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ご挨拶: クレプス研究所の発足と『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版再開について | |
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2014年 2月 7日 |
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掲載: 2014. 2.16 |
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ご挨拶: クレプス研究所の発足と『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版再開について (中川 徹、2014年 2月 7日)
先日の新年のご挨拶に書きましたような背景と所存で、このたび「クレプス研究所 (CrePS Institute)」を発足させ、私がその代表(Director)となりました。
これは、「個人事業」として税務署に「開業届」をだしました「屋号」です。最小限の規模ですが、出版や研修などを事業として行うための体制を必要としましたので、開始したものです。公的な表示情報は以下のようです。
名称 | クレプス研究所 (CrePS Institute) | クレプス研究所のロゴ |
形態 | 個人事業 (a sole proprietorship) | |
代表 (Director) | 中川 徹 (Toru Nakagawa) | |
所在 | 277-0086 千葉県柏市永楽台3-1-13 |
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電話 & FAX | 04-7167-7403 | |
Web サイト |
http://crepsinst.jp/ |
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info@crepsinst.jp (nakagawa@ogu.ac.jp) | ||
事業内容 | 創造的な問題解決の方法(TRIZ、USIT、CrePS、など)の研究・教育・普及活動を行う。特に、方法自身の研究開発、方法の実地適用、社会人・学生・生徒への教育と研修、コンサルティング、執筆・翻訳・編集・出版、インターネットによる情報発信、その他学会や公共プロジェクトなどへの参加を通じての普及活動などを行う。 |
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開業日 | 2013年 5月 1日 届出 (2013年12月 2日 名称を上記に変更) |
事業内容に書いていますことは、いままで十数年やってきたことと同じであり、この『TRIZホームページ』の運営の趣旨や方針
(特に、非営利での公共目的)が変わるものではありません。ただ、今回、以下に述べますTRIZの教科書の出版を再開するにあたって、「出版者(社)」として事業責任を負うには、個人のままでは不適当であるため、「個人事業」の形態を選択したものです。出版・研修などで、経理を必要とする側面をこの「クレプス研究所」の名目でいたします。
別ページにご案内しますように、『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版を、「クレプス研究所発行」の形で再開いたします
。このシリーズは、(株)創造開発イニシアチブから、Darrell Mann の『体系的技術革新』および『新版矛盾マトリックス Matrix 2003』を出版したものですが、同社が2012年末に廃業したため、絶版状態になっておりました。矛盾マトリックスの最新版 Matrix 2010の和訳を2012年8月に完成しておりましたので、その出版を今までTRIZ関連で実績のある出版社に依頼したのですが、販売見通しが立たないために昨年末にも不調になりました。(TRIZの関連では、日経BP社の『超発明術 TRIZ』のシリーズ(6編) (1997〜2000年発行)も絶版です。) このままではよくないと考え、模索しておりましたが、電子書籍の形態なら実行可能と判断して、発行に踏み切ったものです。
実際には、DLmarketというサイトで、電子書籍(PDF版)のダウンロードで発行いたします
。この形式ですと、購入も簡単ですし、発行者にも販売実務の負担がかかりません。(印刷物での発行は、在庫リスクの問題だけでなく、販売実務の体制が作れませんので、当面できません。DLmarketサイトに、購入者による印刷・製本直販のやり方ができるとよいのですが。) また、従来の印刷物よりも安価にできます。(ただし、印刷物がますます困るような価格設定にはしない方がよいだろうと考えております。)
再開の第1巻は、Mann の『(1A) 体系的技術革新(改訂版) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 採用』です。Mannの名著で、新しい(現代化した)TRIZの標準の教科書です。2002年の原著初版では、古典的矛盾マトリックスを使って説明しているのですが、その後2003年にMannが 新版矛盾マトリックスを開発しました。今回出版再開するにあたって、最新版Matrix 2010の収録を私が著者に提案し、著者の快諾を得て、原稿を調整しました。(原著英語版は今後同趣旨で改訂される予定です。)
また、再開の第2巻は、『(2A) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 (技術一般用)』です。古典版よりはるかに使いやすく、推奨してくる発明原理も適切になっています。アルトシュラーは、自分が非常な苦労をして作った古典版矛盾マトリックスの能力(推奨発明原理の適切さ、有効性)が期待したレベルに達しなかったため、1973年以後TRIZの本流から外した(ARIZに組み込まなかった)といわれています。彼がもし、このMann たちのプロジェクトを知り、その新版マトリックスを使ってみれば、きっと「これこそ自分が構想したものだ。構想したとおりに有効だ」というだろうと、私は思います。ぜひ皆さんが新版を使ってご覧になるとよいと思います。
その後も、続刊として、Larry Ball の『階層化TRIZアルゴリズム』、Umakant Mishraの『ITとソフトウェアにおける問題解決アイデア集 −TRIZの発明原理で分類整理』などを、出版する計画です。その他にも、新しく執筆・出版できるとよいのですが。
この『TRIZホームページ』と同様に、出版・研修・教育などで、「クレプス研究所」をご愛顧・ご活用いただけますようお願いいたします。
追記 (中川 徹、2014年 2月14日): 以下の点を明確にして、誤解を避けるようにしておきたいと思います。
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最終更新日 : 2014. 2.16 連絡先: 中川 徹 nakagawa@ogu.ac.jp