TRIZ講演スライド 和訳
ハイテク企業における TRIZの推進と適用
〜韓国サムソン電子を指導したTRIZエキスパートが語る〜
Valery Krasnoslobodtsev (米国、TIC)
(株) アイデア 主催 『TRIZ特別公開講演』、
2006年 8月28日、東京・国際貿易センタービル
スライド和訳: 中川 徹 (大阪学院大学)
[掲載:2006.11. 1]  著者および主催者の許可を得て掲載、無断複製禁止
[2014. 10.17] 和訳スライドPDFを本サイトにも掲載

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編集ノート (中川徹、2006年 9月 9日、10月19日)  (追加: 2014.10.10)

ここに掲載しますのは、Valery Krasnoslobodtsev 氏 (通称: Kraev氏) が 8月28日(月) に東京で行なった特別公開講演のスライドです。同氏は第2回TRIZシンポジウム (日本TRIZ協議会主催、8月31日〜9月 2日、大阪府吹田市) のために来日したものです。この機会に、(株) アイデアが主催して、公開の講演会を開催しました

同氏の経歴などについて、事前に紹介したのは、以下のようです。

ロシア・サンクトペテルブルグの出身で、ロボットなど制御工学の専門家。大学助教授、企業技術者、TRIZ専門家/コンサルタントなど、豊富な経験をもつ。特に、2001〜2004年にサムソン電子でTRIZの導入・適用・普及を指導し、顕著な実績を挙げた。2004年より米国TIC (Technical Innovation Center) 社でTRIZコンサルタントとして活躍中。

同氏は、サムソン電子他でのTRIZ適用事例を分かりやすく発表してきている。昨年の第1回TRIZシンポジウムにも来日、発表した。今年のTRIZCON2006論文は、TRIZ推進のしかたについて書いており、注目された。本年の第2回TRIZシンポジウム (主催: 日本TRIZ協議会) での来日、発表にあたり、特にこのセミナーを開き、日本企業のTRIZ関係者との講演と討論の機会を持つ。

今回の講演会で分かったことですが、彼はサムソン電子とのコンサルタント雇用契約によって、雇用終了後2年間はサムソン電子での活動のしかたについても守秘義務があった。その2年間の期間がちょうど過ぎて、今回のセミナーでの発表が、サムソン電子での活動を全体的にきちんと話した最初のものだということです。多くの企業の方の関心を集め、83名の参加者がありました。

スライドを和訳しながら、同氏が、実践的でかつ非常にしっかりした構想をもってサムソン電子を指導し、このすばらしい実績を挙げたのだと、理解した次第です。TRIZを実地プロジェクトに適用して、3〜4ヶ月の間にプロトタイプにまで仕上げて、その実績を示すことが普及のための最大の鍵であったといいます。TRIZの理論だけでなく、実践し、実地の成果を出すのが同氏の力です。

この講演会は2部構成で、第1部が「マネジメントのために」、第2部が「エンジニアのために」という内容です。上記のように実プロジェクトで成果を示すためには、第2部でのエンジニアとしての理解と実践力が大事です。ただ、それ以上にこの講演会での成果は、第1部の記述です。企業でTRIZを適用し普及させようとしている多くの方にとって、自社のマネジメント (経営指導者たち) にTRIZを理解して貰う、技術革新にTRIZが寄与することを確信して貰って動いてもらうことが大きな課題です。そのためにこの第1部を学び、活用して下さい。

講演スライドの掲載は、和訳版と英文版とを別にして、つぎのように掲載いたします。

和訳版: (株) アイデアのホームページにPDF で全文掲載。[注: 同社トップページで、「TRIZ レポート」のバナーをクリック。]
本 『TRIZホームページ』には、表紙と目次のみを HTMLで示し、アイデア社ホームページにリンクを張る。

[注(中川 徹、2014.10.17): アイデア社でのリンクが切れているようですので、本『TRIZホームページ』サイト内にも和訳版へのリンクをつくります。第1部スライドPDF 第2部スライドPDF 。」

英文版: 本『TRIZホームページ』の英文ページに PDF で全文掲載。表紙と目次をHTMLで示す

この貴重な講演の資料を無償で公開することを許可いただいた、Valery Krasnoslobodtsev 氏Technical Innovation Center、そして講演会主催者の(株) アイデアに、厚く感謝いたします。

なお、(和文、英文とも) PDFファイルのダウンロードに当たっては、つぎの条件を遵守下さい。

本件資料の文書・図表等を、無断で使用、転載、講演等での二次使用をすることは禁止します。 また、データの改訂も禁止します。

以下には、第1部および第2部のタイトルページ、スライド目次、およびスライドのPDFファイルへのリンクを掲載します。

 

本ページの先頭

第1部目次

第1部スライド PDF (アイデア社)

第1部スライドPDF

第1部 英文スライド PDF

第2部 目次

第2部 スライドPDF (アイデア社) 第2部スライドPDF

第2部 英文スライドPDF

英文ページ

 


 

1:  TRIZで何ができる? どこに使うのか? (マネジメントのために)        [スライド目次]

講演の構成

1. はじめに

講演の主目標

2. TRIZの簡単な紹介

TRIZ : その意味は?
TRIZ :
どのように動くのか?
TRIZ :
何が他と違うのか?
TRIZ :
誰が使ってきたか?
TRIZ
を使う主たる目的
TRIZを使わない種類の問題

3. TRIZを組織に導入する

サムソン電子の組織の中でのTRIZ
TRIZ
の導入 (サムソン電子のTRIZ導入の略年表)
TRIZ
推進の戦略
サムソングループにおける
TRIZのコミュニティ

4. TRIZが成功して使われているビジネス領域

TRIZの適用の基本的な方向
サムソン電子における
TRIZの適用領域
サムソン電子が
TRIZを活用している事業領域
TRIZの成果: 技術・財政・市場での成果

5. 他の改善手法と一緒にTRIZを活用する

他の諸方法と結合させたTRIZの活用
シックスシグマと一緒に使う
TRIZの使い方

6. 障害と要件、革新にとって、そしてTRIZにとって

TRIZを展開するのに最大の障害はなにだったか? どのようにしてそれが克服されたか?
TRIZ
の方法論の教育とさまざまな部署でのTRIZの推進
TRIZを企業に組み込むための 鍵になる要件

7. トレーニング、実践的能力およびインセンティブ

トレーニングの仕組みとスキル
サムソンにおける
TRIZ教育
研究を通した
TRIZトレーニング
フェスティバルを通じた
TRIZの推進
サムソン
TRIZ協会の樹立
TRIZトレーニングの仕組み、方法、スキルのレベル

結論

質疑応答

 

和訳スライド   PDF 形式   (アイデア社のホームページへのリンク )  
[注: 同社トップページで、「TRIZ レポート」のバナーをクリック。]

和訳スライド   PDF 形式   (本サイト内のリンク: PDF )  (2014.10.17)

 

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2部:  TRIZの有効な適用どのように使うのか?   (エンジニアのために)

   [スライド目次]

講演の構成

1. はじめに

講演の主たる目標

2. TRIZの諸ツールとロードマップ

TRIZの諸ツール
問題解決プロセスのロードマップ
問題のタイプ

3. 統合アルゴリズムARIZの構造とその実践的な特徴

統合化アルゴリズム

4. ベストプラクティス: 企業の実地TRIZプロジェクトを探る

ベストプラクティス

4.1. ロボット真空掃除機の開発

問題状況を探索する
問題のモデルを定式化する
理想の解決策を生成する
リソース分析
具体的な解決策を生成する
: 空気の攪拌によるロボット掃除機

4.2. 非接触式プリンタの開発

問題状況を探索する
問題のモデルを定式化する
理想の解決策を開発する
具体的な解決策を生成する
: 曲面の電気シールドを備えたカートリッジ

4.3. より広い視野角をもつLCDの開発

問題状況を探索する
問題のモデルを定式化する
理想的解決策を開発する
具体的な解決策を開発する
: 不均一な電場をもったピクセル

プロジェクトの成果のまとめ
解決策の空間について

まとめ

質疑応答

和訳スライド 第2部  PDF 形式   (アイデア社のホームページへのリンク)  
[注: 同社トップページで、「TRIZ レポート」のバナーをクリック。]

和訳スライド  第2部  PDF 形式   (本サイト内のリンク: PDF )  (2014.10.17)

 

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第1部目次

第1部スライド PDF (アイデア社)

第1部スライドPDF

第1部 英文スライド PDF

第2部 目次

第2部 スライドPDF (アイデア社) 第2部スライドPDF

第2部 英文スライドPDF

英文ページ

 

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最終更新日 : 2014.10.17.     連絡先: 中川 徹  nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp