TRIZフォーラム: 学会参加報告(7): |
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TRIZCON2003:
Altshuller Institute第5回TRIZ国際会議 2003年 3月16〜18日, フィラデルフィ, 米国 |
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中川
徹 (大阪学院大学)
2003年 3月27日 (英文) [掲載: 2003. 4. 3] |
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概要和文 (2003年 4月 3日) [掲載: 2003. 4. 3.] |
今回の学会は, 米国の対イラク戦争が避けられるかどうかの緊迫した世界情勢の中で開催された。小生は事前の予定を急遽短縮して 3月16日〜20日に出張し, 発表した。小生の滞米中に米国が最後通告を出し, 帰国の機上にいたときに今回の不当な米国のイラク攻撃が始まった。帰国後に論文集を読み, 全件をレビューした。本サイトに英文で掲載しているが, その概要だけを和文でここに記す。
会議名称:
TRIZCON2003: The 5th Annual Altshuller Institute for TRIZ Studies Conference
(TRIZCON2003: Altshuller Institute 第 5回TRIZ国際会議)
日時:
2003年 3月16日〜 18日
会場: フィラデルフィア,
米国 (Sheraton Society Hill, Phialdelphia, PA, USA)
主催:
The Altshuller Institute for TRIZ Studies
Web site: http://www.aitriz.org/
後援: Ford Motor Co.,
The Boeing Co., Ideation International Inc., Invention Machine Corp., WIND
CHIME group, Technical Innvation Center, TRIZ Journal, Qual Soft,
American Supplier Institute
参加者: 約60人
プログラム概要:
3月16日 (日)
Tutorial (入門向けと高度なものと 2コース)
3月17日(月) 〜18日 (火) シンポジウム (招待講演と発表 (2会場並行))
(1) 基調報告: Denis Cavallucci (フランス) ストラスブールでの研究・教育体制の充実が注目される。特に, フランス教育省が10年計画でTRIZ (の基本) を高校・大学教育に本格的に展開することを決めたという [教員17,000人を教育し, 学生 100万人を教える]。
(2) Darrell Mann & Simon DeWulf
(CREAX社, ベルギー): 1985年〜2002年の米国特許を新たに完全に分析しなおした。インドで25人の研究者を雇い,
すでに3年間掛けた。アルトシュラーの研究をより組織化・現代化して, 新しい成果を多く体系化できた。教科書
(2002年5月) 刊行済み。矛盾マトリックスを全く新しく改訂した (今年4月に本として出版予定)。ソフト開発分野,
ビジネス分野を対象に特化した矛盾マトリックスもつくった。ソフトウェアツールもすでに開発している。これらの成果の要点を今回の2編の論文に例示している。--
この論文2編を近日中に和訳掲載する予定。
[論文2編 掲載済み。(2003. 4.16)]
(3) USIT法: 中川・古謝・三原の論文を発表。また, Sickafusが実地適用経験を報告。
(4) Denis Bridoux (英国): "Neuro-Semantics" (少し前に NLP (Neural Linguistic Programming) と言っていたものの発展形) について紹介。TRIZをも含むような大きな考え方の体系。要注目。
(5) Michael Slocumら, Ontro社での「ひとりでに温まる食品容器」の開発事例を報告。TRIZとロバスト設計を用い, ベンチャとして技術開発した経過を述べる。
(5) Julian Vincent ら (バース大学, 英国) の生物学とTRIZの結合。進展中,
要注目。
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最終更新日 : 2003. 4.16. 連絡先: 中川 徹 nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp