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編集ノート (中川徹、2009年 5月 3日)
本件は、昨年9月に日本TRIZ協会主催第4回日本TRIZシンポジウム
において発表されたもので、2日目午後のオーラルセッションで発表されました。宮城県の1000余の中小企業にアンケートした結果を分析して、それらの企業がTRIZを手軽に有効に使うための考え方とツールを開発したものです。仙台に拠点をおいて、みずからも起業を目指し、多くの人たちにTRIZの考え方を普及させようという、著者の情熱が脈々と伝わってくる発表でした。
以前からご案内していますように、日本TRIZ協会は、一般発表の全件をその公式サイトに「TRIZ協会員限定」の形でPDF形式で掲載する (5〜6月予定) ことにしております。本『TRIZホームページ』は、各著者の希望&承認のもとに (また日本TRIZ協会の了解のもとに)、いくつかの発表を精選して、PDF 形式で公開掲載いたします。多くの読者の皆さんに読んでいただきたいと思っております。
本件の発表スライドを、PDF にして、和文ページおよび英文ページに掲載いたします。コピー許可 (ダウンロード/保存許可)、印刷許可、改変禁止の扱いです。本『TRIZホームページ』の他のページと同様に、著者に著作権があり、本サイトが正式の承認を得て掲載しております。
また、本ぺージには、この素晴らしい発表についての中川の紹介を掲載し、より多くの読者の皆さんにこの発表を知っていただきたいと思います。紹介文は、中川が英文で2008年10月26日に掲載しました、Personal Report 「第4回TRIZシンポジウム2008の紹介」
から抜粋したものです。このたびそれを和訳し、ここに掲載します。
著者メッセージ (2009. 4.20): 著者から読者の皆さんに下記のメッセージをいただきました。ここに掲載します。
この智慧カードはその後、TRIZに興味をもっている企業さんから多くのお問い合わせをいただきました。また、公的機関や大学の一部ではこのツールに注目してワークショップ形式のアイデア創出の際に活用いただいたケースもありました。
その後、英語版を、とのご要望が複数寄せられて、08年12月には英語版智慧カード(名称:Idea Pop-up Cards) を開発しました。
会長石井が、米国企業に訪問の際にIdea Pop-up Cardsをプレゼントしたところ、とても面白がってもらいTRIZに関心を持ってもらえました。(シリアルナンバー0002と0003は、米国のグーグル本社とアップル本社のエンジニアの方にプレゼントしています。クリエイティブな彼らは、TRIZは知らずとも気楽な発想カードとして楽しんでもらえたようです)宮城TRIZ研究会 会長 石井力重
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紹介 (中川) | 第4回TRIZシンポジウム |
TRIZシンポ2008 Personal Report |
英文ページ |
[1] 発表スライド:
和文発表スライド (32スライド、PDF 1.0 MB)
(公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)
英文発表スライド (32スライド、PDF 1.4 MB)
(公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)
[2] 発表の紹介 (中川):
「Personal Report of The Fourth TRIZ Symposium in Japan, 2008」
、
中川 徹 (2008年10月26日) から抜粋、和訳。
和訳: 中川 徹、2009年5月 3日。(掲載: 2009. 5. 6)
石井力重 (デュナミス(株))[宮城TRIZ研究会] [O-9 #38] が、オーラルセッションで発表した。そのタイトルは 「「短い時間で企業がTRIZを利用するにはどうすればいいか」に挑む〜アンケート調査からの4つの発見、3つのツール開発〜」であった。この著者は起業家精神旺盛な若い活動家で、宮城県仙台市でTRIZを学習・普及させるための研究会 (「宮城TRIZ研究会」)を組織している。この研究会が宮城県内の1000余の中小企業にアンケートを送った。その結果分かったことは: (1) TRIZの矛盾マトリックスで使う39のパラメータが、技術的課題をヒアリングするためのツールとして有用である。(2) 技術的課題の多くがそのうちの8個のパラメータに関連している。(3) 技術進化の31トレンドのうち、大部分の企業が彼らの製品に関連があると認識しているのは、トップ1/3だけてある。これらの知見に基づいて、著者はつぎのような3つの小さくて便利なツールを開発した。
彼らが開発した第一のツールは、小さな (8×8の) 矛盾マトリックスである。最も関係しているのがわずか8パラメータだと分かったので、矛盾マトリックスをずっと小さくして 8×8にしたのである。この8個のパラメータは、温度、信頼性、測定制度、製造容易性、検出と測定の困難、自動化の程度、および生産性である。
彼らが開発した第二のツールは「技術的ブレイクスルーのためのワークシート」である。そのコンセプトは左下のスライドに示すようである。中央の図が、最もよく使われる8個のパラメータに対応した8つのページに、ユーザを導くための案内ページである。右の図は8個のパラメータの一つのためのページであり、そこには(このパラメータの改良のためによく使われる) 3つの発明原理をヒントとして示している。
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最終更新日 : 2009. 5. 6 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp