創造性研究: 等価変換理論 | |
cε辞典法による情報品質の向上 | |
春山 丈夫 技術士 |
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許可を得て掲載。無断転載禁止。[掲載:2005. 7.29] |
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編集ノート (中川徹、2005年 7月27日)
本稿は日本における創造性研究の大きな流れの一つであります、故市川亀久彌先生の「等価変換理論」に関係した論文を紹介させていただきます。別紙PDFファイルで掲載しました。
著者の春山丈夫氏は、(現) シャープ株式会社で国産テレビ第1号の開発に従事され、その後液晶テレビの開発などを率いてこられた方です。1964年に故市川亀久彌先生の長期講座「企業における創造性開発コース」に参加され、以後、企業での技術開発に等価変換理論を適用して実績を挙げてこられました。このたび、上田宏氏 ((株) 創造開発イニシアチブ) の紹介により、春山氏から本論文の転載の許可をいただきました。また、工業経営研究学会からも、転載を快諾いただきました。春山氏のプロフィルを上田さんが作って下さいましたので、別紙PDFで掲載いたします。
「等価変換理論」につきましては、4年前に本『TRIZホームページ』に市川先生の1966年執筆の解説「創造的思考の方法論−主に等価変換理論について」を掲載しておりますので、参照ください。
等価変換理論では、発明を導出していくための情報を処理する過程に、つぎの3種の基本アプローチがあると考えています。
(1) 等価変換作画処理法 -- 原理図や構造図を描くことを主体にする
(2) 等価変換言語処理法 (= cε辞典法) -- 言葉による表現 (抽象化) を主体にする
(3) 等価変換数理処理法 -- 数式、数理モデルを用いて解くことを主体にする本論文で説明している 「cε辞典法」は、1966年に著者春山氏が見出した観点を中心にして成立したもので、上記のように等価変換理論における中核的方法の一つに位置付けられているものです。
なお最近、三菱総合研究所とエム・アール・アイ システムズが組織しています知識創造研究会の実践的開発手法分科会 (2004年度) と問題解決手法分科会 (2005年度) では、等価変換理論の紹介と学習を行い、TRIZとの交流が密になってきています (事務局: 冨樫伸行氏・水野栄一氏)。先週 7月22日には、春山氏が同分科会で講演しておられます (小生は出席できませんでしたが)。[本件の原稿は4月に入手していたのですが、テキスト復刻と転載手続きとに時間がかかってしまいました。]
cε辞典法による情報品質の向上
春山 丈夫, 工業経営研究 第15巻 24〜28頁 (2001年)
目次
1. cε辞典法とは
2. cε辞典法のシステム構造
3. cε辞典法による特許出願事例
4. 品質システムの<cε>構造
5. ISO9001品質システム構築事例
6. 若干の考察
引用・参考文献
本件の掲載に関して、つぎの方々に厚く感謝いたします。
著者: 春山 丈夫 (はるやま たけお) 氏
学会: 工業経営研究学会 Web サイト: http://wwwsoc.nii.ac.jp/asimi/index.html
紹介者: 上田 宏 氏 ((株) 創造開発イニシアチブ)
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最終更新日 : 2005. 7.29 連絡先: 中川 徹 nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp