TRIZ / USIT 資料 
TRIZ と USIT の 解決策生成法 の相互索引 (親ページ)
 中川  徹 (大阪学院大学), 作成: 2002年 9月18日
      [掲載:  2002. 9.18]  
   更新履歴:  英文ページ作成・掲載  2003. 4. 3.
    [最終更新: 2003. 4. 3]  [一旦掲載停止: 2003. 4. 9 - 2012.12.21]

中川 徹 (大阪学院大学)、訂正・再掲載: 2012年12月17日

  [再掲載: 2012.12.22]


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編集ノート: 訂正と再掲載について、お詫びとお礼  (中川 徹、2012年12月17日)

本ページは、TRIZの解決策生成法の基本ツール (40の発明原理、76の発明標準解、および 技術進化のトレンド) と USITの解決策生成法 (USITオペレータ) との相互索引 (クロスレファレンス) をつくり、両者を結びつけたものです。USITオペレータが、TRIZのどんなツールから導かれているのか、USITオペレータの実施例は、TRIZの実施例で調べればどんなものがあるのか、がすぐに分かるようになっています。ご活用いただけますと、幸いです。

なお、本ページとその下位のページは、対応する英文ページとともに、2003年4月9日に一旦掲載を停止し、9年半たったいま、著作権に関連した記述を訂正して、再掲載するに至ったものです。ここに、経過を報告し、私の不注意を関係者の皆さんにお詫びして、再掲載のご挨拶といたします。

問題は、本ページ (および下位ページ)で、TRIZの諸ツールとUSITツールとの対応関係 を作るにあたって、TRIZ諸ツールの引用に私が十分の注意を払わなかったことにありました。第一に、TRIZのツールとして、Dr. Yuri Salamatov の教科書から 40の発明原理と 76の発明標準解を使い、 Mr. Darrell Mann の教科書から76の発明標準解と 進化のトレンドを使い、さらに Dr. Ed Sickafus のUSIT 教科書から 21のヒューリスティックスを使って文献を記述していますが、これらを使うことの事前許可を得ていませんでした。第二点は、40の発明原理、76の発明標準解、および進化のトレンドが、すべて ゲンリッヒ・アルトシュラー先生がオリジナルに開発されたものであることに言及しなかったことです。2003年4月6日に、Mrs. Valentina Zhuravlyova  (アルトシュラー夫人) から注意のメールを受け、4月8日に英文ページ一式、4月9日に日本語ページ一式を掲載停止しました。私は、Mrs. Zhuravlyova に謝罪すると共に、Dr. Salamatov, Mr. Mann, Dr. Sickafus にもそれぞれメールして謝罪し、了承をいただきました。

私は本ページを改訂して、できるだけ早く再掲載したいと思っていたのですが、結局9年経ってしまいました。当初私は、発明標準解などを、Salamatov教科書の形でなく、アルトシュラーのオリジナルな形 (項目立てが少しずつ違っている) で使うことを要求されたのだと思っていました。そうだとすると、改訂は下位ページの個別の記述の細部を直す必要があり、すぐには作業できない状況にありました。そうではなくて、発明標準解などは、アルトシュラーがオリジナルに開発したことを言及することが必要で、それを言及した上で、通常の便宜のためにSalamatovの教科書の形式を使うことを断ればよいのだ、と理解するまでに数年かかりました。この理解で、ページを改訂し、アルトシュラー基金のMrs. Larisa Komarchevaに願い出たのが9年後の今年の9月20日で、昨日12月16日になってその許可をいただきました。懸案を抱え込まずに、もっと積極的、具体的に考え、行動すればよかったと、いまになって思います。

本ページにはアルトシュラー先生の寄与を明示して、その著作権者である Mrs. Larisa Komarcheva と Ms. Yuna Komarcheva から掲載の許可をいただきました。また、Dr. Yuri Salamatov, Mr. Darrell Mann, Dr. Ed Sickafus の方々から、その文献の使用に関して掲載の許可をいただきました。このように、関係者の皆さんからの許可を得た形で、このページを再掲載できますことは、まことに嬉しいことです。

当初のページの掲載において、アルトシュラー先生の文献に言及しなかったこと、および引用させていただきました Dr. Salamatov、Mr. Mann と Dr. Sickafus の事前許可を得ていませんでしたことを、改めてお詫びいたします。そしてこのたび、文献参照を訂正しました形で改めて掲載しますことの許可をいただきまして、厚くお礼申し上げます。

まえがき (中川  徹, 2002年 9月18日)

本ページは, TRIZの各種技法に対する簡単な一覧/まとめに対して, (主として) 本サイト内でのリンクを張り, 技法の理解, その事例の理解などの便宜を図ろうとするものである。

特に, このホームページで提唱してきたUSIT法との関連を明確にし, USIT法を大きな枠組みとして使いながら, TRIZの技法および多数の事例にアクセスできるようにしたいと考えている。

ともかくいまは, 簡単なリストへのアクセスの提供から始める。今後, 徐々に使いやすいものにしていきたい。

[ノート (2012. 9.20 中川):  TRIZのツール (40の発明原理、76の発明標準解、および技術システムの進化のトレンド) はすべて、ゲンリッヒ・アルトシュラー先生の開発によるものです。(出典: G.S. Altshuller: "Creativity as an Exact Science"、Gordon & Breach、1984 )。ここでは、日本におけるアクセスの容易さを考慮して、英書と和書の揃っている、Salamatov の教科書およびMannの教科書の形式のリストを使用ました。]

目次とリンク

番号     項目     出典 リンク: 掲載/更新 英文ページ
(1) TRIZの『40の発明原理』 Salamatovの教科書 2002. 9.18 2003. 4. 3
(2a) TRIZの『76の発明標準解』 Salamatovの教科書 2002. 9.18 2003. 4. 3
(2b)   同 Mannの教科書 2002. 9.18 2003. 4. 3
(3) TRIZの『技術システムの進化のトレンド』 Mannの教科書 2002. 9.18 2003. 4. 3
(4) Sickafusのヒューリスティクス SickafusのUSIT教科書 2002. 9.18 2003. 4. 3
(A)  USITの解決策生成法一覧 (本版) 中川・古謝・三原 (2002) 2002. 9.18 2002.11.19
(B) USITの解決策生成法一覧 (拡張版) 中川・古謝・三原 (2002) 2002. 9.18 2003. 4. 3

(1) TRIZの『40の発明の原理』  (Salamatovの教科書による) - USITの解決策生成法との対応  (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典:  『超"発明術TRIZシリーズ5: 思想編「創造的問題解決の極意」 』
       原書: "TRIZ: The Right Solution at the Right Time", Yuri Salamatov著, Valeri Souchkov編, Insytec社刊, 1999年
       訳書: 中川徹監訳, 三菱総合研究所知識創造研究チーム訳, 日経BP社刊, 2000年11月17日発行。

コメント:   三菱総研著 『図解TRIZ』掲載の発明原理と照合して, 注意書きを書いている。
また, USITの解決策生成法との対応を示した。 

(2a) TRIZの『76の発明標準解』  (Salammatovの教科書による)  - USITの解決策生成法との対応   (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典:  『超"発明術TRIZシリーズ5: 思想編「創造的問題解決の極意」 』
       原書: "TRIZ: The Right Solution at the Right Time", Yuri Salamatov著, Valeri Souchkov編, Insytec社刊, 1999年
       訳書: 中川徹監訳, 三菱総合研究所知識創造研究チーム訳, 日経BP社刊, 2000年11月17日発行。

コメント:   Darrell Mann の教科書の『発明標準解』との対応も記した。
また, USITの解決策生成法との対応を示している。

(2b) TRIZの『発明標準解』  (Mannの教科書による)  - USITの解決策生成法との対応   (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典は:  『Hands-On Systematic Innovation』, Darrell Mann 著, CREAX刊, 2002。訳は 中川 (仮訳)

コメント:  Mannの教科書での標準解の並べ方は, (標準的な) Salamatovのものと大きく異なる。ただし, 中身は基本的に同じ。 これらの対応関係を示した。
また, USITの解決策生成法との対応を示している。 

(3) TRIZの『技術システムの進化のトレンド』 (MannのTRIZ教科書による) -  USITの解決策生成法との対応   (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典は:  『Hands-On Systematic Innovation』, Darrell Mann 著, CREAX刊, 2002。訳は 中川 (仮訳)

コメント:  このリストは他のものと比べて分かりやすく, 新しい観点も入っている。
また, USITの解決策生成法との対応を示している。

(4) Sickafus のヒューリスティックス - USITの解決策生成法の新しい体系との対応 (古謝 秀明・中川 徹)    (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典は: Ed Sickafus著, 'Unified Structured Inventive Thinking: How to Invent', Ntelleck 刊 (1997)。訳は, 古謝・中川訳 (仮訳)。

コメント:  TRIZの諸原理/解法とUSITの解法とを統合して, 発明原理と同様なスタイルに整理しようとしたSickafusの試み。USITの新しい解法体系との対応を示した。 

(A) USITの解決策生成技法 (本版) (中川・古謝・三原)      (英文ページ: 2002. 11.19)

出典:  ETRIA2002国際会議 (2002年11月) の発表論文の付録。(和文を先に掲載 (2002. 9.18); 英文を学会後に掲載 (2002.11.19))

コメント:  TRIZの諸解法 (上記の(1)(2)(3)) およびSickafusのヒューリスティクス (上記の(4)) をすべて再整理して, USITの解法の新しい体系を創ったもの。

(B) USITの解決策生成技法 (拡張版) (中川・古謝・三原)    (英文ページ: 2003. 4. 3)

出典:  上記(A)の作成のベースにした原資料。和文を先に掲載 (2002. 9.18); 英訳を遅れて掲載 (2003. 4. 3))

コメント:  TRIZの諸解法 (上記の(1)(2)(3)) およびSickafusのヒューリスティクス (上記の(4)) を再整理したときの原資料で, USITからこれらの諸解法への参照がすべて記述されている。TRIZの既学習者にとっても有効な資料。

 

本ページの先頭 TRIZ/USIT 解法の相互索引(親ページ) TRIZ発明原理 発明標準解 (Salamatovの教科書)  発明標準解 (Mannの教科書)  進化のトレンド 21のヒューリスティクス (Sickafus) USIT オペレータ (標準版) USITオペレータ (拡張版) 英文ページ

 

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最終更新日 : 2003. 4. 3;   再掲載 : 2012.12.22        連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp