TRIZ研究ノート/教材 |
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TRIZの『76の発明標準解』 (Salammatovの教科書による)
- USITの解決策生成法との対応 |
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中川 徹 (大阪学院大学), 2002年 8月10日 | |
[掲載: 2002年 9月18日] [英文ページ作成掲載: 2003. 4. 3]
[一時掲載停止: 2003. 4. 9 - 2012.12.18] |
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再掲載: 中川 徹 2012年12月22日 |
編集ノート(中川 徹, 2002年 9月 9日)
本稿はTRIZの76の発明標準解の概要をリストしたものである。USITの技法分析のために作成した。『TRIZホームページ』内での各種の参照やリンクのための土台としてここに掲載する。出典は:
『超"発明術TRIZシリーズ5: 思想編「創造的問題解決の極意」 』
原書: "TRIZ: The Right Solution at the Right Time", Yuri Salamatov著, Valeri Souchkov編, Insytec社刊, 1999年
訳書: 中川徹監訳, 三菱総合研究所知識創造研究チーム訳, 日経BP社刊, 2000年11月17日発行。全体の構成を概観できるように, 個々の標準解の記述は概要だけを書いた。Salamatovの教科書では, 発明標準解の第2レベルまでは名前がついており, 意図が明確である。
(注1) Darrell Mann "Hands-On Systematic Innovation" (2002)の記述に従い, Mannのものと本件との対応を記述した。また, Mann の記述に従って, Altshuller "Creativity as an Exact Science" (1984) との対応付けを記述した。 (2002. 8.10)
(注2) USIT技法との対応付けを考え, [USIT 1a]などで対応先を記した。 (2002. 8.10。) USIT 技法一覧(標準版) および USIT技法一覧 (拡張版) を参照のこと。TRIZの各種技法の一覧に関しては親ページを参照のこと。
[ノート (2012. 9.20 中川): TRIZのツール (40の発明原理、76の発明標準解、および技術システムの進化のトレンド) はすべて、ゲンリッヒ・アルトシュラー先生の開発によるものです。(出典: G.S. Altshuller: "Creativity as an Exact Science"、Gordon & Breach、1984 )。ここでは、日本におけるアクセスの容易さを考慮して、英書と和書の揃っている、Salamatov の教科書およびMannの教科書の形式のリストを使用ました。]
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TRIZの「発明標準解」 (Salamatovの教科書による) 目次
1. "物質-場"モデルの合成と分解1-1. "物質-場"モデルの合成2. "物質-場"モデルの進化
1-2. "物質-場"モデルの分解 (有害効果の除去)2-1. 複合型"物質-場"モデルへの移行3. 上位システムへの移行とミクロレベルへの移行
2-2. "物質-場"モデルの進化 (システムの効率を向上)
2-3. リズムの調整による進化
2-4. 複合型強制"物質-場"モデル (F"物質-場"モデル)3-1. 二重システムおよび多重システムへの移行4. 測定と検出の標準解
3-2. ミクロレベルへの移行4-1. 測定・検出の代わりをする変更5. ヘルパー
4-2. 測定システムの合成
4-3. 測定システムの改良
4-4. 強磁性を利用した測定システムへの移行
4-5. 測定システムの進化5-1. 制約条件下における物質の導入
5-2. 制約条件下における場の導入
5-3. 相転移の利用
5-4. 物理的効果の利用
5-5. 物質粒子の獲得
TRIZの「発明標準解」 (Salamatovの教科書による)
1. "物質-場"モデルの合成と分解
1-1. "物質-場"モデルの合成
標準解 1-1-1 : "物質-場"モデルを構築する [Altshuller 5.2.1 ] [Mann A1 ] [USIT 2h]
標準解 1-1-2 : 内部複合型"物質-場"モデルへ移行 [Altshuller 1.1.2 ] [Mann Da1, Dd1 ] [USIT 1e, 2b]
標準解 1-1-3 : 外部複合型"物質-場"モデルへ移行 [Altshuller 1.1.3 ] [Mann Dd2 ] [USIT 1e]
標準解 1-1-4 : 外部環境を物質として利用 [Altshuller 1.1.4 ] [Mann Cc3, Dd3 ] [USIT 1f]
標準解 1-1-5 : 外部環境の物質を修正して利用 [Altshuller 1.1.5 ] [Mann Dd4 ] [USIT 1f]
標準解 1-1-6 : 最大作用を実施して過剰を除去 [Altshuller 1.1.6 ] [Mann Da2, Dc1 ] [USIT 3f, 4a]
標準解 1-1-7 : 付加物質に最大作用 [Altshuller 1.1.7 ] [Mann Dc2, Dd6 ] [USIT 1e, 3d]
標準解 1-1-8-1 : 選択的作用のために保護物質を導入 [Altshuller 1.1.8.1 ] [Mann Dd7 ] [USIT 1e, 3h, 4a]
標準解 1-1-8-2 : 選択的作用のために増幅物質を導入 [Altshuller 1.1.8.2 ] [Mann Dd8 ] [USIT 1e, 3h, 4a]
1-2. "物質-場"モデルの分解 [有害効果の除去]
標準解 1-2-1 : 有害効果を抑制のために 第三の物質を両物質間に導入 [Altshuller 1.2.1] [Mann Cc1 ] [USIT 1e]
標準解 1-2-2 : 有害効果を抑制のために 変容させた物質を両物質間に導入 [Altshuller 1.2.2] [Mann Ca1 ] [USIT ]
標準解 1-2-3 : 有害効果の除去のために 第二の物質を導入して場を引き寄せる [Altshuller 1.2.3] [Mann Cc2 ] [USIT 1e]
標準解 1-2-4 : 二重"物質-場"モデルに移行。 新しい場が有害効果を中和する [Altshuller 1.2.4 ] [Mann Cd3, Ce2] [USIT 3d]
標準解 1-2-5 : 強磁性特性をスイッチオフする物理効果の導入 [Altshuller 1.2.5 ] [Mann Cb6] [USIT 3f, 4a]
2. "物質-場"モデルの進化
2-1. 複合型"物質-場"モデルへの移行
標準解 2-1-1 : 物質を, 独立して制御できる "物質-場"モデルに変換 [Altshuller 2.1.1 ] [Mann Df1 ] [USIT 3h, 4a, 4f]
標準解 2-1-2 : 容易に制御できる第二の場を導入 [Altshuller 2.1.2 ] [Mann Ce1, Df2 ] [USIT 3h, 4a]
2-2. "物質-場"モデルの進化 [システムの効率を向上]
標準解 2-2-1 : 制御できない場を制御できる場で置換 [Altshuller 2.2.1 ] [Mann Cb1, Cd5, Dc3, De4 ] [USIT 3h]
標準解 2-2-2 : ツールとして働く物質の分割度を増大 [Altshuller 2.2.2 ] [Mann Da3 ] [USIT 1c]
標準解 2-2-3 : 固体から毛管多孔質物体に進む [Altshuller 2.2.3] [Mann Da4 ] [USIT 2f]
標準解 2-2-4 : システムの柔軟性・可動性を向上 [Altshuller 2.2.4 ] [Mann Da5 ] [USIT 2d]
標準解 2-2-5 : 場を非均一, 一定の空間-時間構造をもつ場に移行 [Altshuller 2.2.5] [Mann Cb2, Dc4 ] [USIT 3e, 3f]
標準解 2-2-6 : 物質を, 非均一, 一定の空間-時間構造をもつ物質に移行 [Altshuller 2.2.6 ] [Mann Da7 ] [USIT 2f]
2-3. リズムの調整による進化
標準解 2-3-1 : 作用する場の振動数を, プロダクト/ツールの固有振動数と一致させる [Altshuller 2.3.1 ] [Mann Cb4, Dc6 ] [USIT 3f]
標準解 2-3-2 : 利用している複数の場の振動数を調和させる [Altshuller 2.3.2 ] [Mann Cb5, Dc7 ] [USIT 3f]
標準解 2-3-3 : 両立しない二つの作用は, 一方の休止中に他方を作用させる [Altshuller 2.3.3 ] [Mann Cg6, Di6 ] [USIT 3f]
2-4. 複合型強制"物質-場"モデル (F"物質-場"モデル)
標準解 2-4-1 : 強磁性物質と磁気的場を利用する [Altshuller 2.4. 1 ] [Mann Df4 ] [USIT 1e, 2b, 3d]
標準解 2-4-2 : 物質の一つを強磁性粒子で置換/付加し, 磁場を用いる [Altshuller 2.4.2 ] [Mann Dg1 ] [USIT 1e, 2b]
標準解 2-4-3 : 磁性流体を利用する [Altshuller 2.4.3 ] [Mann Dg3 ] [USIT 1e]
標準解 2-4-4 : 強磁性"物質-場"モデルに, 毛管多孔質構造を利用 [Altshuller 2.4.4 ] [Mann Dg4 ] [USIT 2b]
標準解 2-4-5 : 添加物を導入して, 内部/外部複合型強磁性"物質-場"モデルにする [Altshuller 2.4.5 ] [Mann Dg2 ] [USIT 1e]
標準解 2-4-6 : 強磁性粒子を外部環境に導入し, 磁場を利用する [Altshuller 2.4.6 ] [Mann Dg5 ] [USIT 2b]
標準解 2-4-7 : 強磁性システムの制御性を改善するのに, 物理的効果を導入する [Altshuller 2.4.7 ] [Mann Dg6 ] [USIT 3h]
標準解 2-4-8 : F"物質-場"モデルの効率を改善するのに, システムの可動性を向上させる [Altshuller 2.4.8 ] [Mann Da5 ] [USIT ]
標準解 2-4-9 : F"物質-場"モデルの効率改善に, 場を不均質・秩序構造に移行させる。 [Altshuller 2.4.9] [Mann Cb2, Dc4, Dg7 ] [USIT 3e, 3f]
標準解 2-4-10 : F"物質-場"モデルの効率改善に, システムの諸要素のリズムを一致させる [Altshuller 2.4.10 ] [Mann Cb3, Dc5, Dg8 ] [USIT 3f]
標準解 2-4-11 : E"物質-場"モデル (電磁気的な"物質-場"モデル) に移行する [Altshuller 2.4.11 ] [Mann Ce1, Df2 ] [USIT 3h, 4a]
標準解 2-4-12 : 電気粘性流体 (ER流体) を導入して, E"物質-場"モデルを作る [Altshuller 2.4.12 ] [Mann Ce1, Df2 ] [USIT 3h, 4a]
3. 上位システムへの移行とミクロレベルへの移行
3-1. 二重システムおよび多重システムへの移行
標準解 3-1-1 : もう一つのシステムと組み合わせて, 二重 (多重) システムを形成する [Altshuller 3.1.1 ] [Mann Cg1, Di1 ] [USIT 4f]
標準解 3-1-2 : 二重 (多重) システムの効率改善に, 構成要素間のリンクを発展させる [Altshuller 3.1.2 ] [Mann Cg2, Di2 ] [USIT 4f]
標準解 3-1-3 : 二重 (多重) システムの効率改善に, 構成要素間の差異を増大させる [Altshuller 3.1.3 ] [Mann Cg3, Di3 ] [USIT 4f]
標準解 3-1-4 : 二重 (多重) システムの効率改善に, 補助的な構成要素を減らして集約する [Altshuller 3.1.4 ] [Mann Cg4, Di4 ] [USIT 4f]
標準解 3-1-5 : 二重 (多重) システムの効率改善に, 複数の性質を全体とその部分で分配する [Altshuller 3.1.5 ] [Mann Cg5, Di5 ] [USIT 4d]
3-2. ミクロレベルへの移行
標準解 3-2-1 : マクロレベルからミクロレベルに移行する。ミクロの一つの物質で置き換える [Altshuller 3.2.1] [Mann Cf1, Dh1 ] [USIT 2g]
4. 測定と検出の標準解
4-1. 測定・検出の代わりをする変更
標準解 4-1-1 : 問題を変換して, 検出や測定を全く不要にする [Altshuller 4.1.1 ] [Mann B1 ] [USIT 3g]
標準解 4-1-2 : 物体のコピーの性質を検出・測定する [Altshuller 4.1.2 ] [Mann B2 ] [USIT 1e, 3g, 4a]
標準解 4-1-3 : 変化を逐次的に検出する問題に変換する [Altshuller 4.1.3 ] [Mann B3 ] [USIT 3g]
4-2. 測定システムの合成
標準解 4-2-1 : 物体の直接的検出が困難なとき, 場を出力として持つ二重"物質-場"モデルに移行 [Altshuller 4.2.1] [Mann B4 ] [USIT 2b, 4a]
標準解 4-2-2 : 容易に検出できる添加物を導入して, 検出・測定する [Altshuller 4.2.2 ] [Mann B5] [USIT 1e]
標準解 4-2-3 : 検出が容易な場を生成する添加物を外部環境に導入して, 検出・測定する [Altshuller 4.2.3 ] [Mann B6 ] [USIT 1e]
標準解 4-2-4 : 検出容易なものを, 環境を分解/変更して導入し, 検出・測定する [Altshuller 4.2.4 ] [Mann B7 ] [USIT ]
4-3. 測定システムの改良
標準解 4-3-1 : 物理効果を利用する [Altshuller 4.3.1 ] [Mann B8] [USIT 4a]
標準解 4-3-2 : システムまたは部分の共鳴振動を利用し, 共鳴振動数の変化を検出する [Altshuller 4.3.2 ] [Mann B9 ] [USIT 2b, 4a]
標準解 4-3-3 : システムに連結した外部環境の固有振動数の変化を検出する [Altshuller 4.3.3 ] [Mann B10 ] [USIT 2b]
4-4. 強磁性を利用した測定システムへの移行
標準解 4-4-1 : 測定の効率改善に, 強磁性物質と磁界を利用する [Altshuller 4.4 ] [Mann B11] (注: Mannでは細分化していない) [USIT 1e]
標準解 4-4-2 : 測定の効率改善に, 強磁性物質に置換して 検出・測定する [Altshuller 4.4 ] [Mann B11] (注: Mannでは細分化していない) [USIT 1e]
標準解 4-4-3 : 測定の効率改善に, 強磁性物質を付加して 検出・測定する [Altshuller 4.4 ] [Mann B11] (注: Mannでは細分化していない) [USIT 1e]
標準解 4-4-4 : 測定の効率改善に, 強磁性粒子を外部環境に導入して, 検出・測定する [Altshuller 4.4 ] [Mann B11] (注: Mannでは細分化していない) [USIT 1e]
標準解 4-4-5 : 強磁性"物質-場"モデルでの測定の効率改善に, 物理的効果を導入する [Altshuller 4.4 ] [Mann B11] (注: Mannでは細分化していない) [USIT 1e]
4-5. 測定システムの進化
標準解 4-5-1 : 測定の効率改善に, 二重 (多重) システムを形成する [Altshuller ] [Mann ] [USIT ]
標準解 4-5-2 : 測定の効率改善に, 作用の微分を測定する [Altshuller ] [Mann ] [USIT ]
5. ヘルパー
5-1. 制約条件下における物質の導入
標準解 5-1-1-1 : 物質の導入の代わりに, 空孔を導入する [Altshuller 5.1.1.1 ] [Mann Cc5, Da9, Dd9 ] [USIT 2f]
標準解 5-1-1-2 : 物質の導入の代わりに, 場を導入する [Altshuller 5.1.1.2 ] [Mann Cd2, De2 ] [USIT ]
標準解 5-1-1-3 : 物質の導入において, 内部添加の代わりに外部に付加する [Altshuller ] [Mann ] [USIT ]
標準解 5-1-1-4 : 物質の導入において, 非常に活発な添加物を非常に少量用いる [Altshuller 5.1.1.4 ] [Mann Cc6, Dd10 ] [USIT 1e, 2b]
標準解 5-1-1-5 : 物質の導入において, 物体の特定部分に集中して導入する [Altshuller 5.1.1.5 ] [Mann Cc7, Dd11 ] [USIT 2d]
標準解 5-1-1-6 : 物質の導入において, 物質を一時的に導入し, その後取り除く [Altshuller 5.1.1.6 ] [Mann Dd1 ] [USIT ]
標準解 5-1-1-7 : 物質の導入において, 物体のコピーを利用して導入する [Altshuller 5.1.1.7 ] [Mann Da8 ] [USIT 1e]
標準解 5-1-1-8 : 物質の導入において, 後で分解できるものにして導入する [Altshuller 5.1.1.8 ] [Mann Cc9, Dd13 ] [USIT 1e, 2b, 4c]
標準解 5-1-1-9 : 物質の導入において, 外部環境や物体自身を分解して導入する [Altshuller 5.1.1.9 ] [Mann Ca2, Cc10 , Da10, Dd14 ] [USIT 1a, 1c, 1f]
標準解 5-1-2 : 対象物を (分割して) ツールの代わりに利用する [Altshuller 5.1.2 ] [Mann Da3 ] [USIT 3d]
標準解 5-1-3 : 機能を果たした後は, 消滅するか, 周りと区別できないようにする [Altshuller 5.1.3 ] [Mann Cc11, Dd15 ] [USIT 1e, 2b]
標準解 5-1-4 : 物質の導入において, 泡や膨張する構造として空孔を導入する [Altshuller 5.1.4 ] [Mann Cc8, Dd12 ] [USIT 1e, 2b]
5-2. 制約条件下における場の導入
標準解 5-2-1 : 場の導入において, 現存の場を利用する [Altshuller ] [Mann ] [USIT ]
標準解 5-2-2 : 場の導入において, 外部環境にある場を利用する [Altshuller 5.2.2 ] [Mann Cd1, De1 ] [USIT 3a, 3d]
標準解 5-2-3 : 場の導入において, システムまたは外部環境の物質が媒体/ソースとなる場を利用する。 [Altshuller 5.2.3 ] [Mann Cd4, De3 ] [USIT 3d]
5-3. 相転移の利用
標準解 5-3-1 : 物質の利用効率を改善するには, 相変化を利用する [Altshuller 5.3.1] [Mann Ca4, Da12 ] [USIT 2b, 2f]
標準解 5-3-2 : 動作条件に応じて相変化する物質を利用し, 二重の性質を利用する [Altshuller 5.3.2 ] [Mann Db1 ] [USIT 2f]
標準解 5-3-3 : システムの効率を改善するのに, 相変化を伴う物理現象を利用する [Altshuller 5.3.3 ] [Mann Db2 ] [USIT ]
標準解 5-3-4 : 物質を単相の状態から複相の状態に置き換え, 二重の性質をもたせる [Altshuller 5.3.4 ] [Mann Db3 ] [USIT 2f]
標準解 5-3-5 : 複相の状態のシステムで, 相間に物理/化学的相互作用を導入する [Altshuller 5.3.5 ] [Mann Db4 ] [USIT 2f, 3d]
5-4. 物理的効果の利用
標準解 5-4-1 : 複相の状態を物質が行き来するには, 可逆的な転移を利用する [Altshuller 5.4.1 ] [Mann Db5 ] [USIT 2f]
標準解 5-4-2 : 変換物質を臨界に近い状態に置き, 入力をトリガーとして働かせる [Altshuller 5.4.2 ] [Mann Db6 ] [USIT 2f, 3h]
5-5. 物質粒子の獲得
標準解 5-5-1 : 物質粒子を得るには, 上位の構造レベルの物質を分解して得る [Altshuller 5.5.1 ] [Mann Ca2, Cf2, Da10, Dh2 ] [USIT 1e]
標準解 5-5-2 : 物質粒子を得るには, 下位の構造レベルの粒子を結合して得る [Altshuller 5.5.2] [Mann Ca3, Cf3, Da11, Dh3 ] [USIT 1e]
標準解 5-5-3 : 分解する場合はすぐ上位レベルのものを分解し, 結合にはすぐ下位レベルのものを結合する。 [Altshuller 5.5.3 ] [Mann Ca2, Ca3, Cf2, Cf3, Da10, Da11, Dh2, Dh3 ] [USIT 1e]
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最終更新日 : 2002. 9.18 ; 再掲載 : 2012.12.22 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp