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Simon S. Litvin 氏に |
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| 『TRIZホームページ』基金 中川 徹 | |
| 掲載: 2011年 8月 3日; 更新: 2011.10.28 |
ご案内 (中川 徹、2010年 8月 3日)
『TRIZホームページ』基金 (編集者: 中川 徹) は、このたび、Simon S. Litvin氏 (米国) に対して、同氏のTRIZに対する永年の貢献に感謝して、「功労賞」を贈呈いたします。
『TRIZホームページ』基金は、一昨年設立したものです
。『TRIZホームページ』は1998年11月の創設以来、もうすぐ満13年になります。多数の読者・著者の皆さんのご協力をいただき、多くの有益な記事・論文などを掲載して、TRIZの普及と発展のための活動拠点となってきました。この間の、本ホームページを中心としたTRIZ普及活動の中で得ました収益の中から、その一部を一昨年基金として預託し、日本および世界におけるTRIZの一層の普及・発展に役立てたいと考えた次第です。一昨年はその基金の最初の活動として、Darrell L. Mann 氏 (英国) に「功労賞」を贈呈し
、昨年はNikolai Khomenko氏 (カナダ) [今年 3月逝去] に「功労賞」を贈呈しました
。今年がその賞の第3年度です。
Simon Litvin 博士は、アルトシュラーの直弟子で、その協力者であり、(アルトシュラーが認定した 65人の) TRIZマスターの中でも最も活発に活動している一人です。1990年台から米国で活動し、Pragmatic Vision 社、そして現在のGEN3 Partners社を興して、TRIZの企業導入に尽力し、そのために (機能分析を中核として) TRIZ方法論をビジネスに結びつけることを目指して一層の開発をしてきています。詳しくは、下欄の同氏のプロフィルを参照下さい。
私は1998年から毎年TRIZの国際会議に参加していますが、初めて会ったのが何年かははっきり覚えていません。その令名だけを聞いていて、4、5年後に初めてETRIAの国際会議で会ったように思います。その後何回か講演を聞きました。明快な話し方です。日本に来られる機会に恵まれず、2009年10月に日本に立ち寄られ、IDEA社の主催で3時間のセミナーがあったのが、いままでの唯一の機会でした。
昨年のBergamo(イタリア)のETRIA国際会議の折に、日本でのTRIZシンポジウムでの基調講演の招待を打診しました。快く応じて下さり、その後TRIZ協会から正式に招待しました。ビジネスとしての成果に結びつくようにTRIZを適用するにはどうすればよいかが、Litvin博士のテーマで、いまの日本のTRIZにとって最重要な課題であると思っています。今回のTRIZシンポジウム
の初日のアドバンスセミナで正味6時間の話を聞き、また、基調講演で要点を抑えた話をお聞きしたいと思っています。
TRIZシンポジウムの第2日の夕方、「夕食&交流会」の折に、本「功労賞」の贈呈をさせていだだきます。基金がお役に立てて嬉しいことです。
贈呈いたしました賞状 (日本語が正式版) と、その趣旨を英訳したものを下記に示します。
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編集ノート追記 (中川 徹、2011年10月28日)
第7回TRIZシンポジウム2011の夕食&交流会 (2011年9月9日) の席上において、100名近くの参加者の皆さんの前で、本「功労賞」 (副賞 20万円) をSimon S. Litvin 博士に贈呈させていただきました。下記にそのときの写真1葉を掲載いたします。
(左より) 中川 徹 と Simon S. Litvin 博士 (2011年 9月 9日) (撮影: 池田 理)
Simon S. Litvin 博士のプロフィル
[注: 今回の基調講演に添付されてきた同氏のプロフィルを中川が和訳して、ここに掲載します。]
Simon S. Litvin は、TRIZ、価値工学 (VE)、およびオープンイノベーションに関して、世界における第一人者の一人である。35年以上に渡って、イノベーションの方法を開発・教育・実装してきた経験を持ち、先進のTRIZ方法論である TRIZplus(TM)と G3:ID(TM) を構築した。Litvin 博士は、TRIZの創始者 ゲンリック・アルトシュラーの直弟子であり、密接な協力者でもあった。
S. Litvin の著述・論文の内容は、最新の、機能分析、トリミングと機能移転技術、原因-結果連鎖分析、機能指向探索、主要価値パラメータの発見、および創造的想像力の開発の中のいくつかの原理、などがある。
Litvin博士は、TRIZベースの会社としては世界最大である、GEN3 Partners社の創始者かつ役員の一人である。氏は同社のGEN3イノベーションサービスの質に関して責任を負っている。彼はまた、GEN3のロシア法人である Algorithm社のCEO である。Litvin 博士は極めて多数の国際的コンサルティングプロジェクトを指導してきており、その中にはフォーチュン500 の諸会社、例えば、 Alcoa、General Electric、 P&G、 Covidien、 Pepsi、 Intel、 P&W、 Clorox、 Siemens、 British American Tobacco などがある。
Litvin 博士は、ロシア サンクトペテルブルグにある ロシア科学アカデミー Institute of Science of Machine Problem から、機械工学博士の学位を得ている。彼はまた、1998年にTRIZ マスターの学位証を国際TRIZ協会 (MATRIZ) から得た。Litvin博士は100余の著述・論文を発表しており、その中には 6つの本と20以上の特許がある。Litvin 博士は国際TRIZ協会 (MATRIZ) の副会長であり、そのTRIZマスター認証審議会の議長である。彼はまた、米国の Altshuller Institute for TRIZ Studies の会員であり、欧州TRIZ協会 (ETRIA) の会員でもある。
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第1回TRIZ功労賞 2009年 Darrell Mann氏 |
第2回TRIZ功労賞2010年 Nikolai Khomenko 氏 |
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最終更新日 : 2011.10.28 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp