TRIZ/CrePS 発表(社会問題)

社会の貧困の問題にTRIZ/CrePSでアプローチする:
人類文化の主要矛盾「自由vs. 愛」を見出した

中川 徹 (大阪学院大学 名誉教授 & クレプス研究所 代表)

第16回 ETRIA TRIZ Future 2016 国際会議 発表
2016年10月24日〜 27日 ヴロツワフ工科大学 (ヴロツワフ、ポーランド)

掲載:2016.11.12

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編集ノート (中川 徹、2016年11月 9日)

10月の末にポーランドでETRIA (欧州TRIZ協会)のTRIZ Future 国際会議2016が開催され、出張・発表してきました。学会は4日間で、基調講演のほかに、多数の(初心者向けおよび経験者向けの)チュートリアルとワークショップが組まれ、ポーランドでのTRIZ導入・普及の工夫がありました。研究発表は3会場並行で、発表20分、質疑5分、交代5分というやり方で、2時間程度で昼食や コーヒーブレイクが設定されています。今回の参加者は全体で100人程度、ポーランドの企業や大学から新しい人たちが随分参加してきているようでした。

プロシーディングズはUSBメモリで配布されました。今後、論文の全件を、学術的なものはProcedia CIRP (Elsevier 出版の電子ジャーナル) で公開、実践的なものは ETRIA Journal で公開する予定(2月ごろ)とのことです。このため、(自分の論文も)他のサイトに掲載できず、Procedia CIRPにリンクを張るように指示されています。スライドはHP掲載許可です。全件のスライドを集めてETRIAの会員専用サイトで開示予定とのことです。
--- いろいろ興味深い発表がありましたから、紹介、和訳をできるとよいと思っていますが、多忙です。ご協力いただける方がありましたら幸いです。

中川の発表は、今年のTRIZシンポジウムでの発表の英文スライドを微修正したものです。英文ページにETRIAでの発表スライドを掲載しました。英文の論文(6頁)は、上記の事情で、Procedia CIRPで公開されてからリンクを張ります。(和文では別にいくつかの原稿を書いていますので、今回のETRIA論文の和訳はしないつもりです。)

私の発表に、何人もの人から好評をいただきました。特に、基調講演をした Dana Clark (90年代初めに TRIZを知り、5年間Ideation International でコンサルタントをし、その後独立してTRIZのコンサルタントとして十数年活躍、2年前から新設の大学で教育を始めた)から、「自由vs愛」をプロジェクトとして研究することの可能性を示唆されました。

--- 今日、トランプ氏が米国大統領選挙に勝利したというテレビを見ながら、アメリカには日本以上の貧困と格差の問題がある、それが大きな社会不満となって顕われているのだと、感じました。「自由vs愛」は、やはり人類文化全体の主要矛盾なのです。

 

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最終更新日:  2016.11.12    連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp