松下電工におけるUSITの推進活動 | |
辻 公志・橋爪二郎(松下電工株式会社ズ) | |
日本TRIZ協議会主催 第2回TRIZシンポジウム, 2006年 8月31日- 9月 2日, パナヒルズ大阪 (大阪府・吹田市) |
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掲載:2007. 3. 1. 著者の許可を得て掲載。無断転載禁止。 |
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編集ノート (中川徹、2007年 2月24日)
ここに掲載しますのは、日本TRIZ協議会主催の第2回TRIZシンポジウム
において、一般発表のうちのポスター発表として発表されたスライド一式です。TRIZシンポジウムの全体については、日本TRIZ協議会の公式ページでの報告
を参照ください。また、中川個人の文責でのまとめとして、すでに英文で『Personal Report of The Second TRIZ Symposium in Japan, 2006』
として紹介、全発表をレビューして掲載しています (和文ではその概要のみを掲載
)。そのレビューに記述した本発表関連部分を和訳して、本ページに「紹介」として掲載します。
一般発表としてポスター発表され、Proceedings に掲載されています和文スライド
を本ページにPDF形式で掲載しました。また、英文ページには、(スライド全体の英訳はありませんが) ポスターセッションの紹介の際に和・英で並行投影された英文スライド 2枚
をPDFで掲載しました。
この発表はTRIZシンポジウムにおいて大変好評でありました。その証拠として、その後 (私が知っているだけでも)、下記の二つの会に著者が招かれ、それぞれ 200人超、300人超の人たちの前で改めて発表されています。
- 2006年12月18日 (月)、日経BP社主催、 日経ものづくり「革新のための7つの手法」発行記念セミナー 第2回 「QFD/TRIZ/タグチメソッドの勘所」 、東京コンファレンスセンター・品川。
- 2007年 2月16日 (金)、日本VE協会関西支部主催、第38回VE関西大会、大阪国際交流センター。このようなすばらしい発表をされ、またこのホームページへの掲載に同意いただきました著者に感謝します。
本発表の紹介とレビュー (中川 徹 (大阪学院大学)、2007年 2月24日) :
中川『Personal Report of The Second TRIZ Symposium in Japan, 2006』
(2006.11. 8掲載) より和訳
辻 公志・橋爪二郎 (松下電工) [38] が、「松下電工におけるUSITの推進活動」というタイトルで、ポスター発表を行った。同社において、中川は2003年12月にTRIZ/USITの講演を行い、その後2005年3月までに 2日間USITトレーニングセミナーを3回行った (なお、この他に松下電器産業であと3回の2日間トレーニングを行い、本件の二人の著者がオブザーバとして参加した)。
そのような土台の上に、これら二人の著者たちは、独自の教材を開発し、自社内で実プロジェクトでの問題解決のために「2日間USIT問題解決ワークショップ」を開催してきた。彼らは、技術部門の管理職と事前打合せを行って、解決すべき重要な問題を選定し、一つずつの問題に対して、通常5人 (ときには最大8人) のチームで行う「USITワークショップ」を組織した。典型的には、チームメンバの構成は、そのプロジェクトに関わっている技術者3人 (グループリーダを含む)、異なるバックグランドを持つ技術者1人、特許担当者 1人 (成果として出てきたアイデアを特許にすることに責任を持つ人)、およびUSITエキスパート (すなわち二人の著者で、講師およびプロセスのガイド役をする) からなる。著者たちのUSITワークショップは、中川の2日間USITトレーニングセミナーと本質的には同様であり、TRIZの紹介を省略し、扱う問題を 3件並行から1件だけに限定するように変更している。
2005年度に得た成果は、彼らのスライドにつぎのようにまとめられている。
-- 著者たちのスライドを読んで、私はびっくりし、また嬉しかった。彼らが実問題に対して多数 (平均27件)のアイデアを創出し、ワークショップの参加者たちから高い評価を得たことは、注目すべきことである。著者たちは、社内の実問題を技術者たちと一緒になって創造的に解決する着実な方法を確立し、また、USITを (やさしく効果的なTRIZであるとして) 普及させていくしっかりした戦略を確立したのである。
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最終更新日 : 2007. 3. 1. 連絡先: 中川 徹 nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp