TRIZ フォーラム: 学会報告 (12) |
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第1回TRIZシンポジウムの紹介 | |
日本TRIZ協議会主催 (2005年9月1〜3日、修善寺) | |
中 川 徹 (大阪学院大学)、2005年10月11日 |
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掲載日: 2005年 10月12日 |
編集ノート (中川 徹、 2005年10月11日):
英文のTRIZ Forumのページに下記の記事を掲載しました (2005.10.12)。
"Personal Report of The First TRIZ Symposium in Japan" (Toru Nakagawa, Oct. 9, 2005)
この記事は、日本におけるTRIZの公的な活動を海外に積極的に紹介するために、敢えて中川個人の文責で記述したものです。客観的な事実と公的な報告はすでに「日本TRIZ協議会の公式ページ」に、和文および英文で掲載してあります。しかし、そのような公式報告では、どうしても決まりきったことしか記述されず、せっかくのシンポジウムがいきいきと伝わりません。それに対して、個人の文責で記述する場合には、自分の判断で大事だと思うことを記述できますから、もっと人間的に伝えることができます。このような「Personal Report」を書く趣旨について、ここに少し補足させてください。
私は、いままで、米国および欧州で開催されたTRIZ関連の国際会議に出席するたびに、その報告を「Personal Report」として書き、本ホームページに和文あるいは英文で掲載してきました。それらは、日本の読者の皆さんに海外の状況を伝えることを第一の目標とし、さらに海外の読者から要請されて、国際会議の状況や成果を (会議に参加できなかった) 世界のTRIZ関係者に紹介することをも目標としてきました。
そのような状況で、今回日本でTRIZシンポジウムを開催したわけです。その状況や内容を、世界のTRIZ関係者たちに伝えることは、日本からのTRIZに関する情報発信として非常に大事なことです。またそれは、(海外参加者の報告ではほんの一部しか伝わりませんから) 日本自身からすることが大事です。その状況を踏まえて、私が個人名で (自分の文責で) 紹介・報告することにしました。
この紹介をするにあたって、いままでの国際会議での場合と同様に、「著者の発表の意図をできるだけ適格に理解することに努め、その上で自分が適切だと考える観点や重み付けをいれて、分かりやすく紹介する」ことに努力しました。もし、誤解していたり、不適切な記述/表現のところがありましたら、お知らせ下さい。
なお、私は今回のシンポジウムではプログラム委員長の役割であり、そのような役割の立場で考えた運営上の問題についてもこの紹介で記述しています。その大部分は主催者全体での合意に基づいていますが、細部にはそれを越えて書いている部分があります。そのような記述も今後の計画に有益であろうと考えて書いているものです。
もちろんいろいろな考え方がありますから、私の考え方だけが正しいと主張するつもりはありません。学会での発表でも、学会の紹介でも、それぞれが自分の観点や主張を入れて述べることが、いろいろな考え方の交流を生み、新しい考え方を創り出すもとになるのだと、思っています。
そのような趣旨で、この記事は、「TRIZフォーラム」の欄に掲載しました。TRIZシンポジウムに参加された皆さんからもしご意見を寄稿いただきましたら、同様にこの「TRIZフォーラム」に掲載させていただきます。
この記事を和訳する時間がありませんので、ここにはその目次だけを掲載しておきます。詳しくは英文ページをお読み下さい。
1. シンポジウムの概要
2. シンポジウムを組織する (少しの前史を含めて)
3. 基調講演
4. 特別セッション: TRIZベンダー/推進者 4社による発表
5. TRIZの企業内導入と推進
6. TRIZの適用法
7. 実問題へのTRIZ適用事例
8. 総合討論 (その他のトピックス)
9. シンポジウムの性格: 「国内向け OR 国際的」 あるいは 「国内向け AND 国際的」
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最終更新日 : 2005.10.12. 連絡先: 中川 徹 nakagawa@utc.osaka-gu.ac.jp