TRIZ シンポジウム 2010 発表論文
コンピュータ支援による問題解決:
発明的問題の分析をサポートする 対話ベースシステム

Yuri Borgianni 1, Niccolò Becattini 2, Gaetano Cascini 2, Federico Rotini 1 (1 Università degli Studi di Firenze, Italy; 2 Politecnico di Milano, Italy)
スライド和訳: 菊池史子 (パイオニア)

日本TRIZ協会主催 第6回日本TRIZシンポジウム、2010年9月9-11日、神奈川工科大学、神奈川県厚木市

紹介: 中川 徹 (大阪学院大学)、英文: 2011年  4月 2日
掲載:2011. 9.19

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編集ノート (中川 徹、2011年 9月17日)

本稿は、ちょうど1年前に、日本TRIZ協会主催の第6回日本TRIZシンポジウム2010で、Gaetano Cascini がオーラル発表したものです。スライドの全文が、英文と和文 (菊池史子さん訳) で、日本TRIZ協会の公式Webサイトの会員限定ページに3月以来掲載されていますが、今回、より広く読んでいただけるように本ホームページに公開で掲載します。

去る4月に私は、「TRIZシンポジウムのPersonal Report」 の一部として、本発表の紹介を掲載しました。そのPersonal Report の関係部分をここに英文のままで掲載します。本発表は、発明問題解決をサボートするための新しい対話型のソフトウェアツールを提案しており、柔軟な構造になっています。この発表の要点を理解するのに、私の紹介がお役に立てば幸いです。


[1] 論文概要

コンピュータ支援による問題解決:
発明的問題の分析をサポートする 対話ベースシステム

Yuri Borgianni 1, Niccolo Becattini 2, Gaetano Cascini 2, Federico Rotini 1
(1 Universita degli Studi di Firenze, Italy; 2 Politecnico di Milano, Italy)
スライド和訳: 菊池史子 (パイオニア)

概要  

The paper presents the research activity developed by the authors in the field of Computer-Aided Inventive Problem Solving: an original dialogue-based software application has been developed by integrating the logic of ARIZ with some OTSM-TRIZ models in order to guide an user also with no TRIZ education to the analysis of inventive problem. The proposed software system, even if still at a prototype stage, is radically different from any existing TRIZ-based software tool and it has been already tested both with students at university and with employees of a few Small and Medium Enterprises. The full presentation will detail the structure of the algorithm and the results of the first testing activities.

 


[2] 発表スライド全文:

英文発表スライド (32 スライド、4.8 MB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

和文発表スライド (訳: 菊池史子) (32 スライド、4.1 MB)    (公開、変更禁止、コピー許可、印刷許可)

 


[3] 発表の紹介 (中川): 

「Personal Report of The Sixth TRIZ Symposium in Japan, 2010, Part G. Patent Studies and Tools」
中川 徹 (2011年 4月 2日) (英文ページ)  を参照    ==> Cascini 論文 英文ページ

概要紹介:  問題解決をコンピュータで支援するには何が望まれているのかを要求分析し、問題解決をコーチングする新しいソフトウェアツールの開発を始めました。知的で柔軟であることを目指して、OTSMを問題解決の基本枠組みとして採用し、モジュール化した会話型のソフトにしています。大学および企業でのテスト使用もしました。

 

 
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最終更新日 : 2011. 9.19    連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp