TRIZ シンポジウム 2010 発表論文
実時間における写実的な 3次元顔表情のクローニング

Jung-Bae Kim, Youngkyoo Hwang, Won-Chul Bang and James D.K. Kim (Samsung Electronics, 韓国)
スライド和訳: 池田 理 (ニコン)

日本TRIZ協会主催 第6回日本TRIZシンポジウム、2010年9月9-11日、神奈川工科大学、神奈川県厚木市

紹介: 中川 徹 (大阪学院大学)、英文: 2011年  3月21日
掲載:2011. 9.19

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編集ノート (中川 徹、2011年 9月18日)

本稿は、ちょうど1年前に、日本TRIZ協会主催の第6回日本TRIZシンポジウム2010で、Jung-Bae Kim がポスター発表したものです。スライドの全文が、英文と和文 (望月 朗、中川 徹 訳) で、日本TRIZ協会の公式Webサイトの会員限定ページに3月以来掲載されていますが、今回、より広く読んでいただけるように本ホームページに公開で掲載します。

去る 3月に私は、「TRIZシンポジウムのPersonal Report」 の一部として、本発表の紹介を掲載しました。そのPersonal Report の関係部分をここに英文のままで掲載します

著者たちは、ユーザの顔の表情を、バーチャル世界のアバターの表情としていきいきと投影する簡便で精密なソフトウェアを開発しています。その方法は、従来のモーションキャプチャ法とビジョンベースの方法との「良いところ取り」をすることであり、人による違いはあるが同一人では時間不変のパラメータと同一人でも時間的に多様に変化するパラメータとを適切に分離測定しているものです。優れた技術開発事例です。


[1] 論文概要

実時間における写実的な 3次元顔表情のクローニング

Jung-Bae Kim, Youngkyoo Hwang, Won-Chul Bang and James D.K. Kim
(Samsung Electronics, 韓国)

スライド和訳: 池田 理 (ニコン)

概要  

3D virtual world has been researched intensively. In particular, animating facial expression of an avatar, representative for a user, has been issued. There are two kinds of interface to clone the user's facial expression: mocap-based interface using lots of IR cameras and markers, and vision-based interface using only one color camera. The vision-based interface would be desirable for most users at home. However this interface has very challenging problems to capture and track the user's subtle 3D expression in real time. We present a novel method to deal with those difficulties by using TRIZ methodology. We use a personalized 3D expression model to do real-time cloning, and make a muscle model to track 3D movements on cheeks and forehead having no outstanding features.

[注: より詳細な Extended Abstract が 英文ページにあります。]


[2] 発表スライド全文:

英文発表スライド (12 スライド、1.1 MB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

和文発表スライド (池田 理 (ニコン) ) (12 スライド、1.1 MB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

 


[3] 発表の紹介 (中川): 

「Personal Report of The Sixth TRIZ Symposium in Japan, 2010, Part D. Case Studies in Industries」
中川 徹 (2011年 3月21日) (英文ページ)  を参照    ==> J.B, Kim 発表論文 英文ページ

概要紹介:  著者たちは、ユーザの顔の表情を、バーチャル世界のアバターの表情としていきいきと投影するソフトウェアを開発したいと考えた。既知の方法は二つある。モーション・キャプチャ法は多数のマーカーを顔に貼り、精密だが高価で不便である。ビジョンベースの方法は、マーカーを使わず、一つのカメラで、簡便だが精密でない。著者らの解決策は、顔の表情を表すさまざまなパラメータをその性質により分離することであった。ユーザごとに異なるパラメータは、予め撮影したイメージで計測して設定してしまい、一人のユーザでの時間に依存するパラメータは、カメラで撮影してリアルタイムに追随させる。この解決策は、安価で、簡便で、精密である。

 

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最終更新日 : 2011. 9.19    連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp