TRIZフォーラム |
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デスクトッ
プパブリッシング (DTP) のノウハウ: 詳細資料 |
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中川 徹 (大阪学院大学) 2004年6月30日 | |
[掲載: 2004. 6.30] |
本プロジェクトの DTP (Desk Top
Publishing) の進め方 (案)
Mann
のTRIZ教科書翻訳プロジェクト
2003. 2.24
中川 徹
注: 参考文献: 『最新 Windows DTP
標準テキスト』 , 黒田聡, 永山嘉昭著,
日経BP社 (2002年5月), 2800円。
(1) プラットフォームはWindows 環境とし, Windows 2000/Me/XP を推奨する。
[文字セットがUnicode対応になっており,
文字化けを防げる。]
(2) 原稿作成, 推敲, レイアウトにはすべて MS Word を用いる。MS
Word 2000 以降を推奨する。
MS Word 95/97/98
ではプリンタドライバへの依存性があり,
レイアウトが変わることがあるので注意。
[原稿作成などに用いてもよいが,
レイアウトの仕上げのときには用いない。]
(3) 原稿の作成, 推敲, レイアウトにおいては, プロジェクトで作成した「テンプレート」を用い,
このテンプレートに従って
「スタイル」を指定することにより, 統一したフォーマットを実現する。
作業はすべてA4版で行い,
(A4版の第4稿PDFを作成して) 印刷時にB5版とする。
(4) 第1稿, 第2稿, および第3稿の途中までは, 段落単位での英和対訳方式を用いて,
訳の正確さを期し,
第3稿の半ば以後は,
和文のみとする。
(5) 第3稿完成時に, Adobe Acrobat 5.0x を用いて, PDF形式に変換する。
このPDF の注釈機能を用いて,
ネットワーク上でグループ作業による校正を行う。
[このためには, 校正担当者がAdobe Acrobat 5.0xを持つ必要がある。
そうでなければ, 通常のWordファイル上で修正・コメントし, 別に集計する。]
また, PDF による印刷のテストを行う。
(6) 第4稿完成時には, フォントを埋め込んだPDFファイルを作成し,
これを印刷・製本に回す。
[レイアウト用のソフトウェアを特別に使うことをしない。]
この第4稿 (完成稿)
以後は, 印刷・製本工程での修正は行わない。
(7) 上記の全過程を通じて, プロジェクト全体のためのサーバを運営して,
最新情報をプロジェクト内に速やかに連絡するとともに,
作業の遅れ/無駄を無くし,
誤りのデータの混入やバージョンの混乱などを防ぐ。
MannのTRIZ教科書翻訳プロジェクト
2003.
2.24
中川 徹
参考文献: 『最新 Windows DTP 標準テキスト』
, 黒田聡, 永山嘉昭著,
日経BP社 (2002年5月), 2800円。
文 字原稿の作成における注意事項:
(1) 注意事項:
(2) 和文においては, 以下の文字を使用する。
・ 全角漢字
・ 全角ひらがな
・ 全角カタカナ
・ 全角句読点 。 、
・ 全角カッコ
()「」『』❲❳ など
・ 全角四則演算記号 +−×÷=
・ その他の全角記号 ■●!@#$%^&?*”’・/:;〜… など (JIS非漢字)
(3)英文の部分では,以下のようにすべて半角文字を使用する。
・半角英数字
・半角カンマ,半角ピリオド , .
・半角カッコ ( ) [ ] {
} など
・半角四則演算記号 + - / =
・その他の半角記号 ! @ # $ % ^ &
? " ' : ; | など
・ ギリシャ文字を使うときは, Symbolなどのフォントを使って レイアウト工程で対応する。
(4)和文中に英数字が混在する場合は,つぎの例のように全角文字と半角文字を使い
分ける。
文章の例 | 全角を使用する | 半角を使用する |
(1) | () | 1 |
氏名を入力した場合<Return>で確定し、 | <> | Return |
「使用するデータベースの取扱説明書」 (Instruction Manual)を参照してください。 |
「」() | Instruction Manual |
コマンド(MOVE、START)において | ()、 | MOVE START |
コマンド(例:MOVE、START)の | ():、 | MOVE START |
選択/決定 | / | |
選択するselection/decision決定する | selection/decision |
[注意:
上記の「半角/全角」は, 「1バイト文字/2バイト文字」というのが厳密な区別である。
用いるフォント,およびソフト的な文字間隔の制御によってこれらの見かけは異なる。]
[注意:
なお, 中川自身の通常の用い方は,
上記のものと必ずしも一致しない点があるので, 翻訳の
テキストでない部分では上記の規約と違うことがある。また, この日常の馴れのために,
翻訳テキスト中に上記の表記規約と違うことが入って来る場合もあるので, 注意下さい。]
[注意:
上記の表記法は, 最終的には仕上げの「第4稿」できちんとしなければならない。
第1稿, 第2稿, および第3稿の途中までは, 見かけよりも中身が大事である。
できるだけ上記の表記法に従うようにするが, 細部の修正にエネルギーを使わないでもよい。]
(5) MS Wordで文書を作成・編集するときに,
各種の自動機能をオフにして,
操作する。
レイアウトの統一を守り, 各人の環境に依存しないようにするため,
以下の点に従うこと。
・
[ツール]の[オートコレクトのオプション]の設定をすべてオフにする。
[一括オートフォーマット]の設定はすべてオフにする。
ただし, 「変更しない項目」としての [標準, 本文以外のスタイル] はオンにしておく。
[入力オートフォーマット]の設定もすべてオフにしておく。
・ MS Wordに添付されているテンプレートは使用しない。
本プロジェクトで作成し,
指定したテンプレートだけを使用する。
・ MS Wordに添付されている標準スタイルは使用・流用しない。
本プロジェクトで作成したスタイル指定だけを用いる。
・ MS Wordの [ツール]の[オプション]の設定はオフにする。
・ 上記のほかにも, MS Wordの自動機能 はすべてオフにする。
(数値を自動的に計算する各種の機能など)
[注意:
これらの諸機能をオフにせずに使っていると,
MS Word が各種の設定を自動的に行って,
いろいろな変更を加え, 知らないうちにフォーマットが崩れてしまう。
MS Word 2000および MS Word 2002では, 上記のようにするとページレイアウトの環境依存性を
ほとんど排除できる。
MS Word 95/97/98 では, 上記を守ってもまだページレイアウトが環境によって変わる可能性がある。]
表 の作成についての注意事項
・ 表の作成においては, 原書の表の形式に準拠する。
・ 枠線は, 外枠および見出し部の区切り線をやや太くし, その他は細い区切り線とする。
・ 表のタイトルは表の上に書く。表のタイトルに各章内の通し番号をつける。
・ 表内のレイアウト, 表全体のレイアウトなどは,
第3稿ができてから,
第4稿にするときに最終的な仕上げをする。
[このため, 第1稿〜第3稿まででは,
表のレイアウトの細部にこだわらなくても良い。]
[大きな表は複数ページに跨がることがあるが,
MS Wordの自動レイアウト機能に任せることにし,
特別な分割表示を行わない(編集・レイアウトを容易にするため;
原書と同じ)。]
図 の作成についての注意事項
・ 図の作成においては, 原書の図のオブジェクトを活用し, その英文の説明を和文にするだけの変換を基本とする。
・ 図は, MS PowerPointを用いて, 編集する。
・
図は作業に用いるA4版の原稿に現れるべき実寸になるように
PowerPoint で作成する。
[MS
Wordに貼り付けるときに拡大/縮小すると鮮明でなくなるので,
いつも実寸で作る。]
・ PowerPoint
で作成した図のオブジェクトを,
MS Wordに貼り付けるには, 「形式を保存して貼り付け」を用いる。
[単純なコピーと貼り付けでは,
テキストボックスの中の配置などが崩れるので注意すること。]
・
原書の図はカラー版であり, 原稿ではカラーのままとする。
PDF出力時に,
「全色を黒にする」および「グレー256階調」のオプションを用いる。
このようにグレーにしたときに,
見やすいように, 必要なら原図の色を調整する (色の調整は第4稿で行う)。
このサーバは,
MannのTRIZ教科書の翻訳・出版作業をスムーズに効率よく行うことを目的と
して, プロジェクト全体で情報を共有しながら作業を進める場を提供するものです。
サーバの所在:
三菱総研内
創造開発イニシアティブ(ITI) のサイト内
アクセス法:
(1) ・・・・
(4) ID/パスワードで入る。
(5) 担当者ごとに登録したファイルのフォルダがあるので,
必要なファイルにアクセスする。
(6) ファイルの閲覧およびダウンロードが可能。
ファイルの登録:
(1) プロジェクトの各メンバーは, 自分の翻訳原稿,
推敲結果, コメント, その他をファイルで登録できる。
(2) ファイルは, MS Word, PowerPoint,
Excel, Access, PDF, HTML などの形式のもの。
(3) 登録したいファイルとその簡単な説明を,
電子メールでサーバ担当者に送付する。
説明項目: 作成者, 作成日, ファイル名, 内容の概要 (関連する章,
原稿の版, 参照対象, 趣旨など)
(4) サーバへの登録作業は担当者のみが行うので、作業は即日でないことが多い。
注意:
現在の運用ではいろいろな制約がありますが, ともかくこれで運用を開始します。
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