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第8回日本TRIZシンポジウム 2012 |
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準備の詳細ページ (プログラム関連) : 基調講演/特別講演概要、セミナー(A)概要、セミナー(B)概要、グループ討論。 (旧記事) 発表募集ポスター |
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責任編集:中 川 徹 (大阪学院大学)
注: 本ページは日本TRIZ協会の公式サイトの掲載情報にアクセスしやすくし、また、本『TRIZホームページ』内に掲載している各種の情報とのリンクを張って、より有効な情報提供を試みているものです。 |
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作成日: 2012年 6月11日; 更新: 2012. 7. 3; 8. 1 ; 9.21 |
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基調講演 と 特別講演 のアブストラクト: (2012. 6.11**)
基調講演 EI01: Prof. Denis Cavallucci (フランス) ==> アブストラクト: 英文
How TRIZ can contribute to a paradigm change in R&D practices
特別講演(1) JI04: 弓野 憲一 (静岡大学名誉教授、日本創造学会会長)
創造性を教育する--創造技法普及の土台作り
弓 野 憲 一 (日本創造学会会長、静岡大学名誉教授)学問・科学技術の創発・進展には、「ウォッツ」「ホワイ」「ハウ」疑問が密接に関連する。これら疑問の中で、「学び」に価値を置く日本の学校や社会では、もっぱら「ハウ」疑問が優先される。しかし、学問や科学を生み出してきた「西欧諸国」の教育には、「学び」とともに「創り」がある。創りは、他人のまねではなくその人独自の何かを含み、ウォッツやホワイ疑問が含まれる。「創造技法普及の土台作り」としての創りを考えるとき、従来からの日本の文化や教育に包含されていない、a)作者の意見の忖度ばかりでなく、学習者の論理と意見を求めること、b)挑戦をほめること、c)創造的行動をほめること、d)オリジナル・ユニークさをほめること、e)正答のみではなく思考の過程を評価すること、f)データ・事実に基づく議論・ディベートを奨励することが有効であろう。自分で考える習慣ができた若者が、TRIZ等の創造技法を習得すると、質の高い発想ができると期待される。この小講演では、「学び」と「創り」、「知能」と「創造性」、「西欧の教育」と「日本の教育」、「知能と創造性を伸ばすほめかた」等について、実例をあげつつ考察を進める。
参考文献 「PDF-Book: 学びと創りの心理学」 弓野教育研究所ホームページ http://dyumiken.com/ より
[編集ノート (中川 徹、2012. 7. 3): 日本創造学会での座談会の記録から、弓野先生の発言部分を抜粋し、『TRIZホームページ』に掲載させていただきました。(2012. 7. 3***]
特別講演(2) EI03: Dr. Jeongho Shin (eTRIZ、 韓国) ==> アブストラクト: 英文
How to learn TRIZ with ease and fun
紹介(中川 徹: 2012. 8. 1): 昨年秋の ETRIA TRIZ 国際会議での発表が非常に興味深いものでしたので、招待しました。
発明原理8つを組み込んだ「ドレミの歌」の替え歌「Invention Song」は非常に楽しいものです。韓国語・英語・中国語版が作成済みです。日本語版を以下に披露します。注: ドレミの歌の歌詞、Invention Song の英語版歌詞 (Jeongho Shin)、および日本語版歌詞 (中川 徹) を (8/1に) 掲載しましたが、原曲の著作権への配慮から、すべて取り下げます。失礼しました。(2012. 8.31 中川 徹)
注: Invention Song は、ドレミの歌の著作権を抵触しないとの、弁護士回答を得ました (2012. 9. 4) ので、ここに再度掲載いたします。 詳しい経過は下記のようです。
9月4日夜に、弁護士芝田麻里様から、本件の扱いについての回答書をいただきました。その要点は、「本件の場合の新しい歌詞 (「発明の歌」)は、もとの歌詞(「ドレミの歌」) の修正版ではなく、独自の著作と認められるから、もとの歌詞の著作権に触れるものでなく、許可を要するものでない。出版も認められる。ドレミの歌の曲に合わせてこの新しい歌詞を歌うことは、(曲の演奏に対する許可を得ている限りで) 自由である。ただし、ドレミの歌の曲と結合した形で録音・ビデオを作ることは、原曲著作権者の許可なしにはできない」。TRIZシンポジウムでは、この助言に従い、当日発明の歌を (ドレミの歌の曲をバックに) みんなで歌い、歌詞を記録に残すことにしました。(2012. 9. 5 中川 徹) (本ページに掲載: 2012. 9.21)
第1日 セミナー (A) (日本語トラック) のアブストラクト (2012. 6.11)
チュートリアル JI05: 笠井 肇 (アイデア)
TRIZの基本と活用
笠井 肇 ((株)アイデア)昨年の第7回TRIZシンポジウムのチュートリアルにおいて、日本TRIZ協会の教材タスクフォース(小西、澤口、笠井)で作成した資料をもとに小西慶久氏がTRIZの概要を解説した。今回のチュートリアルもTRIZの初心者の皆さまにTRIZを正しく理解していただけるように、同資料をベースにTRIZの基本とそれが包含する代表的な問題解決ツールを紹介する。
TRIZが1996年に日本に初めて紹介されて以降、内外のTRIZ研究家たちによって開発設計の実務問題を鮮やかに解決すべく改善が図られてきており、現在ではさまざまな派生形が存在する。今回もその基本的な部分については、TRIZの生みの親であるG.アルトシュラーが直接手掛けた本来のTRIZを説明の対象とするが、これから導入・活用していこうという方のために、その効果的な活用方法にも及んだ説明とする。
テーマ講演 (a) JI06: 黒澤 愼輔
物理的矛盾とその解決
黒澤愼輔 ( )「物理的矛盾」(Физическая противоречия)は問題解決の方法としてのTRIZのなかで最も重要な概念の一つです。TRIZシンポジウムという機会にこの概念をもう一度見直すことは大変意義深いことだと思います。TRIZの理論と方法の中でどの様な位置づけになるのか、この概念はどのようにして生まれてきたのか、現在世界のTRIZコミュニティーの中でどのように扱われているのか、方法としてはどのように使ったら良いのかなどについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
テーマ講演 (b) JI07: 菊池 史子 (パイオニア)
企業におけるTRIZの適用事例の紹介
菊池 史子 (パイオニア(株))、コーディネータ:有田 節男((株)日立製作所)企業において、TRIZを(適用の形を問わずに)運用している方々は、解決すべき課題に向き合っている研究・開発・設計部門や課題解決のための活動を推進している部門、もしくはHRD(Human Resource Development)部門に所属していることが多いようである。
一方、TRIZを有用だと考え、自分の所属する企業になんらかの形でTRIZを導入したいと考える方々は、その導入に対する様々なハードルの存在を指摘する。
今回の発表はそのハードルを低くする一助とするべく、またTRIZを詳しく知らないがもっと知りたいと考えている方々、TRIZの導入・普及展開を考えている方々に向けて、過去に報告があったいくつかの企業事例を紹介するとともに、
*企業への導入方法
*課題解決のプロセス
*具体的な製品への適用
という視点から考察を加え発表する。テーマ講演 (c1) JI08: コーディネータ: 中川 徹
若い人たちに TRIZを広めるにはどうすればよいのか? -- TRIZによる問題解決の教育と演習の経験 --
コーディネータ: 中川 徹 (大阪学院大学)日本TRIZ協会ではいま、TRIZをもっともっと若い人たちに伝え、普及させることが重要と考えています。そのためにはいろいろなアプローチがあります。(a) 時代の雰囲気に挑戦する、(b) 若い人の素養に適した提示をする、(c) TRIZを分かりやすくする、(d) 「知識」よりも「演習」させる、(e) 対象分野を広げる、など。本シンポジウムの中でこれらのいろいろなアプローチが議論されています。特に、このテーマ講演のセッションでは、高専、大学、大学院、企業(新入社員) などでの事例を紹介してもらい、討論します。特に、単なる講義/講演でない、演習と実地の問題解決を主としたやり方を議論します。
テーマ講演 (c2) JI09: 池田 昭彦 (神奈川工科大学 & ソニー)
技術立国日本の再興に向けて: 「大学院における創造性授業の実施報告」
池田 昭彦 (ソニー(株)、神奈川工科大学)、石濱 正男 (神奈川工科大学)人の創造性はどうすれば向上させる事が出来るのか? いつ頃、どのように学ぶのが良いのか?TRIZに出会って以来、自身に向かって問い続けてきた。それが実現できれば技術立国日本の再興に繋がり、更には国の枠を超えた問題解決と社会の発展に貢献することが可能となる。そこへの試みとして創造性向上を目的とした授業を神奈川工科大学大学院で行った。
まだ社会での実務経験のない学生達にどのように教育を行うのが良いか? 筆者の企業内での研修とコンサルティング経験を元に授業の構成と進め方を工夫した。まずは楽しく学びつつも自己の創造性を高める事の重要さを理解する。そして理論を教えるだけではなく活用への後押しをどのように行うか? そして授業を実施した結果、学生はどのような感想を持ち、筆者はどう感じたのか? それらの内容と結果を報告する。
第1日 セミナー(B) (英語トラック) の アブストラクト (2012. 6.11)
アドバンスト・セミナー EI02: 講師: Prof. Denis Cavallucci ==> 拡張アブストラクト(2頁): 英文
注: 商品開発などの通常のR&D プロセスに適用するために、TRIZから発展させた IDM (インベンティブデザインメソッド) という方法を開発しています。それを実体化したソフトツール「STEPS」ができています。セミナー中で、講師が操作していくつかの実例を見せると共に、参加者自身が操作する時間をも作ろうとしています。参加申込み者は、後日(8月末)、事務局から案内する方法に従って、STEPS のデモ版をダウンロードし、各自のノートPCにインストールして、セミナーに参加下さい。(2012. 8. 1****) このダウンロード/インストールの方法は、 8/31 に参加予定の皆さんにメールで案内しました。(2012. 8.31#)
その他の企画もの
グループ討論:参加区分 (A)(B)(C) 合同: (つぎのように計画を進めています。ご意見・提案を歓迎します。) (2012. 8. 1)**** 一部修正しました(青色太字) (2012. 8.31#)
やり方: 第1日の18:00 〜20:00 に、「夕食 & グループ討論」を行います。
63号館 (歩いて5分ほど) のカフェテリアに移動し、グループごとに夕食を食べ (アルコールは購入不可)、
その後、カフェテリア内で討論をします (大学は夏休み中で、他のお客さんはいない)。グループ1: テーマ 「TRIZの拡張・展開と企業での実地応用」。 言語: 英語主体 (和→英の通訳補佐)。
コーディネータ : 澤口学、有田節男、小西 慶久。
参加が期待される人たち: Prof. Cavallucci (仏)、Dr. de Carvalho (ブラジル)、Kisoo Kim他韓国の参加者、タイの発表者 、他。-- 日本からもできるだけ多く参加下さい。グループ2: テーマ「企業におけるTRIZの導入・適用・普及のために」。言語: 日本語のみ。
コーディネータ: 前古護、国友秀世、緒方隆司。-- 日本のユーザ企業の人たち、新しい人たちの参加を期待します。グループ3: テーマ「若い人たちにTRIZを伝える、教えるには?」。言語: 前半60分は英語主体、後半30分は英語グループと日本語グループに分かれる。
コーディネータ: 中川 徹、石濱 正男、池田昭彦。
参加が期待される人たち: Dr. Shin (韓国)、Prof. Yoo (韓国)、 日本から: (弓野憲一)、小野修一郎、粕谷茂、他。-- 企業の新人教育などもここ含みます。
なお、ここで「発明の歌」を歌って、特別講演のリハーサルをしておきたいと、思っています。各グループのテーマに関連して、問題提起、紹介、討論などしたいことがありましたら、コーディネータにご連絡下さい。
討論セッション: 「若々しいTRIZ」のために
*** 日本のTRIZの現状は、若い年代層の人たちの活動や参加が少ないことが一つの大きな問題であると、TRIZ協会では認識しています。そこで、今年のTRIZシンポジウムでは、若い人たち自身に企画・参画してもらって、問題点を考え、その克服を目指すようなプログラムを組むことを試みております。企業での若手の人たち、そして大学院や学部の学生の皆さんの積極的な参画をお願いいたします。(2012. 6.11)
(旧) 案内のポスターとチラシ (2012. 2.20)
案内ポスター (発表募集段階)
案内ポスター ダウンロード 印刷用PDF (832 KB)
このポスターの中央のイラストは、後藤一雄さんのデザインです。広報委員会が全体を作成しました。
9画面をベースにして、「あなたの夢の入っている箱をどうやって見つけ、 どうやって開けるのか」と問いかけています。
PDF版を A4〜A3の用紙に印刷し、配付・掲示いただけますと幸いです。
チラシ (発表募集段階) PDF (110KB)
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最終更新日 : 2012. 9.21 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp