界TRIZ関連サイトプロジェクト（WTSP)」の第6年度報告です。TRIZシンポジウムは、コロナ禍の影響が残っていルために、Zoomによるオンラインでの開催になりました。本ページには、予稿集掲載の概要、発表スライド(とそのPDF)を掲載しています。また、発表ビデオ(事前に録画し、当日は事務局から流していただいたもの）も掲載しました。ビデオは、スライド25枚を使い、21分で話していますので、これを見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。

英文ページには、概要と、英文スライドのPDFを掲載しています。

なお、9月12-14日に、ETRIAのTRIZ Future Conference (TFC2023) が、ドイツのオッフェンブルグ大学を事務局として、オンライン（Zoom)で開催され、私（達）も発表しました。英文ページには、発表論文（HTML) および正式論文へのリンク（Springerで出版、https://doi.org/　　　　　　　　　　　 )、英文スライド（15枚）、発表ビデオ（.mp4、時間11分）を掲載しました。和文ページは作らず、ここでの紹介だけにします。

　本ページに掲載したドキュメント

発表概要(予稿集）　（１頁）　HTML

発表スライド（25枚）　　HTML PDF

発表ビデオ　(21分）　　MP4

英文　HTML　

英文 PDF　　

　　

発表スライド　目次

[１] はじめに：　WTSPプロジェクトのビジョンと目標、主要経過

[２] WTSP世界TRIZ関連サイトカタログ集の構造

[３] 世界WTSPカタログ集の開発：開発過程と現状

[４] 開発の課題：　課題の分析、克服の方針、呼びかけ

[５] おわりに；　まとめと呼びかけ

英文ページ　

　発表予稿集

WTSPレポート（6）世界のTRIZおよびTRIZ周辺ウェブサイトのカタログ集：
日本WTSPカタログ集を強化して「有用で魅力的」にしよう

中川徹 (大阪学院大学), Darrell Mann (英), Michael Orloff (独),
Simon Dewulf (豪), Simon Litvin (米), Valeri Souchkov (蘭)

日本TRIZシンポジウム2023　　

概要

これは、WTSP (世界TRIZ関連サイトプロジェクト) の第6回年次報告です。私たちは、2022年9月までに、TRIZ周辺（すなわち、TRIZ周辺の創造的問題解決技法の全般）のウェブサイトの世界カタログ集（419サイトを掲載）を構築しました。しかし、その時、TRIZウェブサイトの世界カタログ集は、62サイトしか掲載できていなかったのです。それは多数の国で自発的な協力が得られなかったからです。

私たちの困難は「多数のTRIZ関係者たちがWTSPプロジェクトを支持しているが、実際に世界WTSPカタログ集を創るために働く仲間が非常に少ない」ことです。その理由は明白で、「TRIZの有能な人たちは、いつも自分の仕事に忙しくて、余分なボランティア活動をする時間がない」からです。この困難を克服するために、私たちは、この５年間（そして今年も）、ビジョンを明確にし、枠組み構造を構築し、例を示し、メールを送り、成果を公表するなどのさまざまな努力を重ねてきました。そして今、私たちは、隠された理由の核心を理解するに至りました。すなわち、「人々は、世界WTSPカタログ集の（実現可能な）「価値」（「便利さと魅力」）をまだ認識していない。カタログ集の本当の姿を見たことがないのだから」。

そこで本論文の目的は、「カタログ集の構造と例を示して、「実現可能な価値」を説明し、「そのような価値を創造するべきなのは、私たち各国のTRIZ専門家であること、そしてそのような価値創造はすでに示した手順で実現可能であること」を人々に納得させる」ことです。この論文は、世界58カ国における実際/目標の状況を要約したもので、「世界WTSPカタログ集（ガンマ版）」を準備しようとしています。

日本では、中川が2018年4月に、TRIZとTRIZ周辺の92のウェブサイトを収録した「日本WTSPカタログ集」を構築しました。そして、私たちは、それらのウェブサイト主宰者に、標準書式と（随意の）自由書式での詳細なサイト紹介を書いてもらうように依頼してきました。しかし, これまでにサイト紹介文を寄せたサイト主宰者は（中川以外）一人だけです。日本のTRIZコミュニティは、ウェブサイトの新しい紹介を載せて、5年前の「日本WTSPカタログ集」を更新するべきです。日本WTSPカタログ集を「有用で魅力的」にしましょう。そうすれば、WTSPカタログ集の価値、TRIZの価値、そして皆さんの協力の価値が見えてくるはずです。

内容説明

現在の世界のTRIZウェブサイトのWTSPカタログ集では、最重要（◎）サイトとして、29サイトを収録しています（右図）。この内★印の6サイトが2020年以後に追加したものです。未収録の◎サイトが十件ばかりあるでしょう。仏、伊、蘭、台、韓、などのTRIZの活発な国々からのデータが寄せられていないためです。